同じFR車でマークXとBMWは何が違うのか?

トヨタ マークXが2016年11月22日に「ビッグマイナーチェンジ」を受けました。これに伴い、機能はもちろん、質感・デザインもブラッシュアップされました。よりFRセダンとしての魅力が高まったといえましょう。さて、同じセグメントのセダンといえばBMWの3シリーズあたりが思いつきますが、両者を比較してみましょう。

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最終進化を遂げた!?2代目「トヨタ マークX」
BMW3シリーズとトヨタ マークXの類似・相違点とは?
スポーツ性とコストパフォーマンスの高さが魅力のマークX

最終進化を遂げた!?2代目「トヨタ マークX」

マークX 250G

2016年11月22日にマークXは2度目のマイナーチェンジを行いました。フロントマスクも刷新、よりシャープなテイストが奢られています。また衝突回避支援パッケージ、「Toyota Safety Sense P」を全車に標準装備したのも今回のビッグマイナーチェンジのトピックといえましょう。

恐らく、今回のマイナーチェンジが2代目マークXの最後の進化になると思われます。というのもこの秀逸なFRセダンのデビューは2009年。もうモデルライフ8年を迎えており、フルモデルチェンジが近い…ともいえますし、ともするとカタログから消える…なんて噂もあります。貴重なFRセダンだけになんとか生き残って欲しいと願うところです。

さて、そんなFRセダンマークX、購入する際に比較する場合は欧州Dセグメントセダン、ということになるかもしれません。ちょうどBMW3シリーズがそれにあたるといえましょう。

BMW3シリーズとトヨタ マークXの類似・相違点とは?

BMW 318i 2016(3気筒)

BMW3シリーズとマークX、いずれもFRセダンです。サイズも全長がマークXのほうがやや長いものの、それ以外はほぼ同サイズ。日本で乗るには程よいサイズのセダンとなっています。

6代目となるBMW3シリーズは、8速ATという多段ミッションを採用しており、これはJC08モードで16km/L(320i)という燃費性能に役立っています。

また、2016年にはダウンサイジングの1.5L直列3気筒ツインパワー・ターボ・エンジンを搭載した318iを追加。燃費17.2km/Lを実現しました。

マークX

一方、トヨタ マークXは、2.5L、3.0LともにV6エンジンを搭載。またモデリスタによる3.5Lスーパーチャージャー仕様(なんと360PS)も存在しました。ミッションは6速AT/MTを採用。今回のマイナーチェンジで、クラウン等に採用されている2.0Lターボエンジンの採用が噂されましたが、残念ながら見送られたようです。

ダウンサイジング化というよりは、あくまで今モデルは「キープコンセプト」でブラッシュアップを行ったというわけです。JC08モード燃費は11.8km/L(2.5L仕様)と、この点はダウンサイジングをしていない影響があるものの、快適な走行性能は担保されています。

いずれにせよ、マークXは「FRスポーツセダン」と銘打っているだけあって、スポーツ性という点では少し分があるかもしれません。

スポーツ性とコストパフォーマンスの高さが魅力のマークX

マークX

ある種のエンスージアストであれば、マークXとBMW3シリーズを購入の際に比較することはないかもしれません。確かにそれだけBMWのブランド力というのは確かなものがあり、トヨタであればレクサスあたりでないと正直比較対象とすべきではないかもしれません。

しかしマークXも質感の高い優良なFRスポーツセダン。265万円からチョイスでき、「モノづくり日本」の良心、というべきモデルといえるでしょう。なにせ、BMW3シリーズは400万円以上のラインナップとなっているのですから。

あまり遭遇したくありませんが、警察も高速隊にマークXを導入しています。覆面仕様を見た方も多いかもしれませんね。しかしこの事実は、マークXの高いポテンシャルの証左でもあります。

モデル末期かもしれないマークX。日本のモノづくりの良さが詰まったFRスポーツセダン、一度ディーラーに行ってみる価値アリ、と断言しておきましょう。