ホンダフィットのパワートレインはハイブリッドとエンジンの2本立て！それぞれの特徴を紹介！【プロ徹底解説】

更新日：2024.09.09

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ホンダの主力コンパクトカーであるフィット。現在のモデルは2020年2月に発売となった第4世代モデルとなります。発売後2年後となる2022年10月にマイナーチェンジが実施されています。その最新フィットのパワートレインの内容を解説します。

文・鈴木ケンイチ／写真・PBKK

鈴木ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3～4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会（AJAJ）会員　自動車技術会会員　環境社会検定試験（ECO検定）

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Chapter: ハイブリッドの「e:HEV」とガソリン・エンジンを用意; モーター駆動とエンジン直結走行を使い分ける「e:HEV」; 1.3リッターから1.5リッターに拡大したエンジン; 「RS」グレードのハイブリッドに付与された特別機能

フィットの中古車一覧

ホンダフィット 1.3 13G スマートセレクション HDDナビ地デジTV ETC 除菌済

本体価格

34万円
支払総額

39万円

年式：2012年
走行距離：11.5万km
車検：検なし
なし

ホンダフィット 1.5 ハイブリッド Sパッケージ半年保証付きナビ ETC バックカメラ

本体価格

78.6万円
支払総額

87.8万円

年式：2013年
走行距離：5.5万km
車検：車検整備付
なし

ホンダフィット 1.5 e:HEV ネス 4WD

本体価格

135万円
支払総額

145万円

年式：2021年
走行距離：2.7万km
車検：車検整備付
あり

ホンダフィット 1.5 ハイブリッド Fパッケージ社外8インチナビ Bカメラ ETC

本体価格

69.8万円
支払総額

79.9万円

年式：2017年
走行距離：8.9万km
車検：R.8年04月
なし

ホンダフィット 1.3 13G スマートセレクション 4WD 車検R7年11月迄 ETC

本体価格

38万円
支払総額

44.9万円

年式：2012年
走行距離：9.7万km
車検：R.7年11月
なし

ホンダフィットの中古車一覧を見る

ハイブリッドの「e:HEV」とガソリン・エンジンを用意

第4世代となる最新フィットには、２つのパワートレインが採用されています。ひとつは「e:HEV(イーエイチイーブイ)」と呼ぶ、2モーター式のハイブリッド。もうひとつが、1.5リッターのガソリン・エンジンです。

2022年10月のマイナーチェンジにより、ハイブリッドはモーター出力がアップし、エンジン車も排気量が1.3リッターから1.5リッターに変更されています。

また、どちらのパワートレインにも4WDが用意されています。4WDは、プロペラシャフトを使うビスカスカップリング式となります。ハイブリッドでもプロペラシャフトを使う4WDというのがフィットの特徴ともなります。2020年10月に追加されたスポーティな「RS」グレードはFFのみとなります。

モーター駆動とエンジン直結走行を使い分ける「e:HEV」

フィットが搭載するハイブリッドシステムの「e:HEV」は、駆動用と発電用という２つのモーター、それにエンジン、そしてエンジンの駆動をタイヤに伝えるためのクラッチから構成されています。これにより、貯めた電気でモーター駆動する「EVドライブモード」、エンジンで発電してモーター駆動する「ハイブリッドドライブモード」、エンジンの力をクラッチ経由でタイヤに伝える「エンジンドライブモード」の３つを使い分けます。

モーター駆動を主体として、高速道路などの高速走行時にエンジンドライブモードを使います。

2022年10月のマイナーチェンジで、エンジン出力が72kW(98PS)から78kW(106PS)、駆動用モーター出力が80kW(109PS)から90kW(123PS)にアップしています。燃費性能は、FFで最高30.2km(WLTCモード)、4ＷＤで25.4km/l(WLTCモード)となります。2020年デビュー時の燃費性能は最高29.4km/l(WLTCモード)であったため、マイナーチェンジで、パワーだけでなく、燃費性能も向上しています。

1.3リッターから1.5リッターに拡大したエンジン

エンジン車は、2022年10月のマイナーチェンジで1.3リッターから1.5リッターに排気量をアップ。最高出力は72kW(98PS)から87kW(118PS)にアップしています。燃費性能はFFで最高18.7km/l、4ＷＤで16.6km/lとなります。トランスミッションは、すべてCVTとなります。「RS」グレードもCVTです。

「RS」グレードのハイブリッドに付与された特別機能

走りを売りにするスポーティグレードである「RS」には、他にはない特別な機能が与えられています。ハイブリッドの「e:HEV」とエンジン車に共通するのは「RS専用サスペンション」です。これがあることで、「操舵量に応じた応答性の向上と安定したロール姿勢」「荒れた路面の複合的な車体の揺れの収まりの良さ」が実現しています。

また、「RS e:HEV」だけの機能として「ドライブモードスイッチ」と「減速セレクター」、そして専用タイヤが用意されています。「ドライブモードスイッチ」は、ノーマル／スポーツ／エコの3のモードがあり、スイッチ一つで加速力を変化させることができます。「減速セレクター」は、ステアリングに付与されたパドルを操作することで、アクセルをオフした時の減速力を4段階に変化させることができるもの。コーナー進入時などの速度調整に効果を発揮します。

フィットにはハイブリッドとエンジン車があり、どちらにもFFと4WDが選べるようになっています。2020年10月のマイナーチェンジでは、ハイブリッドだけでなく、エンジン車もパワーアップを果たしました。優しい顔つきが特徴のフィットですが、マイナーチェンジのときにスポーティな「RS」グレードを追加するなど、走りの面が強化されています。

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