やはり日本人はドイツ車に憧れが強い?

どんな商品であれ、ブランドで選ぶという傾向はあるでしょう。ここ日本では、そうした消費行動が顕著であるともいえます。自動車も同様で、高級ブランドといえるメーカーはやはり欧州、ことさらドイツがその象徴ともいえます。日本人はやはり欧州車への憧れが強いということなのでしょうか。

インポートカーのブランド力を高めたヤナセの功績

ヤナセは1915年に設立され、戦前から日本に輸入車事業を行っていた、由緒ある会社です。戦前より富裕層に訴求するインポートカーを展開していたというのも凄い事実ですよね。

戦後高度成長期の1965年、日本への自動車輸入が完全自由化された後も、メルセデス・ベンツをはじめとする高級車を強調するブランド戦略を日本で展開し、輸入車=高級、という価値観を生み出したともいえるでしょう。

また、国産メーカーと違ってメンテナンスに難があるのが輸入車。これに対してもきめ細やかな対応を行い、販売網を展開していったことが、今日における「ドイツ車神話」の要素の一部を成しているのは間違いありません。

現在のヤナセは、各インポーターに輸入権を譲渡し、ディーラーとしての展開のみとなっています。

このように日本における輸入車販売の歴史のなかから、ドイツ車のブランド力が萌芽し定着していった、といったところでしょうか。もちろん、実際に精度の高いプロダクトを提供しているブランドだから、ということも付け加えるべきでしょう。

今後、このドイツ御三家に、日本の高級自動車メーカー、レクサスがどこまで勝負していけるか、というのも注目すべき点かもしれません。