日産サクラの安全装備や先進装備、機能を紹介！【プロ徹底解説】

更新日：2024.09.09

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日産が軽自動車初のEVとして発売したサクラ。

時代の最先端をゆくEVらしく、安全装備や運転支援機能は非常に充実した内容となっています。

どのような装備が用意されているのか、どんな働きをするのかなどを解説します。

文・鈴木ケンイチ／写真・PBKK

鈴木ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3～4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会（AJAJ）会員　自動車技術会会員　環境社会検定試験（ECO検定）

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Chapter: 日産サクラの安全装備について①｜全方位をサポートする360°セーフティアシスト; インテリジェントエマージェンシーブレーキ; インテリジェント FCW(前方衝突予測警報); アダプティブLEDヘッドライトシステム; インテリジェントDA(ふらつき警報); 標識検知機能(進入禁止標識、最高速度標識、一時停止標識); インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)＋LDW(車線逸脱警報); インテリジェントアラウンドビューモニター(移動物検知機能付き); 踏み間違い衝突防止アシスト; 日産サクラの安全装備について②｜プロパイロット; 日産サクラの安全装備について③｜プロパイロット緊急停止支援システム(SOSコール機能付き); 日産サクラの安全装備について④｜プロパイロット・パーキング

日産サクラの安全装備について①｜全方位をサポートする360°セーフティアシスト

日産のサクラには、様々な走行シーンを想定した全方位をサポートする安全装備が用意されています。それが360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)です。数多くの安全機能や運転支援で構成されたシステムとなります。どのような機能を備えているのかを、以下に説明します。

インテリジェントエマージェンシーブレーキ

走行中に衝突回避をアシストする機能です。搭載したフロントカメラとミリ波レーダーにより、前方を走行する車両や歩行者、自転車などを検知。ぶつかる可能性が高まると表示とブザーで危険を警告し、安全に減速できない場合は、自動でブレーキが作動します。

インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)

自車の2台前を走る車両を、ミリ波によって監視。自車に減速が必要だとシステムが判断すると、ディスプレイの表示とブザーで注意をうながしてくれる機能です。

アダプティブLEDヘッドライトシステム

ヘッドライトの照射パターンを変化させて、対向車や先行車が眩しくならないようにハイビーム状態をキープする機能です。夜間の良好な視界を確保します。グレードによってオプション装備となります。

インテリジェントDA(ふらつき警報)

時速60㎞以上で走行中に、ドライバーの注意力が低下しているとシステムが判断すると、ディスプレイ表示とブザーで休憩をうながします。ハンドル操作から注意力低下を判断します。

標識検知機能(進入禁止標識、最高速度標識、一時停止標識)

装備するカメラで道路にある「進入禁止」「最高速度」「一時停止」の３つの標識を認識し、ディスプレイに表示。進入禁止標識を通過した場合は、ブザーを発します。

インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)＋LDW(車線逸脱警報)

自車が走行中に走行レーンから飛び出そうになると、ブザーで警告。一瞬、ブレーキを自動で作動させて、元の車線に戻す力を発生させ、さらにステアリング操作をアシストします。

インテリジェントアラウンドビューモニター(移動物検知機能付き)

車庫入れなどのときに、自車を上空から見下ろしているような映像をナビゲーション画面に表示します。さらに人や自転車など、周囲に動くものがあると表示とブザーで警告します。グレードによってオプションとなります。

踏み間違い衝突防止アシスト

進行方向にある壁や車両などの障害物や歩行者(前進時のみ)を検知。ブレーキのつもりでアクセルを間違って踏み込んだ場合や、ブレーキ操作が遅くなったときに、ブザーと表示で警告。衝突しそうなときは、モーター出力の抑制やブレーキ制御を行い、衝突回避をアシストします。

日産サクラの安全装備について②｜プロパイロット

高速道路を走行中に、アクセルとブレーキ、ステアリングの操作をアシスト。先行車と車間距離を維持しつつ追従走行します。また同時に走行車線の中央を走るハンドル操作をアシストします。グレードによってオプションとなります。

日産サクラの安全装備について③｜プロパイロット緊急停止支援システム(SOSコール機能付き)

プロパイロットを使用しての走行中に、ハンドル操作が一定時間検知されず、表示やブザーによる警告にも反応が得られない場合、自動でハザードを点灯しながら徐々にスピードを落として停止。

NISSAN CONNECTサービスに加入している場合は、緊急通報センターに音声通話で接続します。必要な時はNISSAN CONNECTのオペレーターが警察や救急に連絡を行います。