青いランプをつけたあの車は警察じゃない!?では何者なのか

青色防犯パトロール車

屋根に青いランプを付けたパトカーそっくりの車を見かけたことはないでしょうか。車のランプは回転灯と呼ばれるものですが、回転灯は色によって対応する業務が異なります。では、青いランプを付けた車は何をするための車なのでしょうか。

Chapter
自主的に防犯パトロールをしている車

自主的に防犯パトロールをしている車

青いランプを付けて走行している車は、警察車両ではありません。

いわゆる青色防犯パトロール車と呼ばれる車であり、略して青パトなどとも呼称されます。

青色防犯パトロールとは地域住民や民間あるいは行政によって、自主的に防犯パトロールを行う活動のことであり、徒歩・自転車によるパトロールや子どもの見守りが主な内容となっているようです。

つまり、上記の青色防犯パトロールを行うさいに用いられる車が、青いランプを付けた青色防犯パトロール車なのです。

ただし、自主的な防犯パトロールのためといっても、誰でも車に青いランプを取り付けることはできません。

そもそも、車両に取り付けられる回転灯(ランプ)に関しては道路運送車両法で規定されています。

赤色はパトカーや救急車などの緊急車両、黄色であればハイウェイパトロールカーや清掃車というように、正式な認可を受けた車だけが業務の内容に応じた色の回転灯を装着することができます。

青色の回転灯も例外ではなく、装着するためには各地域を管轄している警察署の認可を受ける必要があります。

東京都の例では、警察署に申請をして証明書が発行されたのち、15日以内に運輸支局に申請をして、車検証に自主防犯活動自動車と記載されなければならないとしています。

青いランプを付けて走行している車は、警察車両のように事件が起きたときに緊急走行をしたり、事故の処理をしたりといったことはできません。

しかし、実際に自主防犯パトロール活動が行われている地域では、犯罪の発生率が減少したという検証結果もあるようです。

このことから、青いランプを付けた防犯パトロール車は、地域を見守る役として、自分たちの街を守るための車といえるでしょう。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道