旧車を今風にカスタムするレストモッド、ハイテックとは?現代化された日本車もチェック!
更新日:2024.09.09
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自動車の性能向上が目覚ましい現代、あらゆるものがコンピューターで制御され、いわばデジタル化している車が多い中で「旧車」と言われる少し古い車をカスタムし、楽しむ文化が流行しています。今回はこの旧車カスタムの方法である、「レストモッド」と「ハイテック」について紹介したいと思います。
旧車の定義
一言で旧車といってもその定義は様々です。たとえば、日本クラシックカー協会が主催するイベントの参加基準では、1975年までに生産されていた車と考えられていたりしますが、R32のスカイラインGTRや、初代NSXなどは意見が別れるところかもしれません。
国産車では、スカイラインの3代目(C10系・ハコスカ)、4代目(C110系・ケンメリ)などは人気ですし、GT-Rに関しては、特にR32型は非常に人気があります。ホンダのS600、S800なども、現存している個体は高値で取引されています。
輸入車を見てみると、特にポルシェやジャガーなどは旧車の人気も高く、空冷の911やEタイプなどは今でも高値で取引されています。またメルセデスの300SLをはじめとした歴代SLクラス、BMWの2002なども人気の高い車種ですね。
国産車では、スカイラインの3代目(C10系・ハコスカ)、4代目(C110系・ケンメリ)などは人気ですし、GT-Rに関しては、特にR32型は非常に人気があります。ホンダのS600、S800なども、現存している個体は高値で取引されています。
輸入車を見てみると、特にポルシェやジャガーなどは旧車の人気も高く、空冷の911やEタイプなどは今でも高値で取引されています。またメルセデスの300SLをはじめとした歴代SLクラス、BMWの2002なども人気の高い車種ですね。
旧車の例①:スカイラインGT-R (R32型)
言わずと知れたR32型、スカイラインGT-R。最近では程度の良い個体の海外への流出が懸念されています。
旧車の例②:メルセデス 300SL
メルセデスの300SL。当時、日本では石原裕次郎が、もう一台は力道山が所有していたと言われる伝説的名車。今でも非常に高値で海外のオークションなどで取引されています。
レストモッドは旧車に修理&改造を行うこと
旧車をレストアし、さらにモディファイすることをレストモッド(Restomod)と言います。レストアして当時の新車のようにするだけでも大変で、時間もお金もかかりますが、それをさらにモディファイし、現代風にアレンジしたりするのです。旧車のクラシックな雰囲気は残しつつも、現代風なデザインがうまくマッチしていますね。ある意味一番贅沢な車ではないでしょうか。
レストモッドされた車の中でも有名なのはこの車。
レストモッドされた車の中でも有名なのはこの車。
レストモッドされた旧車例①:コルベット
2009年のSEMAショーのホットロッド部門第一位を獲得したのが、このコルベット。ボディのパネル類はすべてワンオフカスタム。その他パーツ類もすべてカスタムやアップグレードされており、かかった費用は非公開のようですが、相当なコストがかかっていることでしょう。もちろんちゃんと公道を走ることも可能だとか。最新のスポーツカーには出せない味が外観にでていますね。
レストモッドされた旧車例②:トヨタ2000GT
オークションで1億2000万円値がつくこともあるトヨタ2000GT。
全くのノンレストアのオリジナル車でも5000〜7000万円。フルレストア車だと1億円で取引されることもあるようです。
全くのノンレストアのオリジナル車でも5000〜7000万円。フルレストア車だと1億円で取引されることもあるようです。
ハイテックは旧車に最新技術を導入すること
続いてのカスタムジャンルはハイテック。これは旧車の姿形はそのままに、中身は最新のパワートレインや足回りなどを入れるというカスタムです。有名なところでは外観は古いポルシェ911そのままに、中身は最新のパワートレインを入れた「シンガー・ビークル・デザイン社」という会社が作るポルシェ。クラシックな外観は残しつつ、機能は最新で乗り心地も良いなんて旧車マニアからしたら至高の作品ですね。
インテリアは内装を張り替え、シャシーも各部の補強と高剛性化。オーリンズ製4Wayアジャスタブルダンパーに空冷フラット6がベースの3,600ccで270PSのものと、3,800ccで360PSのエンジンともが選択可能。お値段は日本円で2200万円〜とのことでかなりの高価です。
インテリアは内装を張り替え、シャシーも各部の補強と高剛性化。オーリンズ製4Wayアジャスタブルダンパーに空冷フラット6がベースの3,600ccで270PSのものと、3,800ccで360PSのエンジンともが選択可能。お値段は日本円で2200万円〜とのことでかなりの高価です。
他にはこんな旧車のカスタム例も!
レストアやカスタムで有名なイギリスのイーグル車が販売した、「Eagle Low Drag GT」。これはジャガーEタイプスピードスターをベースとしていて、1960年代スタイルを残しつつも、5速トランスミッションからなるパワートレインと最高出力345hpの排気量4.7L 直列6気筒エンジンを搭載。もちろん、エアコンも付いています。
気になる価格はなんと、£650,000(1億1,000万円)です。桁違いの金額ですね。一体どんな人が買うのでしょうか。
気になる価格はなんと、£650,000(1億1,000万円)です。桁違いの金額ですね。一体どんな人が買うのでしょうか。
初代のトヨタ・セリカ。これは日系アメリカ人の方が約一年かけてレストアされたものだそうです。完璧なまでにレストアされ、新車以上の輝きを放っています。
どの車もすごく手がかかっていますね。古い車も丁寧にカスタムや修理すれば、新車以上に輝きを取り戻すこともあるいい例だと思います。もし気になる古い車があれば、特に海外のサイトには多く写真がありますので、カスタムしている例を探してみてはいかがでしょうか?