トヨタ 2代目アクア新旧比較!アクアは新型になってどう変わったのか【プロ徹底解説】
更新日:2024.09.19
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トヨタのアクアは、2021年7月にフルモデルチェンジを受けて2代目モデルとなりました。
コンパクトカークラスで人気となっているアクアですが、2代目になるにあたりどこが変わったのでしょうか?
アクアの新型になって変化した部分はどこなのか解説します。
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
コンパクトカークラスで人気となっているアクアですが、2代目になるにあたりどこが変わったのでしょうか?
アクアの新型になって変化した部分はどこなのか解説します。
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
アクアの新旧比較表
2代目アクア | 初代アクア | |
---|---|---|
新車価格 | 198〜283.7万円 | 169〜261万円 |
中古車価格 | 24.8〜309.5万円 | 24.8〜309.5万円 |
ボディタイプ | ハッチバック | ハッチバック |
全長 | 4.1m | 4〜4.1m |
全幅 | 1.7m | 1.7m |
全高 | 1.5m | 1.4〜1.5m |
燃費WLTCモード | 29.3~35.8km/L | 27.2~29.8km/L |
燃費JC08モード | - | - |
ドア数 | 5ドア | 5ドア |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
排気量 | 1,490cc | 1,496cc |
トランスミット | CVT | CVT |
ハンドル | 右 | 右 |
最小回転半径 | 4.9〜5.3m | 4.8〜5.8m |
ホイールベース | 2.6m | 2.6m |
フロントフェイスとエクステリアデザイン
トヨタ 2代目アクアのフロントフェイスは、先代モデルとは異なる穏やかなデザインが採用されています。
これは、先代の「アクティブで楽しいスタイル」という狙いから、新型の「Harmo-tech」(知性・感性を刺激する、人に寄り添う先進)というコンセプトの変化に伴うもの。
先代の精悍さに、新型は親しみやすさがプラスされているのです。
これは、先代の「アクティブで楽しいスタイル」という狙いから、新型の「Harmo-tech」(知性・感性を刺激する、人に寄り添う先進)というコンセプトの変化に伴うもの。
先代の精悍さに、新型は親しみやすさがプラスされているのです。
まず、先代モデルよりもヘッドランプはエッジをおさえつつシャープな意匠とし、立体的なグリルを組み合わせることで、精悍ながらも親しみやすい印象を獲得しています。
さらに、フロントグリル自体を大型化し、開口部にはメタリック調の塗装を施すことで、より立体感を強調しました。
さらに、フロントグリル自体を大型化し、開口部にはメタリック調の塗装を施すことで、より立体感を強調しました。
また、2代目アクアのボディは、ピラーの頂上からフロントのフェンダーまでが連続したモノフォルムシルエットになっています。
大きな一つの塊のような横からのルックスは、シンプルでスマートな印象を与えます。
後方に向けて絞り込まれたキャビンと張り出したリヤフェンダーという凹凸のコントラストによって、コンパクトクラスとは思えないようなワイドさを感じさせています。
大きな一つの塊のような横からのルックスは、シンプルでスマートな印象を与えます。
後方に向けて絞り込まれたキャビンと張り出したリヤフェンダーという凹凸のコントラストによって、コンパクトクラスとは思えないようなワイドさを感じさせています。
ホイールベースの延長によって向上した快適性
2代目アクアのボディサイズは、2WDで全長4050mm×全幅1695mm×全高1485mmとなっています。一方、先代モデルは全長4050mm×全幅1695mm×全高1455mmでした。
フルモデルチェンジを受けた2代目アクアは、全長および全幅は先代モデルより変わっていませんが、全高のみ30mm高くなっていることがわかるでしょう。
これは先代モデルで、ルーフの低さからくるキャビン内の圧迫感を改善してほしいというユーザーの声を反映したものとされています。
フルモデルチェンジを受けた2代目アクアは、全長および全幅は先代モデルより変わっていませんが、全高のみ30mm高くなっていることがわかるでしょう。
これは先代モデルで、ルーフの低さからくるキャビン内の圧迫感を改善してほしいというユーザーの声を反映したものとされています。
さらに、ホイールベースを2600mmと先代モデルよりも50mm延長されており、リアシートの居住性と走行安定性の向上を図っています。
車内空間に関しては先代モデル室内長2015mm×室内幅1395mm×室内高1175mmでした。対して2代目アクアは、室内長1830mm×室内幅1425mm×室内高1190mmとなり、室内長自体は短くなっている一方、室内幅と室内高は拡大しています。
車内空間に関しては先代モデル室内長2015mm×室内幅1395mm×室内高1175mmでした。対して2代目アクアは、室内長1830mm×室内幅1425mm×室内高1190mmとなり、室内長自体は短くなっている一方、室内幅と室内高は拡大しています。
とはいえ、前後シート間の距離は20mm拡大しており、車内幅の30㎜拡大とあわせて、ホイールベースが50mm長くなっている2代目アクアの方が、人の居住空間としてのスペースは拡大しているといえるでしょう。
新たな水素電池を採用
2代目アクアは、先代モデルから引き続きハイブリッド専用車となっています。搭載するパワートレーンは、1.5Lの直列3気筒エンジンにモーターを組み合わせるTHS-IIです。
基本的な構成は変わらないものの、エンジンは1NZ-FXE型からM15A-FXE型に変わっており、採用されるモーターも1LM型から1NM型へと変更されました。この変更により、ヤリスのハイブリッドと同じ構成となっています。
基本的な構成は変わらないものの、エンジンは1NZ-FXE型からM15A-FXE型に変わっており、採用されるモーターも1LM型から1NM型へと変更されました。この変更により、ヤリスのハイブリッドと同じ構成となっています。
しかし、2代目アクアのパワートレーンで注目となるのが、高出力なバイポーラ型ニッケル水素電池を世界初採用したことでしょう。
従来のバッテリーと比較しておよそ2倍の出力が期待できるほか、アクセルレスポンス向上、EV走行可能距離の拡大など、ハイブリッド車ならではの特徴を強化することで、ヤリスのハイブリッドとの違いを強調しています。
従来のバッテリーと比較しておよそ2倍の出力が期待できるほか、アクセルレスポンス向上、EV走行可能距離の拡大など、ハイブリッド車ならではの特徴を強化することで、ヤリスのハイブリッドとの違いを強調しています。
2代目アクアでは、「X」以上のグレードにバイポーラ型ニッケル水素電池を搭載しており、アクセルペダルだけで車速をコントロールすることが可能な快感ペダルという機能も備わっています。
また、プラットフォームにはTNGAプラットフォームを採用することで、ボディの剛性を高めながらも重量増を最小限としました。燃費性能は、先代モデルがWLTCモードで最大29.8km/Lでしたが、2代目アクアでは最大35.8km/Lと大幅に向上しています。
また、プラットフォームにはTNGAプラットフォームを採用することで、ボディの剛性を高めながらも重量増を最小限としました。燃費性能は、先代モデルがWLTCモードで最大29.8km/Lでしたが、2代目アクアでは最大35.8km/Lと大幅に向上しています。
2代目アクアは、先代と比較して親しみやすいエクステリアデザイン、向上した居住性、最高クラスの燃費性能を獲得しました。
さらに、ワンペダルで加減速をコントロールできる特徴的な装備など、アクアならではの特徴も備わっています。
コンパクトカーの人気モデルとして、より存在感の強い1台になったといえるでしょう。
さらに、ワンペダルで加減速をコントロールできる特徴的な装備など、アクアならではの特徴も備わっています。
コンパクトカーの人気モデルとして、より存在感の強い1台になったといえるでしょう。