次期BRZにはターボもSTIも設定されないのか?

【東京オートサロン2017】スバル

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トヨタと共同でスバルが開発した86/BRZ。世界中のスポーツカーファンが、諸手を挙げて歓迎したモデルといえるでしょう。

その心臓部には、スバルWRXなどでお馴染みの水平対向エンジンが搭載されています。はたして、さらなるハイスペックモデルは登場するのでしょうか?

※ 2017年2月時点
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なかなか出ないBRZ「STI」仕様
BRZ STI仕様はリリースされるのか!?
今後のモデルチェンジでどう変化するか…

なかなか出ないBRZ「STI」仕様

スバルとトヨタが共同開発した86/BRZのデビューは2012年。2.0L水平対向エンジンを搭載した、本格FRスポーツカーとして多くの支持を得たモデルです。

ただしエンジンは、200psを出力する自然吸気エンジン仕様のみ。おそらく多くの方々は「WRX用のターボエンジン搭載モデルが出るのは時間の問題だ」こう思ったことでしょう。

しかしその期待を裏切るように、トヨタからもスバルからも、ハイパフォーマンスモデルの発表はありません。

これにはいくつか理由があると考えられますが、おそらく、往年のトヨタ86のコンセプトに近い、自然吸気エンジンのレスポンスで軽快な走りを楽しむモデル、かつ環境性能も考慮した現代のスポーツカーである、そんな要件が、86/BRZには織り込まれていたためではないでしょうか。

加えていえば、ハイスペック化すれば、ボディや足回りなど、多くの見直しと改良が必要となり、価格も一気に跳ね上がります。そのため、本来のコンセプトから外れてしまうという事情もありそうです。

他方でスバルは、STIというスポーツ色の強いブランドが、ある一定のファンを獲得しているため、ハイスペックモデルを出したくて仕方なかったのではないでしょうか。その存在は、スバルブランドの競争力にも繋がるものだからです。

BRZ STI仕様はリリースされるのか!?

2017年の東京オートサロンにスバルは「SUBARU BRZ STI Sport CONCEPT」を出展しました。

このコンセプトモデルは、SUBARU BRZ  GTをベースに、アルミホイールを18インチ化、STI Sport 専用の内外装パーツを装着することで、SUBARU BRZ のコンセプト「Pure Handling Delight(ピュアハンドリングディライト)」をさらに高めて、上級スポーツカーに仕上げたとのこと。

以前より308馬力仕様のターボエンジンを搭載したBRZ STIが出る、という噂があっただけに、少々肩透かしを受けたのも正直なところです。

86/BRZは、前述のようにトヨタとスバルが共同開発したモデルであり、車体をトヨタ、エンジンをスバルが、という単純な図式で出来たモデルではなく、開発費を両メーカーで折半したともいわれています。つまり86とBRZは、スバルがトヨタグループに組み入れられたからこそ出来た車ともいえますね。

そう考えると、ハイスペックモデルが登場するか否か、というのはトヨタサイドの意向も大きく影響しそうです。BRZのみにハイスペックのターボ仕様をラインナップするのであれば、競争力は一気にBRZ(スバル)サイドに傾きます。

姉妹車である以上、当然マーケットでも競合する存在。となると筆頭株主のトヨタとしては、「フライングするなよ」なんてことをいう権利があるわけです。まあもし、本当にそうした理由で、ハイスペックのSTI仕様が出ないのであれば、残念な話になってしまいますね。

今後のモデルチェンジでどう変化するか…

2016年にマイナーチェンジを行ったBRZ。86とともに行うであろうフルモデルチェンジは、2018年とも噂されています。その際に1.6Lターボを搭載、ダウンサイジング化を図るのでは、とも言われています。

ファンとしてはフルモデルチェンジを機に、ハイスペック仕様のBRZ STIをラインナップしてほしいと切に願うところですね。
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