日産 アリアのインテリアはモダンさと先進性が同居する革新的なデザイン【プロ徹底解説】

アリア

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日産の新型クロスオーバーEVとして注目のアリア。日産の目指す「ニッサン インテリジェント モビリティ」の象徴として、新しいデザインコンセプトが採用されています。

そのコンセプトはエクステリアだけでなく、インテリアにも及びます。そこで今回は、アリアのインテリアにはどのような特徴があるのか解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
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「間(ま)」をキーワードにデザイン
モダンで先進性な新しいスイッチ

「間(ま)」をキーワードにデザイン

アリアが採用したデザインコンセプトは「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」。日本の美意識をデザインに反映していることが特徴となります。

インテリアに関しては、日本語の「間(ま)」をキーワードにデザインされたと説明されています。狙ったのは「まるでお気に入りのラウンジにいるかのような、シンプルで快適な空間」だとか。
快適な空間を構成するアイテムのひとつが広さです。EVであるアリアには、エンジンという大きな機械が存在しません。その空いたモータールーム(エンジン車でいえばボンネットの中)に空調ユニットを配置。

従来は乗員のいるキャビン内にあった空調ユニットがなくなったことで、室内空間はより余裕あるものになりました。
アリアはEV専用プラットフォームを使っているため、床はフラットで広々。

そして空調ユニットの移動もあわせたことで、アリアは1クラス上の広い室内空間を実現しています。
また、もともと音や振動の少ないEVであることに加えて、遮音材もふんだんに使用。さらなる静粛性向上を実現しています。

また、座り心地の良いゼログラビティシートを採用することで快適性もアップ。乗る人すべてがストレスを感じない、快適な乗車体験を提供してくれます。

モダンで先進性な新しいスイッチ

アリアに乗ったときに、誰もが目を奪われるのが、ダッシュボードのモダンなエアコン類のスイッチでしょう。これはハプティクススイッチと呼ばれるもの。

普通の物理的なスイッチではなく、タッチ式のスイッチで、しかも操作感が分かるように振動します。だからハプティクス(振動)というわけです。
車の電源をオフにするとスイッチの表示も消え、車の始動と共に表示が浮かび上がるという演出も、アリアのモダンさを印象づける一因と言えるでしょう。
また、運転手のひじ掛けとなるセンターコンソールは、前後に電動で動かすことができ、まるでサイドテーブルのよう。
ここにも表示が浮かび上がるタッチスイッチと、新デザインのシフトノブ、そしてQi規格のスマートフォン用ワイヤレス給電システムが配置されています。
ドライバーの目の前のメーターとセンターディスプレイには、1枚続きになった統合型インターフェイスディスプレイが備わっています。

ここには2つの12.3インチディスプレイが組み込まれており、タブレットのように指先のタッチで操作することができます。

日産は「従来の高級車のような雰囲気ではなく、最新のテクノロジーと高い実用性を併せ持ちながら、上質な未来を感じさせる佇まいを表現しています」と説明します。
アリアの広々とした空間のデザインは、シンプルかつモダンなもの。シートは座り心地がよく、静粛性もハイレベル。

最新テクノロジーに囲まれつつも、どこかリラックスした雰囲気が漂います。アリアの室内は、まさに快適なラウンジのようと言えるでしょう。
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