かつては存在した軽トラックのターボモデル…なぜなくなったのか?

かつては存在していたこともあるターボ付の軽トラックですが、現在はどのメーカーもターボモデルをラインナップしていません。軽乗用車にはほとんどのモデルにターボエンジンの設定がありますが、なぜ軽トラックにはないのでしょうか?

車両価格の高さ

ターボモデルは、軽トラックに限ったことではありませんが、一般的に車両価格が高くなります。スポーツタイプの車や高速走行の多い車であれば、多少高くなってもターボ付きの車を買う人も多いでしょう。

しかし、実用性と機能性を重視する軽トラックは、価格が安いことや燃費が悪くないこともかなり重要なのです。

言い替えれば軽トラックを使うシーンに、値段の高いターボは必要ない、ターボを求められていない、ということになるのでしょう。

実用性

軽トラックの主な用途は、農作業や漁業、林業などの第一次産業です。田んぼの狭いあぜ道、浜辺や漁港まわりの小道、山の中の狭い林道…このようなシーンが軽トラックの活躍の場。

そしてその軽トラックに乗っているのは、多くの場合高齢者になります。おじいさん、おばあさんの老夫婦が二人で軽トラックに乗って仕事場に向かう様子は、田舎では普通に見られます。彼らはパワーがあって、扱いにくいターボ付きの軽トラックなど必要としていませんね。

車両価格の高さや燃費の悪さに加えて、パワーが出過ぎることで砂利道でスリップしたり、オイル管理などのメンテナンスが大変になったり…そういった理由からターボのない軽トラックのほうに、人気が集まったのでしょう。

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