試乗して気づいたトヨタCHR/C-HRの3つの欠点&不満とは?

トヨタ C-HR 2017

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クーペのような伸びやかなデザインが特徴のトヨタのコンパクトSUVCHR/C-HR。
個性的なデザインばかりが注目を集めているCHR/C-HRですが、ザックス製のショックアブソーバーを採用するなど乗り心地やドライビングフィールもかなり良いように感じました。

このように基本的な乗り心地やドライビングフィールは良かったのですが、実際に運転をしていて欠点&不満に感じた部分もいくつかありました。

今回のCHR/C-HRの試乗で私が欠点・不満に感じた事を包み隠さずお話したいと思います。
2018/1/25
Chapter
トヨタCHRの欠点1:ドライブモード

トヨタCHRの欠点1:ドライブモード

トヨタのCHR/C-HRでは、ハイブリッド車・
ガソリン車ともに次の3つのドライブモードが用意されています。

・ノーマルモード
・スポーツモード
・エコモード

運転の状況やシチュエーションなどによってドライブモードを変更できるのは、とても嬉しいのですが、この新型SUVではドライブモードの変更がちょっと面倒…。私は最初どこにドライブモード変更スイッチがあるのか探しちゃいました…。

C-HRのドライブモードの変更方法とは?

C-HRでは、マルチインフォメーションディスプレイ内にドライブモードの切り替えスイッチを用意。

ハンドルの右側にあるこのマルチインフォメーションディスプレイの表示スイッチを押してドライブモードを選択すると、このような画面になり、ドライブモードを変更する事が可能です。
なので、ドライブモードを変更するまでに何回かハンドルの右側に備わっているステアリングスイッチを操作する必要が…。また、運転中、ドライブモードを切り替える際は、メーター&マルチインフォメーションディスプレイに目を落とす必要があります。

■CHRのマルチインフォメーションディスプレイのスイッチ
トヨタのクルマでは、このようにドライブモードスイッチを用意している車種もあります。
このようなデザインの方が運転中に操作がしやすくて良いで良いですよね。

どこにあるのか分かりにくく、また、操作性にも劣るCHR/C-HRのドライブモードは、このクルマの欠点・デメリットの一つなのかなと思いました。

トヨタCHRの欠点2:ガソリン車のアイドリングストップ

ターボエンジンを搭載したCHR/C-HRのガソリン車は、ヨーロッパで人気のオーリス(Auris)と同じ1.2リットルエンジンを搭載しています。
このクルマの車体重量は1,470kgあり、また、ハイブリッド車と比較すると30kgも重たいので、1.2リットルエンジンでパワーや加速力は大丈夫なのかなと心配していました。

しかし、街中を運転する普段使いでは特にパワー不足を感じず、思ったよりも快適。当然ハイブリッド車よりも静寂性は劣りますが、よりキビキビとしたスポーティーな走りが楽しめるのが、このガソリン車のメリットだと思いました。

このようによりメリハリの効いた走りを楽しめるCHR/C-HRのガソリン車ですが、試乗をしていて気になったのは、アイドリングストップが用意されていない事。
このクルマのガソリン車はFF車のラインナップがなく4WDのみとなっており、売れ筋グレードと言うよりはクルマの運転が好きな人をターゲットにしているようです。

しかし、今回新発売されたCHR/C-HRはプリウスと異なりハイブリッド車の4WDの設定がないだけに、降雪地域に住んでいる人などガソリン車の4WDを選ぶお客さんもいると思います。

この事を考えると、ガソリン車にアイドリングストップを装備するなど、ガソリン車の燃費の向上についてももう少し考慮しても良かったのかなと思いました。

停車中の乗り心地もハイブリッド車とガソリン車で若干異なる

このようにCHR/C-HRのガソリン車ではアイドリングストップ(アイスト)が装備されていないため、赤信号などで停車している時の乗り心地・快適性が若干異なります。

ハイブリッド車の場合、ハンドルやシートから微振動が伝わる事なくとっても停車時はとっても快適なのですが、アイドリングストップ(アイスト)が装備されていないガソリン車では、停車中、若干の微振動が伝わってきます。
私はハイブリトッド車を試乗してからガソリン車を運転したので、この微振動が余計に気になりました。

このガソリン車の停車中の感じやアイドリングストップが装備されていない事は、運転をしていて少々残念でした。

トヨタCHRの欠点3:後方の視界

C-HRの一番の欠点・デメリットと言えば、何と言っても後方の視界の悪さ。

このクルマの競合車・ライバル車のホンダのヴェゼル/ベゼル(VEZEL)も後方の視界はあまり良くありませんが、このクルマの後方視界はさらに悪いです。

試乗をした時にディーラーさんに教えて貰ったのですが、このクルマの斜め後方と真後ろの死角は、トヨタの社内的な視界の基準を何とかクリアしたレベルのようです。

私が実際にこのクルマを試乗して気になったのは、斜め後方の視界。

特に斜め後方はこのように死角が多いため、後方から接近してくるクルマの目視がしにくくなっています。
C-HRはボディサイズが小さく運転がしやすいコンパクトサイズのSUVにも関わらず運転にかなり気を使います。また、斜め後方の死角が多いため、車線変更や合流など運転をしていて不安になる事もありました。

この真後ろ・斜め後方の視界の悪さは、このクルマの最大の欠点・デメリットだと思いました。

ちなみに、試乗する前にディーラーさんから「このクルマは後方視界が良くないので、気を付けて運転してくださいね。」
と、言われました。私は色々なクルマを試乗させてもらっているのですが、このように言われたのは、初めて…。

このようにCHR/C-HRは後方の視界が悪いので、試乗する際は、注意をして運転をしてくださいね。

また、このクルマの前方&後方の視界性に関しては、こちらの記事に詳しくまとめているので、もしよかったら参考にしてみてくださいね。
今回トヨタから新発売されたCHR/C-HRは乗り心地やカーブを曲がる時の素直な反応など基本的な走破性はとても良いと感じた部分も多いのですが、このような欠点・デメリットもありました。

特に安全面を左右する後方視界があまり良くないのは、試乗をしていてとても気になりました。

もしCHR/C-HRの購入を検討している方は、試乗の際、視界性やドライブモードの切り替えスイッチの操作性などをしっかりと確認してみてくださいね。
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