トヨタ「プリウス」のグレード比較!4グレードのうち一般向けはサブスクを含む3種!【プロ徹底解説】

新型プリウス

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ハイブリッドカーの先駆者であるトヨタの「プリウス」。2023年1月に、第5世代となる新型モデルが登場しました。今回の新しい「プリウス」には、どのようなグレードがあるのか。そして、それぞれの特徴はどのようなものなのかを解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
4グレードのうち、サブスク向けと法人向けがある
最上級グレード「Z」の特徴
ミドルグレードの「G」の特徴
サブスクリプション用の「U」
法人向けの「X」

4グレードのうち、サブスク向けと法人向けがある

新型「プリウス」には、4種類のグレードが用意されています。最上級グレードとなるのが「Z」、スタンダードになるのが「G」、そしてサブスクリプション向けの「U」、最後に法人向けの「X」です。トヨタのサブスクリプションは「KINTO(キント)」の名称でサービスが用意されています。
特徴として、「Z」と「G」はハイブリッドシステムに2リッターのエンジンが使われています。そして、「U」と「X」には1.8リッターのエンジンを使うハイブリッドが搭載されています。駆動方式は、すべてのグレードでFFと4WDを選ぶことができます。

最上級グレード「Z」の特徴

一般向けの最上級グレードとなるのが「Z」です。エクステリアは、LEDアクセサリーランプが使われており、フロントロアグリル(グレーメタリック塗装)とリヤバンパーロアとセンターピラーガーニッシュ、そしてホイールアーチモールディングが艶ありの塗装になっています。195/50R19タイヤと19インチの切削光輝アルミホイールが装着されています。
先進運転支援システムの「トヨタセーフティセンス」も最も充実しており、「緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付)+フロントクロストラフィックアラート+レーンチェンジアシスト」「トヨタチームメイト(アドバンストパーク)(リモート機能付)+パーキングサポートブレーキ(周囲静止物)」が標準装備となります。

2リッターのハイブリッドのシステム総合出力はFFで144kW(196PS)、4WDで146kW(199PS)。燃費性能はFFで28.6km/l(WLTCモード)、4WDで26.7㎞/l(WLTCモード)。価格はFFで370万円、4WDで392万円になります。

ミドルグレードの「G」の特徴

一般向けのスタンダードなグレードになるのが「G」です。

エクステリアでは、フロントロアグリル、リヤバンパーロア、センターピラーガーニッシュ、ホイールアーチモールディングが艶のないブラック塗装になります。タイヤとホイールは、上位の「Z」と同じ19インチ。
インテリアでは、ディスプレイオーディオが8インチになり、インナーミラーが手動の防眩に。ステアリングホイールにヒーター機能はつきません。シフトノブは「Z」と同じサテンメッキ加飾付き。シートは上級ファブリックのスポーティシート。運転席は6ウェイのマニュアル。前席はシートヒーター機能が備わります。

2リッターのハイブリッドシステムの性能は最上級の「Z」と同じ。価格はFFで320万円、4WDで342万円になります。

サブスクリプション用の「U」

サブスクリプションの「KINTO(キント)」向けのグレードが「U」。

エクステリアは、「G」と同様。ただし、タイヤ&ホイールが195/60R17タイヤの17インチアルミホイールとなります。インテリアでは、シフトノブがブラック加飾になり、インサイドドアハンドルがブラックに。シートがヒーターなしの、ファブリック表皮のエントリーシートとなります。
「トヨタセーフティセンス」の機能では、「ブラインドスポットモニター+安心降車アシスト+後方車両接近告知+周辺車両接近サポート+後方車両への接近警告+セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)」がオプションになります。

ハイブリッドは1.8リッターになり、システム最高出力は103kW(140PS)。これはFFも4WDも同じスペックとなります。燃費性能はFFで32.6km/l(WLTCモード)、4WDで30.7㎞/l(WLTCモード)になります。価格はFFで299万円、4WDで321万円。「KINTO(キント)」では、月額1万6,610円からとなります。

法人向けの「X」

法人向けグレードとなるのが「X」です。内容としては、エクステリアが艶なしブラックのロアグリルやホイールアーチモール、17インチのタイヤ&ホイールなど、ほぼ「U」グレードに準じたもの。

インテリアも「U」と同様となりますが、8インチのディスプレイオーディオがオプションになるのが大きな違いです。また、ボディカラーが「スーパーホワイト2」と「シルバーメタリック」しか選べないのも「X」ならではのポイントです。

ハイブリッドシステムは「U」と同じく1.8リッター・エンジンを使用しており、スペックも「U」と同じになります。価格はFFで275万円、4WDで297万円となっています。
新型「プリウス」には4種類のグレードが用意されています。とはいえ、ひとつが法人向けなので、普通の人は、残り3つのグレードから選ぶことになります。また、サブスクリプション「KINTO(キント)」を使うときも専用グレードの「U」を選ぶことになります。そういう意味で、購入したいというのであれば、「Z」か「G」の2グレードが対象になります。
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