【2025年最新】車のランプ球切れ時の対処法:罰則・費用・応急処置を初心者向けに解説

テールランプ

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夜間に運転していて、すれ違う対向車のヘッドライトが片方消えていたり、前を走る車のテールランプが点灯していないことに気づいた経験はないでしょうか。自動車のライトには昔ながらの白熱電球(バルブ)だけでなく、近年はLEDも多く採用されていますが、いずれも寿命が来れば光らなくなるものです。もちろん新しいバルブに交換すれば再び点灯しますが、急に球切れしたまま走行するのは違法なのでしょうか? また、もし自身の車でランプ球切れが起きた場合、ドライバーはどのように対処すれば良いのでしょうか。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
車のランプ球切れは違反?科せられる罰則とは
整備不良で問われる罰則(違反点数・反則金)
安全リスクと早期対処の重要性
球切れに気付いたらどうする?安全確保と応急処置
安全確保して路肩に停車
ロードサービス・JAFを呼ぶ
代替手段はNG:絶対に走り続けない
両側不灯なら電気系トラブルを疑う
修理はレッカーか出張修理が安全
ランプ球切れの原因と交換方法:DIYかプロに依頼か
ランプ球切れの交換費用はどれくらい?
日常点検と球切れ予防のポイント
点検義務を知って習慣づける
ライト点灯を毎回チェック
早めのバルブ交換でトラブル防止
LED化車両でも油断禁物
オートライト車でも手動点検は必須
まとめ

車のランプ球切れは違反?科せられる罰則とは

整備不良で問われる罰則(違反点数・反則金)

車のライト類(ヘッドライト、ブレーキランプ、ウインカー、テールランプなど)が球切れしている状態で公道を走行することは、たとえ片側だけでも道路交通法上の違反になります。

法律上は「整備不良(尾灯等違反)」とみなされ、違反点数は1点、普通乗用車の場合は反則金7,000円(車種によって大型車9,000円、二輪車6,000円、原付等5,000円)を科せられます。

わずか1点とはいえ点数制の違反になるため、例えばゴールド免許保持者なら次回更新時にブルー免許へ降格してしまうほど影響があります。また、「片方が点いているから大丈夫」と放置すると車検にも通らないので注意が必要です。

安全リスクと早期対処の重要性

違反となるのは法律上の話だけでなく、安全面から見ても当然です。ヘッドライトが切れていれば前方の視界が十分確保できず危険ですし、テールランプやブレーキランプが切れていれば後続車に自車の存在や減速を知らせられず重大事故につながりかねません。

要するにライトの球切れは整備不良による交通違反であり、放置すれば安全上も大きなリスクとなります。

もっとも、現実にはランプ球切れは運転者自身が気付きにくいうえ突然起こることも多いため、警察に見つかっても即座に反則切符を切られるとは限りません。状況によってはその場で口頭注意で済むケースも少なくないようですが、違反自体は事実なので「見逃してもらえるだろう」と安易に考えるのは危険です。

万一取り締まりを受けて違反切符を切られれば、点数と反則金という形で大きな痛手を負うことになります。違反も事故も起こさないために、球切れに気付いたら速やかに対処することが大切です。

球切れに気付いたらどうする?安全確保と応急処置

安全確保して路肩に停車

走行中にヘッドライトやテールランプの球切れに気付いた場合、まずは安全確保が最優先です。特に夜間であれば、すぐにハザードランプを点けて減速し、道路脇の安全な場所に停車しましょう。暗い中でライトが片方でも消えていると非常に危険ですから、無理に走り続けるのは厳禁です。

ロードサービス・JAFを呼ぶ

停車できたら、ロードサービスやJAFなどプロの助けを呼んで対応してもらいましょう。自動車保険に付帯するロードサービスの中には、ヘッドライトやブレーキランプの不灯(球切れ)対応を含むものもあります。ご自身の加入保険にそうしたサービスがあれば積極的に活用してください。

代替手段はNG:絶対に走り続けない

注意したいのは、「ロービームが切れたからハイビームに切り替えて片目で走ればいい」などと代替手段で走行を続けないことです。ライト本来の使い方ではない上に、整備不良の隠蔽ともみなされかねず大変危険です。片側だけ点灯している場合も含め、球切れに気付いたらそのまま走行を続けないのが原則です。

