一般道でヘルメットを着用して車を運転してもいい?
更新日:2024.09.09
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プロやアマチュア問わず、モータースポーツに参加するレーサーはヘルメットを着用しています。
サーキットやラリーの世界ではスピードを競うという競技の特性上、安全のためにもヘルメットは必須と言えます。
では、安全のためにヘルメットを着用して一般道を走ってもいいのでしょうか。
サーキットやラリーの世界ではスピードを競うという競技の特性上、安全のためにもヘルメットは必須と言えます。
では、安全のためにヘルメットを着用して一般道を走ってもいいのでしょうか。
- Chapter
- ヘルメット着用を取り締まる法律はない
ヘルメット着用を取り締まる法律はない
結論からいえば、一般道を走行するときにヘルメットを着用してはいけないという明確な法律は存在していません。
しかし、安全運転の義務を定めた、道路交通法第70条に抵触する可能性があります。
なぜなら、この法律では「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」としているためです。
このことは、ヘルメットの形状に起因しています。
しかし、安全運転の義務を定めた、道路交通法第70条に抵触する可能性があります。
なぜなら、この法律では「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」としているためです。
このことは、ヘルメットの形状に起因しています。
4輪モータースポーツで用いられるヘルメットは、フルフェイスタイプとジェットタイプの2種類があります。
形状に僅かな違いがあるものの、フルフェイス/ジェットとも耳までカバーしています。そのため、周辺の音を聞き分けづらくなり、死角にいたバイクや緊急自動車のサイレンといった運転中に聞かなければならない音に対して反応が鈍くなってしまう可能性があります。
さらに、フルフェイスタイプのヘルメットにおいては、視界が非常に制限されることになります。ジェットタイプでもそれなりに視界は制限されますが、フルフェイスタイプは視界の狭さがより顕著です。
形状に僅かな違いがあるものの、フルフェイス/ジェットとも耳までカバーしています。そのため、周辺の音を聞き分けづらくなり、死角にいたバイクや緊急自動車のサイレンといった運転中に聞かなければならない音に対して反応が鈍くなってしまう可能性があります。
さらに、フルフェイスタイプのヘルメットにおいては、視界が非常に制限されることになります。ジェットタイプでもそれなりに視界は制限されますが、フルフェイスタイプは視界の狭さがより顕著です。
これらは、一般道を走る上で単純なデメリットとなってしまうだけでなく、視界不良によって事故を引き起こす可能性があると警察に判断されてしまう可能性もあるのです。
モータースポーツのレーサーが着用するようなヘルメットは、公道で必要となる場面は少ないはずです。
日常的な運転でもレーサー気分を味わいたい!…と思う人は少ないかもしれませんが、一般道では視界をしっかり確保するためにも、ヘルメットを着用せずに安全運転に努めた方が良いでしょう。
モータースポーツのレーサーが着用するようなヘルメットは、公道で必要となる場面は少ないはずです。
日常的な運転でもレーサー気分を味わいたい!…と思う人は少ないかもしれませんが、一般道では視界をしっかり確保するためにも、ヘルメットを着用せずに安全運転に努めた方が良いでしょう。