ホンダ「シビック」の内装(インテリア)の使い勝手をプロが徹底解説 運転席や後部座席の特徴とは?【プロ徹底解説】

シート

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2021年に発売されたのが現行型となる11世代目の「シビック」です。2024年9月にマイナーチェンジが行われ、グレード編成が一部変更となっています。そんな最新の「シビック」の内装(インテリア)を徹底解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
「シビック」の内装の特徴
「シビック」の運転席
「シビック」の助手席
「シビック」の後部座席
「シビック」の荷室
「シビック」の収納
「シビック」のグレードごとの内装の違い
「シビック LX」の内装
「シビック EX」の内装
「シビック RS」の内装
「シビック e:HEV LX」の内装
「シビック e:HEV EX」の内装

「シビック」の内装の特徴

11代目「シビック」のクルマ全体としてのコンセプトは「爽快」です。単なる移動の手段ではなく、爽やかな体験をもたらす特別なクルマであることが目指されています。インテリアは「爽やかな朝」をテーマに作り上げられています。爽やかな朝に欠かせない要素として「清潔性」「リズム」「刺激」が抽出され、それにそったインテリアがデザインされています。
特徴は、視覚的ノイズを最小限に抑えられたクリーンなデザイン。そして、広く、見やすい視界です。また、新開発フレームを採用したシートや内装の高いクオリティなど、仕上げの良さも特徴と言えるでしょう。

「シビック」の運転席

「シビック」の運転席に座って、すぐに気づくのはスッキリとした視界の良さです。インパネのデザインはシンプルなもので、視覚的なノイズが徹底して排除されています。
水平基調のインパネデザインの流れは、低く抑えられたベルトラインや、窓から見えるフロントフェンダーに続いてゆきます。フロントピラーの下の端が先代よりも50㎜後方になったことで、水平視野角は先代よりも3度広がった約87度に。抜けの良い前方視界が確保されています。

「シビック」の助手席

助手席の前には、特徴的なパンチングメタルのエアコンアウトレットが配されています。新しい「シビック」のインテリアに、クリーンなイメージを与えます。
運転席と助手席のシートには、ボディースタビライジングシートが採用されています。これは腰回りを樹脂製マットで支える構造になっており、均一感があり、高いサポート性のある座り心地が実現しています。
シート表皮には、2種類のコンビシートが用意されています。軽快でカジュアルなプライムスムース×ファブリックと、上質感のあるプライムスムース×ウルトラスエードです。

「シビック」の後部座席

後席は、フロントシートとの統一感を重視しながらも、不要なラインを排除したシンプルなデザインが採用されています。これも「爽快」というテーマに則ったものと言えます。後席の表皮は、背もたれの背面上まで回し込まれており、荷室側から室内を覗いたときに、すっきりと見えるようになっています。

ホイールベースが先代よりも拡大したため、前席乗員と後席乗員の距離が35㎜拡大。後席における居住性が向上しています。

「シビック」の荷室

荷室の容量は、床下収納をあわせて452リッター。クラストップレベルを実現します。床下収納は42リッターを確保されています。先代と同様に、9型ゴルフバッグ3個を、カーゴカバーエリア下に収納することができます。



テールゲートの開口部最大寸法は、先代よりも23㎜拡大した左右1159㎜。テールゲートの開放軌跡は先代よりも37㎜短縮。クルマの後ろ側で、より狭いエリアでテールゲートの開け閉めができるようになっています。

「シビック」の収納

運転席と助手席の間のセンターコンソールには、2つのドリンクホルダーと、大型スマートフォン対応センターポケット、ポップアップ式アームレスト付きコンソールボックスが配置されています。センターポケットには、USBジャックとスマートフォンのワイヤレス充電器(Qi規格)などが用意されています。

それ以外にも、助手席側のグローブボックス、ドリンクホルダー付きドアポケット、助手席側シートバックポケットなどの収納が用意されています。

「シビック」のグレードごとの内装の違い

「シビック」のインテリアは、グレードごとに若干の違いが存在します。内装色とシート素材もグレードによって異なります。

「シビック LX」の内装

「シビック LX」は、エンジン車のスタンダードグレードとなります。内装色は、ブラックのみ。コンビシートはプライムスムース×ファブリックとなります。

「シビック EX」の内装

「シビック EX」は、エンジン車の上位グレードです。内装色はブラックのみ。コンビシートはプライムスムース×ウルトラスエードです。

「シビック RS」の内装

「シビック RS」は、2024年9月のマイナーチェンジで新しく設定されたスポーツグレードです。6速MT専用で、エアコンアウトレット、本革巻きアルミシフトノブ、シートに赤いピンストライプ加飾やステッチが施されています。内装色はブラックのみ。コンビシートは、プライムスムース×ウルトラスエードです。

「シビック e:HEV LX」の内装

「e:HEV LX」は、ハイブリッド車のスタンダードグレードです。インテリアカラーはグレー。シートは、プライムスムース×ファブリックとなります。

「シビック e:HEV EX」の内装

「e:HEV EX」は、ハイブリッド車の上位グレードです。インテリアカラーはグレーとブラックの2色。コンビシートはプライムスムース×ウルトラスエードです。
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