両側不灯なら電気系トラブルを疑う

もしヘッドライトが両方とも点かない場合、バルブ切れではなくヒューズ切れ等の電気系トラブルの可能性があります。この場合も自力走行は危険かつ違法状態なので、無理に運転せずロードサービスやJAFを呼んで対応してもらいましょう。

修理はレッカーか出張修理が安全

なお、現実問題として「修理工場や店に持って行きたくても運転しないと行けない」という状況もあるかもしれません。しかし厳密には修理のために店まで運転していく行為自体が違反となってしまいます。

運悪く移動中に取り締まりに遭えば元も子もないので、できる限りレッカー移動や出張修理に頼るのが賢明です。どうしても自分で運転していく必要がある場合は、昼間など比較的安全な状況を選び、最短ルートで早急に交換対応してもらってください(推奨はできませんが…)。

ランプ球切れの原因と交換方法:DIYかプロに依頼か

球切れのほとんどはバルブ(電球)の寿命による断線が原因で、新品バルブへの交換によって再び正常に点灯させることが可能です。ドライバー自身にある程度の知識や工具があれば、バルブ交換作業はDIYでもそれほど難しくない場合があります。実際、ヘッドライトやテールランプの電球交換程度であれば、自家用車ユーザーが自分で行っているケースも多いです。

自分で交換する場合のポイントとしては、まず車両ごとの取扱説明書や整備マニュアルを確認し、適合するバルブの種類(型番)を調べましょう。交換作業時はエンジンとライトスイッチをオフにし、バルブや周辺部品が熱い場合は十分冷ましてから行います。ヘッドライトのハロゲンバルブを直接手で触ると指の油分で寿命が縮むため、布手袋を着用して作業すると良いでしょう。テールランプやウインカー球はトランク内側やレンズカバー裏から比較的簡単に交換できる車種が多いですが、無理に外そうとして部品を破損しないよう注意してください。交換後は確実に点灯するか点検し、不要になった古いバルブは適切に廃棄します。

自信がない場合や作業が難しい場合は、プロに依頼するのが確実です。球切れの対応をお願いできる業者としては、以下のような選択肢があります。

  • ディーラー
車種の正規ディーラーでは、その車の純正部品によるバルブ交換を行ってくれます。品質が高く保証も付くため安心感がありますが、費用は他より高めです。時間に余裕があり確実な修理を望むならディーラーが良いでしょう。

  • 整備工場(町の修理工場)
国家資格を持つ整備士がいる工場なら技術力も高く、ディーラーに次いで安心して任せられます。社外品など汎用の交換用バルブで対応することが多く、ディーラーより交換費用を抑えられる場合が多いのもメリットです。行きつけの工場があれば相談してみましょう。

  • カー用品店
オートバックスやイエローハット等のカー用品店でもバルブ交換に対応可能です。全国各地に店舗があり旅先でも立ち寄りやすい利便性があります。こちらも社外品バルブで交換するため費用は比較的安価に済む傾向です。ただし店舗や作業者によって技術力に差があり、車種によっては作業に時間がかかったり断られるケースもあります。口コミや評判も参考にしましょう。

  • ガソリンスタンド
ガソリンスタンドの中には整備士が常駐し、ヘッドライトやランプ類の球交換をその場で対応してくれる所もあります。こちらも費用はディーラーに比べて安い傾向です。ただしスタンドによって対応範囲が異なり、簡単なバルブ交換のみOKという所も少なくありません。バルブ以外(配線やユニットの不具合)の場合は対処できない可能性もあるため、事前に問い合わせると確実です。

ランプ球切れの交換費用はどれくらい?

球切れしたランプを交換する際の費用は、車種や部位、依頼先によって幅がありますが、おおよその目安を知っておきましょう。例えばヘッドライトのバルブ交換の場合は約5,000円前後、ブレーキランプ(テール球)は1,000~2,000円程度が相場です。これらは部品代と工賃を合わせた一般的な例ですが、実際の金額はバルブの種類(ハロゲン・HID・LED)や依頼する業者によって変動します。

依頼先別に見ると、ディーラーでは4,000円~1万円程度街の整備工場では2,500~3,000円カー用品店なら1,500~2,000円ガソリンスタンドでは2,000~3,000円程度が目安です。最近はヘッドライトやテールライトにLEDユニットを採用する車も増えており、LEDが球切れした場合はユニットごと交換となるため5万円以上かかることも。車の年式や装備によって費用は大きく異なるので、事前にディーラーや整備工場で見積もりを取ると安心です。

