トヨタ プリウスPHVの内装(インテリア)を紹介!進化した内装(インテリア)デザインとグレードによる違いを解説【プロ徹底解説】

「GR SPORT」

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プリウスPHVは、2017年にフルモデルチェンジを行い、第2世代となる現行型となりました。ベースとなったのは、その前年となる2016年の3代目のプリウスです。

フルモデルチェンジで、新しくなったインテリアは、どのようなものになったのでしょうか?

プリウスPHVならではのポイントとあわせて紹介します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
プリウスPHVのインテリアの特徴
ベーシックな「S」グレードのインテリア
中位グレードとなる「A」
上位グレードの「Aプレミアム」
スポーティな「GR SPORT」グレード

プリウスPHVのインテリアの特徴

プリウスPHVのインテリアは、基本的にベースとなったプリウスと同様なものとなっています。

そして、先進性を特徴にするプリウスのインテリアは、伝統にとらわれない個性的なデザインが採用されています。
そのインテリアの基本となるのは「人に優しいデザイン」。人の感覚を大切にした配置やデザインが採用されています。

配置の基本は、「表示系遠方・操作系手元配置」です。メーターは、ドライバーの前ではなく、車内の左右中央に。シフトノブは、インパネの下の手の届きやすい場所に配置されています。
インパネ全体が低く、そして乗員を包みこむような造形となっているのも現行プリウスのインテリアの特徴です。

内装色は、ブラックを基調とし、クールグレーのシートステッチ、マットシルバーのアクセントカラーが使われます。
また、プリウスPHVには、トヨタ初となる縦型ディスプレイの11.6インチT-Connect SDナビゲーションシステムが採用されたこともトピックです。
2017年に登場した現行プリウスPHVは、乗車定員が4名となったのも特徴です。ただし、2019年5月の一部改良によって、乗車定員は4名から5名に変更されています。

ベーシックな「S」グレードのインテリア

現行プリウスPHVのベーシックなグレードとなるのが「S」です。ステアリングがウレタンで、ブラックのファブリックシートで、運転席は6ウェイ、助手席は4ウェイの調整となります。

「S」に装備を追加する「セーフティパッケージ」とすると、運転支援の安全機能が追加されるだけでなく、ステアリングは合成革巻きとなります。

中位グレードとなる「A」

中位グレードとなる「A」。ステアリングが本革巻きになり、運転席は8ウェイの電動で電動ランバーサポート付、助手席は4ウェイに。運転席と助手席の両方が快適温熱シートになります。ただし、シート表皮はファブリックです。

ワイパーは雨滴感応式のオートワイパーになり、防眩インナーミラーは自動防眩付きに。カラーヘッドアップディスプレイも標準装備となります。

上位グレードの「Aプレミアム」

最上位となる「Aプレミアム」は、「A」の装備に加え、シートが本革仕様となり、運転席と助手席の両方にシートベンチレーション機能が備えられています。

フロントの大型コンソールボックスは、合成皮革巻き(ステッチ付き)となります。

スポーティな「GR SPORT」グレード

プリウスPHVには、スポーティな「GR SPORT」グレードも用意されています。

インテリアにも、専用小径本革巻き3本スポークステアリングホイール、専用スポーティシート、専用タコメーター、スモークブラック加飾シフトノブ、GRロゴ付きの専用スタートスイッチ、アルミペダル、スエード調ファブリック+ダブルステッチのメーターフード、ブラックフロントピラーなどの、特別なインテリアとなっています。
プリウスPHVは、プリウスをベースにしつつも、より先進的で、より環境性能に優れたモデルという位置づけです。

インテリアの基本は、ベースと同じものとなりますが、ブラックを主体としたインテリアカラーを採用するなど、シックさも感じさせる内容となります。
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