超安全なクルマ?政治家やVIPを乗せる防弾仕様車って普通に買えるの?

防弾ガラス スモークガラス カーテン

基本的に、政治家や一部のVIPが乗っているような防弾仕様車は、普通の車を購入したのちに専門の業者によって防弾仕様に改造が施されたものです。

では、一般人が防弾仕様車を所有することは可能なのでしょうか。

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一般人が防弾仕様車を買うのは非常に難しい

一般人が防弾仕様車を買うのは非常に難しい

防弾仕様車には軽装甲と重装甲という2種類に分けることができ、日本国内で用いられているのは多くの場合で軽装甲の防弾仕様車であるようです。

なぜなら、日本国内で犯罪に用いられている主な銃火器は拳銃や一部の軽機関銃であり、戦車の装甲を貫通できるようなライフル・ロケットランチャー・重機関銃などによる襲撃は想定されていないためです。

2019年にはボルボがSUVであるXC90を防弾仕様にしたXC90 アーマードというモデルを発表していますが、こちらは地雷や爆弾の爆発にも耐えうる防爆仕様となっています。

堅牢性を確保するため、ボディのあらゆる部分に防弾パネルが取り付けられ、ベース車両と比較して車重が1,400kgも増加しています。

このような性能を持つ防弾仕様車ですが、日本国内で一般人が所有するのは非常に困難であるといえます。

防弾仕様車の存在は一般人の生命を守ることもできるといえますが、それ以上に反社会的勢力などの犯罪組織が、防弾仕様車を所有することが危惧されるためです。

そのため、警察当局から販売業者に対して、防弾仕様車を購入しようとする者に厳しい審査を行うように通達が出ていると言われており、審査をクリアしないと購入ができないとされています。

前述したボルボの防弾仕様車のほか、メルセデスベンツやフェラーリといった海外のメーカーも防弾仕様車を販売しています

しかし、それはあくまでも海外での話であり、日本国内で防弾仕様車を一般向けに販売しているメーカーは存在していません。

このことからも、日本国内で一般ユーザーが防弾仕様車を入手するのはほとんど不可能といって良いでしょう。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道