日常点検と球切れ予防のポイント

点検義務を知って習慣づける

球切れによる思わぬ違反や事故を防ぐには、日常点検によって早期に不具合を発見することが肝心です。実は道路運送車両法では、ドライバーは「1日1回は車両の点検を行うこと」が義務づけられています。現実には毎日欠かさずチェックする人は多くないかもしれませんが、ライト類についてはこまめな点検習慣をつけておくと安心です。

ライト点灯を毎回チェック

具体的には、運転前後や給油のついでなどに車の周囲を一周し、ライトの点灯確認をしましょう。ヘッドライト(ロービーム・ハイビーム)は正面から左右の明るさを見比べ、ウインカーはハザードランプを点けて全方向が点滅するか確認します。ブレーキランプは一人では確認しづらいですが、壁やガラスに反射させたり、可能なら誰かに踏んでもらって点灯をチェックします。

テールランプナンバー灯も夜間に点灯しているか時折確認しましょう。最近の車には球切れを検知して警告灯で知らせてくれる機能があるものもありますが、過信は禁物です。「知らないうちに片方切れていた」という事態を避けるためにも、日頃から意識して点検することが重要です。

早めのバルブ交換でトラブル防止

また、予防策としてバルブを早めに交換しておく方法もあります。とくに長年同じライトバルブを使い続けている場合、寿命が近づいて暗くなってきたり突然切れることもあります。万が一に備えて切れる前に交換しておくのも有効な手段です。ヘッドライトは左右ほぼ同時期に劣化するため、どちらか一方が切れたらもう片方も近いうち切れる可能性が高いです。片方が見えていれば安心と放置せず、対向でペアのバルブは同時交換するのが基本と心得てください。

LED化車両でも油断禁物

近年の動向として、車の照明は急速にLED化が進んでいます。LEDバルブの寿命は約15年程度とも言われ、いったん導入すれば車を手放すまで交換が不要なケースも多いようです。実際、新車の多くでブレーキランプやテールランプはLED化されており、従来型の球切れは起こりにくくなってきました。とはいえ電子部品であるLEDも故障ゼロではなく、点灯不良になればユニット交換が必要です。過信せずに「切れにくいから大丈夫」と放置せず、異変に気付いたら早めに対処しましょう。

オートライト車でも手動点検は必須

さらに、2020年4月からは新型車へのオートライト機能(自動点灯)の搭載が義務化され、2023年までに継続生産車も含めてほぼ全ての新車で自動的にライトが点灯するようになりました。オートライトは夕暮れ時やトンネル進入時のライト点け忘れを防ぐ効果が期待でき、安全性向上に寄与しています。

ただし、これはあくまでライトの操作忘れを防ぐ仕組みであり、球切れそのものを防止するわけではありません。オートライト車であってもライトがちゃんと点いているかの確認は依然としてドライバーの責任です。最新技術に頼りきりにならず、自分の目で定期的にチェックする習慣を続けましょう。

まとめ

車のヘッドライトやテールランプが球切れすると、それだけで整備不良の交通違反となり得ます。違反点数1点と反則金(普通車7,000円)という罰則もさることながら、ライト切れのままでは自車の視認性・視界確保が不十分となり事故リスクが高まります。走行中に球切れに気付いたら、ハザードを焚いて安全に停車し、速やかに対処することが大切です。自信があれば自分でバルブ交換することも可能ですが、不安な場合はディーラーや整備工場、カー用品店などプロの力を借りて確実に修理しましょう。交換費用は数千円程度が一般的で、LEDユニットでは高額になる場合もありますが、安全には代えられません。

日頃からライト類をこまめに点検し、球切れを早期発見・早期対応することが何よりの予防策です。特に初心者ドライバーの方は、「ライトくらい点いているだろう」と思い込みがちですが、自分では気付きにくいものです。定期的な点検と適切な整備で、夜間走行の安全を守りつつ交通違反とも無縁でいられるよう心がけましょう。万一の球切れにも慌てず今回紹介した対処法で対応し、常に万全のライトで安心・安全なドライブを楽しんでください。
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