【プロ解説】ミニクロスオーバーの安全装備を徹底解説!!

ミニクロスオーバージョンクーパーワークス

2017年3月に導入された現行型ミニクロスオーバー。

2020年9月にマイナーチェンジを行い、内外装の変更とともに、最新の運転支援システムへとアップデートされています。

ここでは、プレミアムコンパクトSUVの人気モデルであるミニクロスオーバーの安全装備について紹介します。

文/写真・萩原 文博

Chapter
ドライビング・アシスト(前車接近警告機能/衝突回避・衝突軽減ブレーキ/レーン・ディパーチャー・ウォーニング機能)
アダプティブLEDヘッドライト
MINIヘッド・アップ・ディスプレイ
アクティブ・クルーズ・コントロール(ACC)
リアビューカメラ
フロント&リアPDC(パーク・ディスタンス・コントロール)
パーキング・アシスト・パッケージ
ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)
MINI SOSコール
クラッシュセンサーシステム

安全装備を一覧で紹介

ドライビング・アシスト(前車接近警告機能/衝突回避・衝突軽減ブレーキ/レーン・ディパーチャー・ウォーニング機能)

ドライビング・アシストは前車接近警告機能、衝突回避・衝突軽減ブレーキ、レーン・ディパーチャー・ウォーニング機能という3つの機能がパッケージ化されたものです。

車体前部のカメラが車間距離を測定し、衝突の危険を察知すると前車接近警告機能が作動し、警告を発します。

また、ブレーキ圧を調整することで反応を早め、ブレーキがかかりやすくします。

さらに対歩行者を含む衝突被害軽減ブレーキ機能を備えています。

万一の際には、ブレーキ機能を作動させ、被害の軽減をサポートする機能です。

アダプティブLEDヘッドライト

アダプティブ LED ヘッドライトは直線だけでなく、ハンドルを操作するカーブでも道路の進行方向に合わせて動くので、カーブの先まで最適な明るさを保ちます。

さらに、速度と積載重量をもとに、路面に対するライトの角度も調整する機能も装着しています。

MINIヘッド・アップ・ディスプレイ

MINIヘッド・アップ・ディスプレイはフロントウィンドウに、走行に関する情報を視界の中央に表示する機能です。

選択したオプションに応じて、ナビゲーション情報・速度・ラジオ局などを、前方の道路に集中しながら、目線を移動させることなく確認することができます。

アクティブ・クルーズ・コントロール(ACC)

アクティブ・クルーズ・コントロール(ACC)はミリ波レーダーやカメラが絶えず前走車や道路の車線を検知し、前方の車両との車間距離を維持しながら自動で加減速を行い、低速走行時には車両停止までの制御を行なう機能です。

前方の車両に急ブレーキがかかると、まず表示で警告、次に音声によってドライバーに危険を喚起します。

ドライバーが反応せずブレーキをかけない場合は、自動的にブレーキを作動させて衝突を回避します。

リアビューカメラ

リアビューカメラは、駐車時に車両後方の障害物や歩行者をコントロール・ディスプレイに表示する機能です。

予想進路表示機能により、目標とする駐車スペースに十分な余裕があるかを確認することができます。

このシステムは、リバース・ギアを選択すると、自動的に作動します。

フロント&リアPDC(パーク・ディスタンス・コントロール)

PDC(パーク・ディスタンス・コントロール)は車両の前方や後方にある障害物までの距離を信号音とビジュアル表示で知らせ、狭いスペースでの駐車や車庫入れをサポートする機能です。

車庫入れが苦手なドライバーでも安心して駐車することができます。

パーキング・アシスト・パッケージ

パーキング・アシスト・パッケージは路上での縦列駐車をサポートする機能です。

システムが駐車可能なスペースがあるかどうかをセンサーが測定し、スペースがある場合は、ステアリング操作をドライバーに代わって自動的に行います。

音によるガイダンスとコントロール・ディスプレイに表示される指示に従ってアクセル・ペダルとブレーキ・ペダルを操作するだけで、簡単に縦列駐車を行うことができます。

ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)

車両の挙動の乱れを調整するダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)は、インテリジェント・センサーが、わずかな車線の逸脱も検出します。

さらに、DSCはエンジントルクを調整し、各車輪にかかるブレーキ量を調整し、車両姿勢を制御します。

MINI SOSコール

MINI SOSコールはエアバッグが展開するような深刻な事故が発生した際、車両から自動的にSOSコールを発信する機能です。

コール・センターへの音声接続とともに、車両の位置情報や衝突状況などの情報が送信されるため、的確かつスピーディな救急対応が可能です。

クラッシュセンサーシステム

クラッシュセンサーシステムは、仮にMINI が衝突事故を起こした際など、衝突が検出されると作動する機能で、即時にすべてのドアのロックを自動的に解除し、ハザードランプを作動させ、燃料ポンプを遮断してさらなる危険を防止します。

全てのモデルで衝突被害軽減ブレーキなどがセットとなったドライビング・アシストが標準装備となっています。

さらに最上級モデルのジョン・クーパー・ワークスでは運転中の視線移動を減らすことで、安全性とドライビングの快適性を高めるヘッドアップディスプレイを標準装備としています。

しかし、運転支援システムの機能の数は最新モデルとしては物足りない感もあります。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博