同じパナメーラで1,400万円以上の差!? グレード間の価格差を解説

ポルシェ パナメーラ

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新型がリリースされるポルシェ パナメーラ。高級セダンとして独特の存在感を放っているモデルですが、グレード間の価格差がなんと1,400万円以上にもなるのです。この差はいったい何なのでしょう!?
Chapter
2代目パナメーラのグレード比較表
幅広いラインナップが魅力のパナメーラ
「パナメーラ」と「パナメーラ ターボ エグゼクティブ」の違いは?
パナメーラ ターボ エグゼクティブ
ポルシェの「ターボ」へのこだわり

2代目パナメーラのグレード比較表

型式 新車価格 中古車価格 販売開始年月 車両重量 乗車定員 ドア数 排気量 駆動方式 燃料 燃費 トランスミッション ハンドル 全長×全幅×全高 最小回転半径 前輪サイズ 後輪サイズ 福祉車両
Porsche パナメーラ 2.9 PDK - 1,466万円 195.9〜1,850万円 2024年4月1日 1,885kg 4名 5ドア 2,894cc リア 無鉛プレミアム - DCT (8速) 5,052×1,937×1,423mm 5,950mm 265/45R12 295/40R12 -
Porsche パナメーラ ターボ エグゼクティブ PDK 4WD ABA-G2J40AX 2,710.3万円 195.9〜1,850万円 2020年7月1日 2,175kg 4名 5ドア 3,996cc 4X4 無鉛プレミアム 10km/L (JC08) DCT (8速) 5,200×1,935×1,430mm 5,600mm 275/40R14 315/35R14 -

幅広いラインナップが魅力のパナメーラ

新型となるポルシェ パナメーラには、なんと15ものグレードがあります。基本グレードの「パナメーラ」、AWDの「パナメーラ4」、よりスポーティな「パナメーラS」「パナメーラ4S」、ハイブリッド「パナメーラE」、最上級グレードの「パナメーラターボ」などといったグレードヒエラルキーとなっています。

そして価格は、基本グレードの「パナメーラ」が1,132万円であるのに対し、パナメーラ ターボ エグゼクティブは2,540万円となっており、その差は1,400万円以上。

また最上級グレードの「パナメーラ ターボ SEハイブリッド エグゼクティブ」はさらに高額になると思われますので、かなりグレード間でも装備やパワーユニット等の違い、差別化があるのではないでしょうか。

いずれにせよ、選択肢が多いのはユーザーにとっては嬉しいことではありますが、おいそれと手を出せる額でないですね…。

「パナメーラ」と「パナメーラ ターボ エグゼクティブ」の違いは?

「パナメーラ」と「パナメーラ ターボ エグゼクティブ」のスペックをチェックしてみましょう。

■パナメーラ
2,995cc V型6気筒ターボエンジン
最高出力(EEC):243kW(330ps)/5,400-6,400rpm
最大トルク(EEC):450N・m/1,340-4,900rpm
最高速度:264km/h
0-100 km/h加速:5.7秒 (スポーツクロノパッケージ装着時5.5秒)
トランスミッション:PDK 8速ミッション
駆動方式:FR

■パナメーラ ターボ エグゼクティブ
3,996cc V型8気筒ツインターボエンジン
最高出力(EEC):404 kW(550ps)/5,750-6,000rpm
最大トルク(EEC):770N・m/1,960-4,500rpm
最高速度:306km/h
0-100 km/h加速:3.9秒 (スポーツクロノパッケージ装着時3.7秒)
トランスミッション:PDK 8速ミッション
駆動方式:AWD

グレードヒエラルキーとして当然、「ターボ エグゼクティブ」にはより強力な4.0L V8ツインターボエンジンが搭載されています。つまるところ、「エンジンを載せ替えて足回り等を換装したハイスペックモデルなんでしょう」と思われるかもしれません。確かにそう言えなくもないのですが、スペックをよくみてみると、ポルシェならではの拘りが見えてくるのです。

パナメーラ ターボ エグゼクティブ

ポルシェの「ターボ」へのこだわり

「パナメーラ」と「パナメーラ ターボ エグゼクティブ」のスペックは先に述べた通りです。では次に、ボディサイズに注目してみましょうか。

■パナメーラ 
全長5,049mm×全幅1,937mm×全高1,423 mm ホイールベース2,950mm

■パナメーラ ターボ エグゼクティブ
全長5,199mm×全幅1,937mm×全高1,428mm ホイールベース3,100mm

エグゼクティブの全長およびホイールベースがちょうど150mm長い事がわかります。これが何を意味するかといえば、パナメーラとパナメーラ ターボ エグゼクティブ(および全エグゼクティブグレード)ではプラットフォームを別にしつらえている、という事です。

ターボ仕様はハイパワーエンジンによって300km/hを超える最高速を発揮しています。さらにエグゼクティブは、より高速クルーズに適した特性が必要であり、直進安定性、振動の軽減、より快適性を向上させるべくホイールベースを延長させているわけです。

基本パーツは共通とはいえ、全長が違えばボディパーツも当然別に用意しなければならないわけで、つまりパナメーラとパナメーラ ターボ エグゼクティブは限りなく「別モデル」という事もできるわけです。

同一車種であってもこのようにプラットフォームを変えているのは流石ポルシェというべきでしょう。

しかしそれでも1,400万円の価格差…パナメーラ一台分以上の価格差なのですから、やはりパナメーラ ターボ エグゼクティブとパナメーラは、ほぼ別モデル…というほどの違いがあるといえるかもしれませんね。


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