スズキ ワゴンRスマイルのエクステリア(外装)デザインはMINIを参考に作られた【プロ徹底解説】

スズキ ワゴンRスマイル

スペーシアという軽スーパーハイトワゴンをラインアップしていますが、新コンセプトの軽ワゴンとして登場したワゴンRスマイルは、外観デザインでスペーシアとの違いをどのように表現しているのでしょうか。

ここではワゴンRスマイルの外観デザインについて紹介します。

文・写真/萩原 文博

Chapter
全体的なデザインの話
フロントマスクの特徴や機能・デザイン
サイドビューの特徴や機能・デザイン
リアビューの特徴や機能・デザイン

全体的なデザインの話

2021年8月に登場した現行型ワゴンRスマイルは、わたしらしく乗れるスライドドアワゴン「マイスタイル マイワゴン」をデザインテーマに老若男女問わずマッチする個性的なデザインを採用しています。

外観は四角いボディのフォルムと丸目のヘッドランプを採用し、シンプルで愛着のわくデザインが特長です。

フロントマスクの特徴や機能・デザイン

リアに両側スライドドアを採用した軽ワゴンとしては、スペーシアがあります。スペーシアはプレーンなデザインの標準車、大きなメッキグリルを採用し圧倒的な存在感を演出するスペーシアカスタム。そして丸目のヘッドライトを採用しスズキのSUVテイストを漂わせたスペーシアギアがあります。

ワゴンRスマイルは、これらとは異なるデザインで個性を主張しなければなりません。

女性にウケるカワイイだけでなく、カッコイイと言われるような輸入車の「MINI」を目指して、基本的には丸目のヘッドライトで可愛らしさを演出しつつ、男性が乗っても似合うようなモダンさを両立しています。

そのため、ヘッドライトの作り込みやメッキパーツの使い方、面の表情にはこだわっています。

LEDを採用したヘッドランプ内に透明な厚肉インナーレンズを用いたポジションランプを採用。さらにメッキ加飾をフロントグリルやフォグランプベゼルに施すことで、上質感を表現しています。

サイドビューの特徴や機能・デザイン

ワゴンRスマイルのサイドビューは、全高を1,695mmと低く抑えたことで、安定感のあるスタイルとなっています。

サイドウィンドウのショルダーラインを低くし、ピラーをブラックアウトすることで、ルーフが浮いているように見えるのが特長です。

両側リアスライドドアは、乗降性に優れた開口幅600mm、リアステップ地上高345mmとなっています。

足元を引き締めるホイールキャップは車体色に合わせてホワイト×シルバーとガンメタリック×シルバーの2トーンカラー2種類を設定しています。

リアビューの特徴や機能・デザイン

ワゴンRスマイルのリアビューは、LEDテールストップランプに厚肉インナーレンズを採用しつつ、フローティングデザインで奥行き感を表現しています。

また、ハイブリッドモデルには、メッキのバックドアガーニッシュを採用し、上質感と同時にボディのワイド感を演出しています。

ボディカラーは、2トーンカラー8色、モノトーンカラー4色の合計12色を設定しています。

上級グレードのハイブリッドXは、日焼けの原因となる紫外線(UV)とジリジリとした暑さのもとである赤外線(IR)をカットして、強い日差しから肌を守る「360°プレミアムUV&IRカットガラス」を採用しホスピタリティの高さを実現しています。

輸入車の「MINI」のように女性に求められる可愛らしさと男性にもに合うモダンさを両立させるために、ヘッドライトの作り込みやメッキパーツの使い方などフロントマスクのデザインがワゴンRスマイルの特長です。

また、背の高さを感じさせない色遣いなどカラーデザインにもデザイナーのこだわりが感じます。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博