30型ソアラは2JZ-GTE型エンジン搭載でR35GT-Rにゼロヨン勝負で勝てる!?
更新日:2024.09.09
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日本車は海外でもチューニングベースとして愛されているのはご存じの通りです。しかしソアラでR35GT-Rにゼロヨン勝負で勝ってしまったマシンがあるのをご存じでしょうか。しかもドライバーは素敵な女性なのです…。
【動画】30型ソアラvs R35GT-R!!
ロシアで行われたゼロヨンGPの動画が公開されているのですが、この動画ではグリーンのR35GT-Rとブルーの30型ソアラが対決。スタートからソアラがGT-Rを突き離し、ゴール付近で火を噴き若干炎上しながらゴールするという、ドラマティックな結末となっています。
タイムはなんと8秒431…。凄まじいタイムを記録しています。ゼロヨン仕様のR35GT-Rに勝利するのですから、相当なカスタマイズを施しているのは間違いありませんね…。しかもこのソアラのステアリングを握っているのは女性ドライバーだったのです。
強烈なソアラを操っていたのは…
このソアラのステアリングを握っていたのは「Maria Panova」さん。1979年生まれで、2006年よりロシアのレースRDRCに参戦開始をしたそうです。2011年にロシアでのチャンピオンシップ3位、2012年に同2位、この動画である2015年に、 8秒431、最高速273.45kmを達成しています。また2011年には8秒233を記録しており、才能というべきか、凄い女性レーサーですね…。
彼女のソアラのエンジンはスープラでお馴染みの2JZ-GTEが使用されています。通常のソアラはノンターボの2JZ-GEエンジンか、ターボの1JZ-GTEのラインナップでしたから、ゼロヨンに参戦する為に換装したものでしょう。
軽量化は勿論、ミッション、大径タービンに換装、1600馬力を誇るのだとか。ゼロヨンでのカスタムはR35GT-Rよりも2JZ-GTEエンジンのほうがノウハウがあるようですね。実際北米でもスープラでゼロヨンに挑んでいる方が多数いるのも事実。
彼女のソアラのエンジンはスープラでお馴染みの2JZ-GTEが使用されています。通常のソアラはノンターボの2JZ-GEエンジンか、ターボの1JZ-GTEのラインナップでしたから、ゼロヨンに参戦する為に換装したものでしょう。
軽量化は勿論、ミッション、大径タービンに換装、1600馬力を誇るのだとか。ゼロヨンでのカスタムはR35GT-Rよりも2JZ-GTEエンジンのほうがノウハウがあるようですね。実際北米でもスープラでゼロヨンに挑んでいる方が多数いるのも事実。
海外チューナーに愛される2JZ-GTE型エンジン
この90年代の名機といえる2JZ-GTEエンジンは、排気量2997cc,、直列6気筒DOHC 24Vツインターボエンジンで、最高出力は280ps(206kW)/5600rpm、最大トルク46.0kgm(451Nm)/3600rpmを発生します。 これはもちろん、日本の馬力規制により意図的に抑えられている数値に過ぎません。
このエンジンは、「アリスト」、「スープラ」といった90年代の名車の心臓となっております。ゼロヨンなどに使用される際には1000馬力を優に超えるようなチューニングも行われており、その理由として、過給による燃焼エネルギーの増大に対しての余裕が大きい事が挙げられています。非常に頑丈なエンジンブロックなのですね。
このエンジンは、「アリスト」、「スープラ」といった90年代の名車の心臓となっております。ゼロヨンなどに使用される際には1000馬力を優に超えるようなチューニングも行われており、その理由として、過給による燃焼エネルギーの増大に対しての余裕が大きい事が挙げられています。非常に頑丈なエンジンブロックなのですね。
また同時期のライバルともいえる日産 RB26DETTエンジンに比べても、排気量によるアドバンテージもあり、低速域のトルクが勝るため、ゼロヨン等の短距離加速にも向いているとされています。こうした特性は日常使用にも適しています。
こうした理由から、海外のチューナーはこぞって2JZ-GTEエンジンを使用しているようです。またこのエンジンを搭載したスープラは北米でも販売されていたので、RB26DETTよりも入手しやすくチューニングノウハウ、またアフターマーケットパーツが充実、熟成されていったと想像できますね。
こうした理由から、海外のチューナーはこぞって2JZ-GTEエンジンを使用しているようです。またこのエンジンを搭載したスープラは北米でも販売されていたので、RB26DETTよりも入手しやすくチューニングノウハウ、またアフターマーケットパーツが充実、熟成されていったと想像できますね。
北米や海外で人気の日本製スポーツカー…
以前から紹介しているように、日本メーカーのスポーツカーはいまだに海外で人気があります。それは(特に北米では)良いターボエンジンが少ない、という点が挙げられます。税制度の関係から日本では小型で性能の良いターボエンジンを作る文化があります。しかし海外では税制度が異なる事から、V8大排気量のようなエンジンを搭載するケースが多く、これにスーパーチャージャーを後付するより過給の術はありません。
その点、日本車はもとより高性能のターボエンジンを搭載している車種が多く、タービン交換やECUチューニングで手軽に大馬力が手に入るメリットがあります。加えていえば安価である事も、モータースポーツに利用しやすい理由になっているでしょう。そのチューニング用ターボエンジンの最高峰が2JZ-GTE、といったところなのでしょうね。
しかし絶版である2JZ-GTEエンジンには限りがあります。北米のチューナーは間違いなくまだ日本に残存しているこのエンジンを狙っているといえそうです。
その点、日本車はもとより高性能のターボエンジンを搭載している車種が多く、タービン交換やECUチューニングで手軽に大馬力が手に入るメリットがあります。加えていえば安価である事も、モータースポーツに利用しやすい理由になっているでしょう。そのチューニング用ターボエンジンの最高峰が2JZ-GTE、といったところなのでしょうね。
しかし絶版である2JZ-GTEエンジンには限りがあります。北米のチューナーは間違いなくまだ日本に残存しているこのエンジンを狙っているといえそうです。
アリストは1991年製、80スープラは1993年製ですから、もうあと数年で「25年ルール」が適用され、右ハンドルのまま北米に輸出できるようになってしまいます。恐らく、こうした事情もあいまって日本から2JZ-GTEエンジンは急速に姿を消していく可能性があるでしょう…。
もしかしたら貴方の乗っていたクルマのエンジンが、海外のレースで使われる事になるかもしれません。
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