三菱自動車「トライトン」の月間・年間の維持費はどれくらい? 1ナンバーなので新車納車後2年分の維持費と初回の車検代を試算!【プロ徹底解説】

GSR

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三菱自動車が2024年2月に発売した新型ピックアップトラックの「トライトン」。その新車を購入した後にかかる維持費を試算してみました。試算の対象は上位グレードの「GSR」。最低限度に必要な項目をピックアップして、納車後から、最初の車検まで、車検費用を含む維持費となります。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
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「トライトン」の月間維持費は3万8305円程度
トライトンの維持費の内訳

「トライトン」の月間維持費は3万8305円程度

三菱自動車のピックアップトラックの「トライトン」は1ナンバー車なので、新車購入後に2年で最初の車検がやってきます。その後は、車検は毎年行うことになります。今回は、新車が納車されてから2年後の車検までの間と、最初の車検にかかる最低限の維持費を試算しました。項目の内容は「税金(自動車税)」「保険」「燃料費」「メンテナンス代」、そして車検時にかかる「重量税」「自賠責保険」となります。
その総額は、91万9340円。24か月を均等割りすると3万8305円となります。

<トライトンの2年間の維持費>
自動車税        32000円
自動車保険     469040円
燃料費           274350円
メンテナンス費用   114750円
重量税(車検時)       12300円
自賠責保険(車検時) 16900円

合計  919340円

トライトンの維持費の内訳

「トライトン」の自動車税(種別)

「トライトン」の自動車税は、1ナンバーの積載量1トン以下なので年額16000円になります。これが、毎年、春に請求されます。つまり、最初の車検が来るまでの2年間には2回分、32000円となります。

「トライトン」の任意保険料

自動車保険は、保険内容と保険を掛ける人の経歴、車種、さらには同じ内容でも保険会社によって異なります。なので、この数字は、あくまでも目安となります。
今回、25歳の人が、初めての自動車保険に加入した条件を、インターネットで見積を取りました。すると、総額は年間で234520円。このうち、車両保険は160910 円となります。1年ごとに保険をかける必要があります。
また、自動車保険は1年間に利用がない場合、翌年は割引されますが、今回は目安として割引なしで計算します。すると、2年間で必要な自動車保険料は、469040円になります。

「トライトン」の燃料代

「トライトン」の燃費性能は、11.3㎞/l(WLTCモード)となります。この性能で、年間1万㎞を走行したときの燃料代を計算してみます。必要な燃料の量は約885リッター。軽油1リッターの価格は155円とすると、1年間の燃料費は、885×155=137175円になります。2年分となると、274350円です。

「トライトン」のメンテナンス費用

メンテナンス費用の目安となるのが、三菱自動車のディーラーが用意するメンテナンスパックです。これは最初に料金を支払うかわりに、総額が割安になるというもの。「トライトン」の2年分の点検と車検をカバ―するサービスは「ハーティプラスメンテナンスI」と呼ばれます。
1か月新車点検/法定12か月点検/法定12か月点検/初回車検の工賃が含まれています。これがとあるディーラーでは、2年分として114750円で実施されています。ちなみに料金はディーラーごとに異なるので、これも目安の数字になります。

「トライトン」の重量税(車検時)

「トライトン」が車検を受けるときには重量税が課せられます。1ナンバーなので、車両総重量によって税額が変わります。「トライトン」の「GSR」の総重量は2915㎏で、税額は1ナンバーの自家用トラックとして年額12300円。2年目の車検のときに、1年分が課せられます。

「トライトン」の自賠責保険料(車検時)

「トライトン」の自賠責保険の費用は、新車購入時と車検時に支払うことになります。「トライトン」は、自家用普通貨物車(最大積載量2トン以下)に該当し、2年目の車検時に支払うのは1年分なので、その額は16900円となります。
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