インド版ジムニーの男前すぎるカスタムカー…日本にも同様のジムニーが存在した?
更新日:2024.09.09
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昨年のインド・デリーモーターショーでデビューして話題になった、スズキ・ジムニーのカスタムカーを覚えていらっしゃる方はいますか?日本で販売されているジムニーとは全く違うそのスタイルの魅力に注目します。
マルチ・スズキ「ジプシー」
インドでスズキ車を生産・販売しているスズキの子会社「マルチ・スズキ・インディア」が生産されているのは、現在日本で生産・販売されているJB23系の「ジムニー」や、JB33/43系の「ジムニーワイド/ジムニーシエラ」とは異なります。「ジプシー」の現地名で呼ばれるそれは、先代のジムニー、その1000cc版であるSJ40「ジムニー1000」後に、JA51「ジムニー1300」をインドで継続生産しているものです。
つまり、旧型ジムニーのワイド版に当たるモデルですが、ホイールベースが旧型のジムニーで2030mm、現行モデルでもシエラを含めて2250mmにとどまるのに対して、「ジプシー」のそれは2375mmのロングサイズが中心となっているのが特徴です。
ソフトトップタイプのロング車が多いのですが、モノコックボディを持たずラダーフレームの上にボディを載せた特徴(これは現行ジムニーでも同じです)を活かして、現地で様々なボディが架装されています。
つまり、旧型ジムニーのワイド版に当たるモデルですが、ホイールベースが旧型のジムニーで2030mm、現行モデルでもシエラを含めて2250mmにとどまるのに対して、「ジプシー」のそれは2375mmのロングサイズが中心となっているのが特徴です。
ソフトトップタイプのロング車が多いのですが、モノコックボディを持たずラダーフレームの上にボディを載せた特徴(これは現行ジムニーでも同じです)を活かして、現地で様々なボディが架装されています。
現行「ジプシー」のベースはJA51「ジムニー1300」
今回紹介するカスタムカーのモデルである、現行SJ413系「ジプシー」のベースとなっているのはJA51「ジムニー1300」です。1984年11月発売開始のモデルなので、もうデビューから31年たっても派生モデルが販売され続けています。
いい加減ご長寿モデルですが、「ジムニー」自体が1970年の初代デビュー以来、あるいはもっと遡れば原型であるホープ自動車の「ホープスターON型4WD」が1967年に完成して以来、外見やエンジンはともかく、基本的なレイアウトを変えるような根本的なモデルチェンジをしないまま、50年近く作り続けられているのです。
それを考えると、「ジプシー」の原型以来31年という時間も、大した事は無いのかもしれません。
いい加減ご長寿モデルですが、「ジムニー」自体が1970年の初代デビュー以来、あるいはもっと遡れば原型であるホープ自動車の「ホープスターON型4WD」が1967年に完成して以来、外見やエンジンはともかく、基本的なレイアウトを変えるような根本的なモデルチェンジをしないまま、50年近く作り続けられているのです。
それを考えると、「ジプシー」の原型以来31年という時間も、大した事は無いのかもしれません。
最新カスタマイズ・ジムニー「ジプシー・エスケペイド」
「Escapade」すなわち英語で「いたずら」を意味するサブネームがついたカスタマイズ「ジプシー」は、先代ジムニーの無骨な雰囲気を残すフロントグリルやボディはそのままに、ワイルドさやタフネスぶりを連想させる仕上がりになっています。
全長4010mm、全幅1540mmはベースになったSJ413W「ジプシーキング」と同様ですが、リフトアップされて大径のオフロードタイヤを履いた姿は迫力満点です!悪路での走破性も高まっているであろう事は、日本国内のジムニーファンはもちろん、そうでない人にも容易に想像がつくでしょう。
