トヨタ 2代目アクアの荷室容量と収納を紹介!乗員を考慮した収納力はより高く【プロ徹底解説】

トヨタ 2代目アクア

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アクアは、トヨタのラインナップでもコンパクトカーにカテゴライズされる車です。

とはいえ、小さな車であっても、荷物を運ぶことがあるのは、他の車種と同じ。アクアの収納力はどんなものなのでしょうか。

そこで、ラゲッジスペースの広さや使い勝手、細かい収納について解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
アクアはより広い荷室容量を確保
アクアの荷室以外の細かい収納スペース
アクアはオプションによって荷室をカスタマイズ可能

アクアはより広い荷室容量を確保

アクアはコンパクトカーでありながら、十分なラゲッジスペースを備えています。

ラゲッジスペースのサイズは、荷室長656mm×荷室幅1,153 mm×荷室高824mmとなっており、2WDの5名乗車時で291L、4WDの5名乗車時で205Lを確保しています。

荷物がどれくらい積めるかを図る指標として、ゴルフバッグを積める数が用いられます。

2代目アクアのラゲッジスペース容量を同じ測定方法に照らすと、リアシートを片方倒した状態で9.5インチのゴルフバッグが3個、リアシート両側を倒すころで、同じ大きさのゴルフバッグを4個積み込むことが可能となります。
アクアのリアシートは、6:4分割可倒式リアシートを採用しているため、ゴルフバッグだけでなく、積み込む荷物の大きさや長さに応じてリアシートのアレンジが可能です。

同じトヨタのコンパクトカーであるヤリスのラゲッジスペースが270Lであることから、2代目アクアのラゲッジは、十分なスペースが確保されていることが分かるのではないでしょうか。

また、アクアのラゲッジは最大幅が1,153mmと、先代よりも70mm拡大するだけでなく、バックドアの開口長も高さ方向で先代から75mm伸ばしたことにより、先代モデルと比較してもより楽に荷物の出し入れをすることができる工夫がなされています。

アクアの荷室以外の細かい収納スペース

2代目アクアのキャビンには、車内空間を有効活用するため、さまざま場所に収納スペースが設けられています。

1列目シートでは、運転席と助手席の間にフロントコンソールが設置されており、2個のカップホルダーとスマートフォントレイが装備されています。

スマートフォントレイはスライド式を採用しているため、ケーブルまですっきりと収納することが可能となっています。
このスマートフォントレイの下部には、充電用と通信用のUSB端子を1つずつ備えています。

ディスプレイオーディオとスマートフォンを接続する通信用のUSB端子は全車に標準装備、充電用のUSB端子はグレードの「Z」にのみ標準で搭載される装備です。
さらに、フロントドアの両側には、ドアポケットとボトルホルダーをそれぞれ設置。

リアコンソールにはオープントレイとカップホルダーが2つある(「X」「B」に標準装備)、リアセンターアームレストにもカップホルダーが2個付いている(「Z」「G」に標準装備。「X」にメーカーパッケージオプション)ことから、カップホルダーだけでも全体で8箇所設置されているのです。

さらに、左右のエアコン吹き出し口の下には収納式のドリンクホルダーを備え、左右ドアにもそれぞれボトルホルダーを設置。
また、リアコンソールには非常時給電システムを搭載したAC100V・1,500Wのアクセサリーコンセントが採用されています。

このコンセントを利用することで、ガソリン満タンで消費電力が400W/hであれば、およそ5日分の電力を供給することができます。

AC100Vで最大消費電力の合計が1,500W以下の電気製品を使用できるほか、災害などによる非常時に電力が必要なとき給電が可能となっています。

アクアはオプションによって荷室をカスタマイズ可能

ラゲッジスペースを用途によってカスタマイズできるオプションの1つめが、アジャスタブルデッキボードです。4WDモデルに標準装備、2WDではオプションとなります。

この装備は上段と下段の2段階に調整でき、上段にセットしてリアシートを倒すことによって、フラットな空間を生み出すことができるオプションです。

サイズが大きい荷物や長尺物を積み込むのに便利であり、フロアボードとの間のスペースに小物を収納することも可能。

高さがある荷物を運ぶ時には、下段にセットすることでラゲッジの高さを稼げるなど、さまざまな使い方ができるアイテムです。
2つ目が、ラゲージトレイとトノカバーです。

アクアのラゲージトレイは、完全防水のトレイとなっています。汚れた荷物を積み込む際に活躍が期待できるオプションとなっており、車名のロゴが入れられています。

また、トノカバーは荷物を隠すことでプライバシーを守ることができる装備です。
3つ目のラゲージソフトトレイは、ラゲージ部とリアシートのシートバック部2箇所に用意されています。

撥水・防水機能付きのソフト素材を使用しており、濡れた荷物や汚れ物も気にせず収納できるトレイです。

さらには水滴が車内に落ちるのを防ぐ外周縁が付いており、同時に滑り止め防止機能もあります。

リアシート部においてはリアシートを倒してフラットな状態で使用する際にシートバックに汚れが付着するのを防いでくれるトレイとなっています。

ラゲージ部のソフトトレイと同じく、撥水・防水機能付きのソフト素材で、汚れや水などのしみ込みを防ぎます。

また、滑り止め機能を備えた軽くて扱いやすいソフト素材のため、装着や取り外しも簡単に行うことができます。
2代目アクアは、コンパクトカージャンルでも十分なラゲッジスペースと、実用性の高い収納力を備えることも魅力の1つ。

USB端子やカップホルダー、アクセサリーコンセントの採用などによって、さまざまなシーンに対応できるようになっています。
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