トヨタ ライズとダイハツ ロッキーの違いを比較!どっちがおすすめ?
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
2019年11月に誕生したコンパクトSUVであるライズ。実のところ、その開発と生産は、トヨタの子会社であるダイハツが担当しています。そしてダイハツからも同じ車がロッキーの名前で発売されています。今回は、ライズとロッキーの違いを解説します。
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
ライズとロッキーはコンセプトや発売日が同じ
トヨタのライズは、トヨタの子会社であるダイハツが開発し、生産を行うOEM車両です。ダイハツでも、同じ車をロッキーの名称で発売しています。
OEM展開される商品は、提供側と受け取る側で商品コンセプトを違えることもありますが、ライズとロッキーの場合は、どちらも「アクティブ・ユースフル・コンパクト」をコンセプトにしています。つまり、基本的に同じ狙いの車ということです。
OEM展開される商品は、提供側と受け取る側で商品コンセプトを違えることもありますが、ライズとロッキーの場合は、どちらも「アクティブ・ユースフル・コンパクト」をコンセプトにしています。つまり、基本的に同じ狙いの車ということです。
ちなみに「アクティブ・ユースフル・コンパクト」とは、コンパクトな5ナンバーサイズでありながら、広い空間と大容量の荷室があって使いやすく、そして最大17インチのタイヤ&ホイールを採用するなど力強いSUVデザインとしており、レジャー利用などアクティブユーザーに向けた車というものとなります。
そんなライズとロッキーは、同じ2019年11月5日に新型としてデビュー。そして同じ2021年11月1日にハイブリッドを追加して、ラインナップを変更しています。
そんなライズとロッキーは、同じ2019年11月5日に新型としてデビュー。そして同じ2021年11月1日にハイブリッドを追加して、ラインナップを変更しています。
ライズとロッキーの違い①:デザイン
ライズとロッキーのデザイン上の違いは、主にフロント周りです。ライズはグリルが下の広がった台形になっており、フロントバンパーの下側にあり、トヨタのエンブレムがグリルよりも上に配置されています。そのためロー&ワイド感が強くなります。
一方、ロッキーのグリルは六角形になっておりフロントの上側にあり、ダイハツのエンブレムはグリルの中に配置されています。グリルが小さく見えるため、車全体もコンパクト感が強まっています。
また、両車ともホイールは16インチと17インチを用意します。そのほとんどのホイールのデザインは同じですが、ロッキーだけの17インチの切削アルミホイールも存在します。
また、両車ともホイールは16インチと17インチを用意します。そのほとんどのホイールのデザインは同じですが、ロッキーだけの17インチの切削アルミホイールも存在します。
ライズとロッキーの違い②:ボディカラー
ライズとロッキーのボディカラーは、それぞれ単色が8色、2トーンが3色を用意します。ただし、使われるカラーは微妙に異なります。ライズのみにあるのが明るい青の「ターコイズブルーマイカメタリック」。一方、ロッキーのみのカラーはオレンジよりの赤となる「コンパーノレッド」です。また、2トーンは、ブラックのルーフとスムースグレーマイカメタリック、ブラックのルーフとシャイニングホワイトパールは、ライズとロッキーは同じ。最後の1色の2トーンが、ライズはブラックのルーフとターコイズブルーマイカメタリック。そしてロッキーがブラックのルーフに、コンパーノレッドを掛け合わせています。
ライズとロッキーの共通点:パワートレイン&先進安全装備
パワートレインは、1.2リッターのシリーズ式ハイブリッド(2WD)と、1.2リッターのエンジン(2WD)、そして1リッター・ターボのエンジン(4WD)の3種。これは、ライズもロッキーも同じ内容となります。
その性能も、1.2リッターのモーターが最高出力78kW(106PS)・最大トルク170Nm、燃費性能28.0km/l(WLTCモード)、1.2リッターのエンジンが最高出力64kW(87PS)・最大トルク113Nm、燃費性能20.7km/l(WLTCモード)、1.0リッター・ターボのエンジンが最高出力72kW(98PS)・最大トルク140Nm、燃費性能17.4km/l(WLTCモード)というのは、ライズもロッキーも同じです。
また、先進安全機能は、どちらも「スマートアシスト」の名称で搭載されており、その内容も2台とも同じものとなっています。
その性能も、1.2リッターのモーターが最高出力78kW(106PS)・最大トルク170Nm、燃費性能28.0km/l(WLTCモード)、1.2リッターのエンジンが最高出力64kW(87PS)・最大トルク113Nm、燃費性能20.7km/l(WLTCモード)、1.0リッター・ターボのエンジンが最高出力72kW(98PS)・最大トルク140Nm、燃費性能17.4km/l(WLTCモード)というのは、ライズもロッキーも同じです。
また、先進安全機能は、どちらも「スマートアシスト」の名称で搭載されており、その内容も2台とも同じものとなっています。
ライズとロッキーの違い③:グレード編成&価格
ライズとロッキーは、グレード編成も名称こそ異なりますが、エントリー、ミドル、上級の3グレードというところは、同じとなっています。ライズの場合は、エントリーが「X」、ミドルが「G」、そして上級が「Z」。一方、ロッキーは、エントリーが「L」、ミドルが「X」、そして上級が「プレミアムG」と呼びます。
また、エンジン車は3グレード用意されているものの、ハイブリッドはミドルと上級のみというのも同じです。
また、エンジン車は3グレード用意されているものの、ハイブリッドはミドルと上級のみというのも同じです。
価格はライズのエントリー「X」の2WDが171万7000円、4WDが199万4800円。ミドルの「G」のエンジン車の2WDが186万7000円で4WDが214万3700円、ハイブリッドの2WDが217万3000円。そして上級の「Z」は、エンジン車の2WDが204万9000円で4WDが230万9200円、ハイブリッドの2WDが233万8000円となります。
一方、ロッキーはエントリーの「L」の2WDは167万7000円、4WDが195万4800円。ミドルの「X」でエンジン車の2WDが182万円で4WDが209万6700円、ハイブリッドの2WDが212万6000円。そして上級の「プレミアムG」は、エンジン車の2WDが206万8000円で4WDが232万8000円、ハイブリッドの2WDが235万7000円となります。
エントリーとミドルはロッキーの方が安く、上級ではライズの方が安くなっています。価格差の理由は細かな装備類の違いとなります。
エントリーとミドルはロッキーの方が安く、上級ではライズの方が安くなっています。価格差の理由は細かな装備類の違いとなります。
ライズとロッキーは、兄弟車ということで、パワートレインやグレード編成、そして先進安全機能は、ほとんど同じと言っていい内容です。異なるのは、フロントグリルのデザインと、ボディカラーと言えるでしょう。どちらを選ぶかと悩んだ場合は、好みの顔を選ぶといいのではないでしょうか。