さらにソフトトップを取り払う事で、ピックアップトラックスタイルにしています。荷台に通常は縦置きされていた、4人まで乗車可能なベンチシートは撤去されて、マウンテンバイクやアウトドアギアを積んで遊びに行けるような、遊び心のあるスタイルを提案しました。
また、ルーフ上には通常の「ジプシーキング」には無い灯火類が追加装備されていて、森林や密林、あるいは夜間での冒険心をそそるアイテムとなっています。
ところでこのフロントグリル、現行の「ジプシー」が原型のJA51「ジムニー1300」の5ナンバー版と同様の横基調のフロントグリルなのに対して、4ナンバー版JA51Vの縦基調のグリルを装着してます。このへんは遊び心のあるオフロードギアにカスタマイズする上での遊び心でしょうか。
全長4010mm、全幅1540mmはベースになったSJ413W「ジプシーキング」と同様ですが、リフトアップされて大径のオフロードタイヤを履いた姿は迫力満点です!悪路での走破性も高まっているであろう事は、日本国内のジムニーファンはもちろん、そうでない人にも容易に想像がつくでしょう。
さらにソフトトップを取り払う事で、ピックアップトラックスタイルにしています。荷台に通常は縦置きされていた、4人まで乗車可能なベンチシートは撤去されて、マウンテンバイクやアウトドアギアを積んで遊びに行けるような、遊び心のあるスタイルを提案しました。
また、ルーフ上には通常の「ジプシーキング」には無い灯火類が追加装備されていて、森林や密林、あるいは夜間での冒険心をそそるアイテムとなっています。
ところでこのフロントグリル、現行の「ジプシー」が原型のJA51「ジムニー1300」の5ナンバー版と同様の横基調のフロントグリルなのに対して、4ナンバー版JA51Vの縦基調のグリルを装着してます。このへんは遊び心のあるオフロードギアにカスタマイズする上での遊び心でしょうか。
日本でも存在したピックアップ・ジムニー
実は日本の「ジムニー」にもかつてはピックアップモデルが存在しました。1982年発売のSJ40「ジムニー1000」に設定されていたSJ40T「ジムニーピックアップ」です。ラダーフレームの上にボディを架装できるメリットを活かして、通常のジムニーの前席部分から後ろを大胆にカット、キャリイトラックの荷台を載せてピックアップトラック化したものでした。
日本でのお手軽ピックアップとしてトヨタが「bBオープンデッキ」を販売した事もありましたが、本来ピックアップトラックというのは、ジムニーのような無骨なハードオフローダーに似合うものです。
ジムニーピックアップは何となくボディと荷台を無理やり繋げたニコイチ感と言いますか、発展途上国から持ってきたようなスタイルは当時の日本ではウケなかったようですが、今作れば人気が出そうな気がしますし、オリジナルのカスタムピックアップ版を製作しているショップもあります。
日本でのお手軽ピックアップとしてトヨタが「bBオープンデッキ」を販売した事もありましたが、本来ピックアップトラックというのは、ジムニーのような無骨なハードオフローダーに似合うものです。
ジムニーピックアップは何となくボディと荷台を無理やり繋げたニコイチ感と言いますか、発展途上国から持ってきたようなスタイルは当時の日本ではウケなかったようですが、今作れば人気が出そうな気がしますし、オリジナルのカスタムピックアップ版を製作しているショップもあります。
日本だけでなく世界中でカスタムジムニーが作られている中での一台ですが、日本国内には無いロングホイールベース・ロングボディ仕様、さらに無骨な先代ベースという事で、日本でもマルチスズキ「ジプシー」の輸入を求めるユーザーの声が高まるかもしれませんね。
しかもこの「ジプシー・エスケペイド」はマルチ・スズキ・インディア自身の、れっきとした純正カスタムカーなのです。遊び心あるジムニーが国内にも再び登場しないでしょうか。
しかもこの「ジプシー・エスケペイド」はマルチ・スズキ・インディア自身の、れっきとした純正カスタムカーなのです。遊び心あるジムニーが国内にも再び登場しないでしょうか。