トヨタ ライズのグレードは?エントリーグレードから最上級グレードまで詳しく比較!【プロ徹底解説】

ライズ

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2019年11月に登場して、人気モデルとなったのがトヨタのコンパクトSUVであるライズです。そのライズには、どのようなグレードがあり、その違いはどんなものかを比較します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
3つのパワートレインと3つのグレード
エントリーとなる「X」グレード
ミドルグレードとなる「G」
最上位となる「Z」グレード

3つのパワートレインと3つのグレード

ライズのグレードは、エントリーとなる「X」、ミドルの「G」、上位の「Z」という3グレード編成となります。

一方、ライズには3つのパワートレインが用意されております。ひとつは、1.2リッターエンジンを使ったハイブリッド、そして1.2リッターのエンジン、最後に1リッターのターボ・エンジンです。そして、駆動方式は2WDと4WDがありますが、ハイブリッドと1.2リッターのエンジン車は2WDのみで、1リッターのターボ・エンジンは4WDのみとなります。
そして、それら3つのパワートレインと3つのグレードを組み合わせるのですけれど、ハイブリッドにはミドルの「X」と上位の「Z」という2グレードのみ。それ以外の1.2リッターと1リッターのターボには「X」「G」「X」の3グレードが用意されています。

エントリーとなる「X」グレード

エントリーとなるのが「X」グレードです。1.2リッターの2WDの「X」の価格は171万7000円。1リッター・ターボの4WDの「X」は、199万4800円となります。ハイブリッド車には「X」グレードはありません。

エクステリアの特徴は、ヘッドライトがLEDヘッドランプ+LEDクリアランスランプとなり、光のレベリング機能は手動となります。前後のフォグランプはありません。ドアハンドルは、ボディと同色で、バックドアのガーニッシュはブラックとなります。ホイールは16インチのスチールホイールで、樹脂フルキャップ仕様となります。
インテリアは、ウレタンのステアリングに、シングルステッチのシフトレバーブーツ。センターコンソールサイドポケットやサイドレジスターリングはブラック。ファブリックシートの表皮も黒くなります。黒中心のシンプルなもの。メーターは2眼のオプティトロンメーターが装着されています。

先進予防安全機能である「スマートアシスト」は、「衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者[昼夜])」、「衝突警報機能(対車両・対歩行者[昼夜])」、「車線逸脱警報機能/車線逸脱抑制制御機能」、「ふらつき警報」、「路側逸脱警報」、「ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)」、「先行車発進お知らせ機能」、「コーナーセンサー」を装備。ライトは「オートハイビーム」となります。

ミドルグレードとなる「G」

ミドルグレードとなるのが「G」です。1.2リッターの2WDの「G」の価格は186万7000円。1リッターのターボの4WDの「G」は214万3700円。ハイブリッドの2WDの「G」は217万3000円となります。

エクステリアの特徴として、ヘッドライトはエントリーの「X」と同じ。手動レベリングのヘッドライトがLEDヘッドランプ+LEDクリアランスランプで、フォグランプはありません。ドアハンドルはメッキとなり、バックドアのガーニッシュは艶あり塗装のブラックとなります。ホイールは16インチのアルミホイール。ガソリン車とハイブリッドでデザインが異なります。
インテリアでは、ウレタンのステアリングですが、シルバー塗装付きとなります。シフトレバーブーツはダブルステッチに。センターコンソールサイドポケットは赤になり、ファブリックシートには赤のパイピングが施されます。サイドレジスターリングは、レッド&シルバー塗装になり、センターレジスターもシルバー塗装となります。スポーティで華やかな雰囲気になっています。メーターは、LEDデジタルメーター+7インチTFTカラー液晶ディスプレイとなります。

「スマートアシスト」は、エントリーの「X」の内容に「標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)」が加わります。

最上位となる「Z」グレード

最上位グレードとなるのが「Z」です。1.2リッターの2WDである「Z」の価格は204万9000円。1リッター・ターボの4WDの「Z」は230万9200円。ハイブリッドの2WDの「Z」は233万8000円となります。

エクステリアの特徴は、ヘッドライトがLEDヘッドランプ+LEDクリアランスランプ+LEDフロントシーケンシャルターンランプとなります。レベリング機能は自動です。前後バンパーにLEDフォグランプを装着します。メッキドアハンドルと艶あり塗装のバックドアガーニッシュは、ミドルの「G」と同様。ホイールは17インチのアルミホイール。デザインはガソリン車とハイブリッドで異なります。
インテリでは、ステアリングがシルバー塗装付きの本革巻きになり、シフトノブも本革巻きに。内装のシルバー&レッドの加飾は、ミドルの「G」と同様。また、LEDデジタルメーター+7インチTFTカラー液晶ディスプレイも「G」と同じになります。

「スマートアシスト」は、ヘッドライトが「オートハイビーム」ではなく、より高機能な「ADB(アダプティブドライビングビーム)」となります。そして「全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール/停止保持機能あり)」、「サイドビューランプ」、「LKC(レーンキープコントロール)」、「スマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援システム)」、「コーナーリングトレースアシスト」が加わります。
ライズは、エントリーの「X」、ミドルの「G」、そして最上位の「Z」という3グレード編成となります。見栄えやインテリアという点では、グレードが高くなるほど充実します。ただし、「スマートアシスト」の内容は、エントリーの「X」とミドルの「G」の違いはわずかなもの。また、最上級の「Z」は「スマートアシスト」の内容が充実していますが、どちらかといえば運転を楽に快適にするようなものが中心となります。安全面では、エントリーの「X」でも十分なものが備わっていると言えるのではないでしょうか。
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