タイヤの正しい保管方法を解説|ラップで包むのは効果ある?

タイヤ

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タイヤを保管する時に、間違った方法で保管してしまうとタイヤの寿命を短くしてしまいます。

タイヤはゴム製品のなので劣化は避けられませんが、保管方法に気を付けることでより長持ちさせることができます。

そこで今回はタイヤの正しい保管方法について解説します。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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タイヤは風通しの良い屋外で保管しよう
タイヤを保管するための下準備も忘れずに

タイヤは風通しの良い屋外で保管しよう

そもそもタイヤとはゴム製品のため、水分や湿度、紫外線などの様々な要因によって、劣化が起きてしまいます。タイヤの寿命を守るためにも、雨風や日光はなるべく避けたいところです。

よって保管場所は小屋やガレージなどの、雨や日の当たらない屋内保管が最適でしょう。あわせて、空気の出入りが少ない場所や熱がこもる場所は、湿度が高くなりがちなので、風通しが良い環境を選ぶことも重要です。

また、屋内保管が難しくどうしても屋外保管になってしまう場合は、市販のタイヤカバーやタイヤラックなどの専用のグッズを活用し、厳重に保護した上で保管するのがベターです。工夫として、ラップでぐるぐる巻きにしたり、布団用の真空圧縮袋を使うというのもひとつの手です。

タイヤを保管するための下準備も忘れずに

タイヤを正しく保管するため、まずはタイヤに付着している汚れをしっかりと洗って取り除く必要があります。保管する期間が長くなりがちなスタッドレスタイヤは、より気を遣いたいところですが、洗剤を使った過剰な洗浄はタイヤを痛めてしまう場合もあるので、注意が必要です。

基本は水洗いするだけにしておき、タイヤワックスが塗られていたり汚れが酷い場合にだけ、洗剤を使用することでタイヤの表面を守ることに繋がります。洗い終わったら、乾いた布で拭き上げ、しっかり乾燥させることも忘れてはいけません。

また、タイヤがホイールに付いたまま保管する場合、空気圧を減らしておくことも忘れないようにしましょう。これは、タイヤの変形を防ぐのが目的です。

タイヤは普段、内側から圧力を掛けて形を保っています。保管している間、ゴムやワイヤーへの負担を減らす意味でも、空気圧は指定の圧力の半分ほどに減らしておくのがタイヤを長持ちさせる秘訣です。

そのほか、オールシーズンタイヤやタイヤ保管サービスの利用を検討しても良いでしょう。

前述したように、タイヤはゴム製品なので劣化するのは仕方ありませんが、劣化を最小限に抑えることは可能です。もっとも、法律や人の命を守るためにも、タイヤの定期的な整備と正しい保管を行うようにしましょう。

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