スポーツカー同士でのツーリングは、車間距離に要注意!その理由は?

公道を走るうえで、車間距離を適切に保つことは、とても重要ですし、教習所でも教えられてきました。それは、前方車両が何らかのトラブルによって急停車しても、衝突を避ける、事故の被害を最小限に抑えるなど、自動車を安全に運転するために大切なことです。しかし、スポーツカー同士のツーリングでは車間を空けることに、別の理由もあるようです。
スポーツカーの車間が大事とされるのはなぜ?
ある程度の車間距離を保つことは、なにもスポーツカーに限った話ではありません。
しかし、スポーツカー同士のツーリングでは、普通車では想像もつかないようなトラブルが起きてしまうこともあるのです。
「スポーツカーだとスピードが出やすいから、追突のリスクが高くなる?」というのも間違いではありません。「前の車にぴったりつくと煽られていると勘違いされる?」そんなこともあるかもしれませんね。
そしてなかには、スポーツカー同士のツーリングで思わぬ恐ろしい事態に発展することもあるのです。
マフラーが火炎放射器に?
かつて、停車中に空ぶかししていると、テールエンド付近から炎が噴き上がり、それがボディに引火してしまった事件がありました。しかも、後続車が声を上げたりクラクションを鳴らしたりしていますがドライバーは気づかずに空ぶかしを続けていたそうです。
結果、残念なことに最後は車両全体が炎上してしまいます。こういった車両火災の多くは、温度が上がったマフラーにエンジンから漏れたオイルが引火することで引き起こされます。事件を引き起こした車も、そんなケースだったのではないかと思われます。
またマフラーからのアフターファイアも、ボディに引火することがありますし、停車中に空ぶかしを行っていたところ火炎放射器のように炎が噴き出し、すぐ後ろに止まっていた仲間の車両のボディを焦がしてしまうなんてこともあります。最悪の場合は、「炎がガソリンやオイルに引火して...」なんていう事態も想像してしまいます。
せっかくの愛車が、目の前で丸焦げなんて頭が真っ白になってしまいますね。