スズキ アルトのエクステリア・デザインは親しみやすく愛らしいデザインに【プロ徹底解説】

アルト

※この記事には広告が含まれます

スズキの2021年12月にフルモデルチェンジをした新型アルト。

1979年誕生の初代から数えて9代目となるモデルであり、スズキを支えてきた大黒柱と呼べる存在です。

新しくなったアルトは、どのようなエクステリア・デザインを採用しているのかを解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
テーマは「親しみやすく愛着のわくデザイン」
全高を高くして車全体の印象に変化を
スタイリッシュだった先代から親しみやすさを前面に出す新型へ
新色2色を加えた合計12のカラーバリエーション

テーマは「親しみやすく愛着のわくデザイン」

新型アルトのデザインは「気軽」「安心」「愛着」をコンセプトにしています。狙ったのは「誰もが気軽に安心して乗れる、親しみやすいデザイン」とスズキは説明しています。

具体的には、丸みを帯びた柔らかなフォルムに、楕円形のモチーフを数多く取り込みました。また、立体感を感じさせる造形にこだわったことで、小さくても安心感を演出しています。
楕円形をモチーフにするのは、ヘッドライトにグリル、ボディサイド下側に備えたプレスライン、そしてリアのストップランプとバンパーも楕円になっています。

楕円のヘッドライトとグリルによる顔つきは、非常に優しいものとなっています。
ボディのフェンダーから前後のバンパーへ続く、ボディの四隅は丸みを帯びた形状になっており、車全体が優しいフォルムに仕上げられています。
ホイールのデザインは、3種類。ベーシックなセンターキャップのものと、フルホイールキャップ、そしてアルミホイールです。

フルホイールキャップには、楕円のモチーフを使った多角形の穴がデザインされています。アルミホイールはシャープなスポークのデザインで、スポーティな走りを印象づけてくれます。

全高を高くして車全体の印象に変化を

今回のフルモデルチェンジで、最も大きな変化がパッケージングです。

先代よりも全高が50㎜高くなり、その分、室内高さが45mmアップ。さらに室内幅も25mm拡大。

広々とした室内を実現しています。
車の背が高くなったことで、車のフォルムから抱く印象も変化しました。背の低い格好良さから、背の高い愛らしさが強く感じられるようになっています。

スタイリッシュだった先代から親しみやすさを前面に出す新型へ

先代モデルのデザインは、低い全高をいかしたシンプルでクリーン、スタイリッシュなものでした。また、ヘッドライトは新型と同じ台形になっていましたが、もっと目力を感じさせるもの。インテリアも、シンプルさとクリーンさが演出されるものとなっていました。
それに対して新型モデルは、先代よりも全高が高くなり、あちこちのデザインが丸みを帯びています。全体として、もっと優しいイメージの車に変化しているのです。

新色2色を加えた合計12のカラーバリエーション

ボディカラーは、全部で12色を揃えます。モノトーンは、ダスクブルーメタリックとソフトベージュメタリックという2色の新色を加えた計8色。

残りの6色は、アーバンブラウンパール、フェニックスレッドパール、ブルーイッシュブラックパール、シルキーシルバーメタリック、ピュアホワイトパール、ホワイト。
ルーフを白くした2トーンルーフは、ダスクブルーメタリック×ホワイト2トーンルーフ、ソフトベージュメタリック×ホワイト2トーンルーフ、アーバンブラウンパール×ホワイト2トーンルーフ、フェニックスレッドパール×ホワイト2トーンルーフの4色です。
楕円をモチーフに、丸みを帯びたデザインを採用したのが新型アルトの特徴です。

狙い通りに、親しみやすく、愛着のわくデザインと言えるでしょう。

室内空間が広くなり、カラフルな2トーンが用意されるなど、ファミリーユースにもおすすめできる愛らしい車となっています。
【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細