後部座席(リアシート)を撤去する理由を解説
更新日:2024.08.19
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車のシートは、車内で人が快適に過ごすための基本的な装備の1つです。ですが、まれにフロントシートのみを残してリアシートを撤去している車が存在しています。リアシートを撤去することになにか意味があるのでしょうか。
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- リアシート撤去にはさまざまなメリットがある
リアシート撤去にはさまざまなメリットがある
2022年6月1日、トヨタがスポーツブランドのGRシリーズの新型として登場するGRカローラ RZとGRカローラ モリゾウエディションを世界初公開しました。
GRカローラ モリゾウエディションは、「モリゾー」の愛称で知られるマスタードライバーこと豊田章男社長自身でハンドルを握り、走りに味付けを行ったという車です。
内外装だけでなく、エンジンや足回りなど細部に渡りチューニングが加えられているほか、GRカローラ RZが5人乗りであるのに対し、GRカローラ モリゾウエディションではリアシートが撤去され2人乗りになっています。
フェラーリやランボルギーニに代表されるようなスーパースポーツを初め、今回発表されたGRカローラ モリゾウエディションのような走行性能を追求する車ではリアシートがなかったり、撤去していることも珍しくありません。
GRカローラ モリゾウエディションは、「モリゾー」の愛称で知られるマスタードライバーこと豊田章男社長自身でハンドルを握り、走りに味付けを行ったという車です。
内外装だけでなく、エンジンや足回りなど細部に渡りチューニングが加えられているほか、GRカローラ RZが5人乗りであるのに対し、GRカローラ モリゾウエディションではリアシートが撤去され2人乗りになっています。
フェラーリやランボルギーニに代表されるようなスーパースポーツを初め、今回発表されたGRカローラ モリゾウエディションのような走行性能を追求する車ではリアシートがなかったり、撤去していることも珍しくありません。
しかし、実は個人レベルで元々リアシートがある車から、リアシートを撤去するケースも存在しています。
その理由のひとつとして、リアシートを撤去することで車の軽量化ができることが挙げられます。
リアシート自体の重さは、一般的な乗用車ならば1席分でおよそ15キロほどです。そのため、座席が2人分あるリアシートであれば、それを取り除くだけでおよそ30キロ軽くなることになります。
基本的に、車重は軽ければ軽いほど走行性能の面で有利であり、加速の伸びが良くなるほか、ハンドリングやブレーキ性能も高めることが可能だとされています。
さらに、車重が軽くなったことにより燃費性能の向上も期待できます。同じエンジンであれば、重い物体よりも軽い物体を動かす方が負担が低減されるためです。
また、車内の安全性を高める目的でロールケージなどを設置するスペースを確保するために、リアシートを撤去する場合もあるようです。
以上のように、さまざまなメリットがあるリアシートの撤去ですが、注意点も存在します。
それは、本来リアシートがあった車からリアシートを取り外した場合、車検証に記載された乗員定員が変わるという点です。
そのため、リアシートを撤去した場合、そのままでは車検に通らず、構造変更手続きによって公認を取る必要があるようです。
現在の道路交通法ではリアシートの撤去は不正改造には当たりませんが、リアシートを撤去したあとは正当な手続きを踏んだ方が良いでしょう。
その理由のひとつとして、リアシートを撤去することで車の軽量化ができることが挙げられます。
リアシート自体の重さは、一般的な乗用車ならば1席分でおよそ15キロほどです。そのため、座席が2人分あるリアシートであれば、それを取り除くだけでおよそ30キロ軽くなることになります。
基本的に、車重は軽ければ軽いほど走行性能の面で有利であり、加速の伸びが良くなるほか、ハンドリングやブレーキ性能も高めることが可能だとされています。
さらに、車重が軽くなったことにより燃費性能の向上も期待できます。同じエンジンであれば、重い物体よりも軽い物体を動かす方が負担が低減されるためです。
また、車内の安全性を高める目的でロールケージなどを設置するスペースを確保するために、リアシートを撤去する場合もあるようです。
以上のように、さまざまなメリットがあるリアシートの撤去ですが、注意点も存在します。
それは、本来リアシートがあった車からリアシートを取り外した場合、車検証に記載された乗員定員が変わるという点です。
そのため、リアシートを撤去した場合、そのままでは車検に通らず、構造変更手続きによって公認を取る必要があるようです。
現在の道路交通法ではリアシートの撤去は不正改造には当たりませんが、リアシートを撤去したあとは正当な手続きを踏んだ方が良いでしょう。