日産 サクラのインテリアの特徴は?コンセプトカーゆずりのリラックスできる空間に注目【プロ徹底解説】

サクラ

※この記事には広告が含まれます

日産の軽自動車初のEVとなるサクラ。日産が長年培ってきたEV技術を、初めて軽自動車に投入するという、日産にとって重要なモデルとなります。

エクステリアのデザインには、名前にもあるように日本の美を意識したモチーフが数多く採用されていました。

今回は、サクラのインテリアにはどのような特徴があるのか解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
快適な時間をすごす部屋としての空間
2つのディスプレイをつなげた個性的なインターフェイス
3種類のインテリアを用意

快適な時間をすごす部屋としての空間

サクラのデザインは、2019年に発表されたコンセプトカーであるニッサンIMKから、非常に多くの部分を継承しています。

インテリアのデザインに関しても、大まかなレイアウトや形状は、コンセプトカーのニッサンIMkと、量産車のサクラは非常に似通っています。
直線やシンプルな曲面を使って空間が構成されており、クリーンでモダンな雰囲気に仕立てられています。

また、サクラの差し色として使われているカッパーの加飾も、ニッサンIMkと同様であり、その存在が、インテリアに上質さと艶やかさを加えています。
サクラのインテリアには、高品位なファブリックが広範囲に張り付けられており、また、フラットなベンチシートも同様のファブリック素材となっており、まるでソファーのよう。
カッパー色のフィニッシャーが、インストルメントパネルの左右に水平に配置されていることで空間の広々感が増しています。

モダンでありながら、広々とゆったりして、リラックスできる空間となっています。

2つのディスプレイをつなげた個性的なインターフェイス

サクラのインテリアの特徴となるのは、メーターとナビゲーションという2つのディスプレイがつながった大きなインターフェイス用のパネルです。
運転席前は7インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイ採用のメーター。
ナビゲーション用には、9インチのディスプレイ。この2つのディスプレイが水平に段差になって、乗員の前にレイアウトされています。

3種類のインテリアを用意

内装色とシート地の組み合わせは3種類が用意されています。

プレミアム(グレーの内装とカッパーのパネル)に白の合皮/トリコットのシート地の組み合わせ、ブラック(暗いグレーの内装とブラックパネル)に黒のトリコットのシート地の組み合わせ、そしてベージュ(ベージュの内装とブラックのパネル)に白のトリコットのシート地の組み合わせの3つとなります。
上質なプレミアム、定番のブラック、明るく開放感のあるベージュというラインナップです。
後席はリクライニング機構と前後のスライド機構が備わっています。
また後席は5:5の分割可倒式。肩口のレバーで、リクライニングとスライドを操作することができるため、ラゲッジ側から操作することもできます。
サクラのインテリアは、エクステリア同様に、コンセプトカーであるニッサンIMkから継承されている部分が非常に大きいもの。

そのインテリアは上質でモダン、そして広々としたものとなっています。先進的なEVならではの、良いモノ感が特徴と言えるでしょう。
【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細