マツダがロゴを40年ぶりに変更!「MAZDA」の社名やロゴに込められた意味とは?

マツダ

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マツダはコーポレートロゴを40年ぶりに変更しました。大きくは変わっていませんがより上質 なイメージを狙い、文字の色を青からシルバーに。青は文字に陰影で残すことにより継承されています。マツダの社名である頭文字「M」をかたどったブランドシンボルも18年ぶりに見直し、シルバーの光沢を抑えて色調を統一しました。

*2016年の情報になります
Chapter
マツダのロゴについて①|マツダのブランド戦略
マツダのロゴについて②|「MATSUDA」ではなく「MAZDA」のワケ
マツダのロゴについて③|「かもめマーク」の意味は?
マツダのロゴについて④|新しいデザインも次第に擦り込まれていく

マツダのロゴについて①|マツダのブランド戦略

最近のマツダは元気が良い、と言われています。それもそのはず、スカイアクティブテクノロジーの全面展開によるCX-5の大ヒットに始まり、アテンザ、アクセラ、デミオ、CX-3、ロードスターと新世代マツダが揃い踏み、デミオ、ロードスターに至っては日本カー・オブ・ザ・イヤーの連続受賞。一時期は暗かったマツダでしたが、今は完全に息を吹き返し、ノリにノっている状況です。

そんな中、街のマツダのディーラーの改装した店舗を見られた方もおられるかもしれません。 以前のショールームは白を基調に青文字のアクセントで爽やかなものでしたが、一転、黒を基調とした新ブランドイメージに歩調を合わせてきています。コーポレートロゴだけは青文字のままだったのですが、ここにきて歩調を合わせるべく、ロゴも変えてきたというわけです。

過去を知れば未来を予測できるかもしれません。マツダの商号、コーポレートロゴを紐解いてみましょう。

マツダのロゴについて②|「MATSUDA」ではなく「MAZDA」のワケ

マツダの起源は1920年に設立された東洋コルク工業株式会社で、1927年に東洋工業株式会社、1984年には現在のマツダ株式会社に商号変更しました。

社名の「マツダ」は、ゾロアスター教の主神アフラ・マズダーと創業者の松田重次郎氏の姓に由来しており、「マツダ」のアルファベット表記が「MATSUDA」ではなく「MAZDA」となっているのはアフラ・マズダーの英語表記(Ahura Mazda)に由来してのことです。

叡智・理性・調和の神であるアフラ・マズダーを、東西文明の源泉的シンボルかつ自動車文明の始原的シンボルとして捉え、自動車産業の光明となることを願って名付けられた言われています。


マツダのロゴについて③|「かもめマーク」の意味は?

そして巷で言われてる「かもめマーク」は、「フライング・M」というところが正しく、1997年6月に制定されたもの。自らをたゆまず改革し続けることによって、力強く、留まることなく発展していく」というブランドシンボル制定のマツダの決意を、未来に向けて羽ばたくMAZDAの<M>の形に象徴しているのです。

新しいロゴは、現在のマツダのイメージに沿ったものであり、今の状況や世相の流れにもマッチしていると言えますね。書体に変更はなく文字が離され、青の塗りつぶしが無くなりその代わりに陰影で青を残してあります。フライング・Mも背景が黒基調となったことで光沢は鈍いものとなり、全体的にプレミアムな印象を与えてくれるものになりました。

新世代店舗やモーターショー会場ではシレっと新ロゴに変えられていたようです。 企業がブランドや屋号の変更をしたときは、看板の掛け替えや印刷物などを一斉に差し替えねばなりません。それには当然、巨額のコストがかかり、イメージ戦略には相当の決意と覚悟が迫られると言えます。

マツダのロゴについて④|新しいデザインも次第に擦り込まれていく

コーポレートロゴを変えてきた企業として目新しいのは、皆さんがよく知るところのNTTドコモ、au、Y!mobile、NHKなどが挙げられますね。

クルマに至っては、イタリアのフィアットが記憶に新しいところ。 最初は「かっこ悪いな、前の方が良かったのに」と受け入れ難かった新しいロゴも、時間が経つと不思議と慣れてくるものです。
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