日産 6代目フェアレディZのシートアレンジについて詳しく解説!快適な乗り心地にさらに磨きがかかる?(4BA-Z34型)

日産 6代目フェアレディZ

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1969年に初代S30型が誕生して以来、走り、デザイン、クオリティなどすべてにおいて、スポーツカーとしてのこだわり貫いてきた日産 6代目フェアレディZ(4BA-Z34型)。

今回は、伝統的スポーツカーであるフェアレディZのシートアレンジと魅力的なポイントをピックアップして、じっくり迫っていきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
日産 6代目フェアレディZの基本スペックをチェック!
日産 6代目フェアレディZは圧巻の走りを実現している!
日産 6代目フェアレディZは統一感を重視したインテリアも魅力!
日産 6代目フェアレディZは圧倒的な臨場感を演出!
日産 6代目フェアレディZは細やかなシート調整が可能!
日産 6代目フェアレディZのシートは驚くべき快適性を実現している!

日産 6代目フェアレディZの基本スペックをチェック!

シートアレンジを詳しく解説する前に、まずはフェアレディZについて見ていきましょう。

フェアレディZのグレードは全部で5つあります。標準車、豪華仕様のバージョンT、スポーツ仕様のバージョンS、両者を兼ね備えたバージョンST、レース技術を投入した最上級グレードのNISMOです。

今回は、NISMO以外のグレードに絞って見ていきましょう。

NISMO以外のグレードのサイズは、全長4,260mm×全幅1,845mm×全高1,315mmで、2人乗りとなっています。

トランスミッションは6速MTと7速ATが用意されており、駆動方式はFR(後輪駆動)です。

エンジンはDOHC・V型6気筒を搭載しており、最高出力は247kW(336PS)/7,000rpm、最大トルクは365Nm(37.2kgf)/5,200rpmとを誇っています。

これにより、ドライブへの期待感を感じさせてくれるでしょう。

日産 6代目フェアレディZは圧巻の走りを実現している!

フェアレディZの最大の特徴は、スポーツカーならではの圧巻の走りといえるでしょう。

これは、フロント・リアともにワイドトレッド化することで、コーナリングや高速域での操縦安定性とスタビリティを向上させていることにより圧巻の走りを実現しているのです。

また、大型タイヤを採用することで、乗り心地の良さと操縦安定性の両立を追求しています。さらに、リアの接地荷重を維持するためにリアタイヤを100mm前方に移動させ、ショートホイールベース化することにより、安定性を損なわずに機敏さを高めているのです。

インテリア(内装)では、ステアリングの奥にある大型3連メーターに、立体感のある構造を採用して視認性を向上させました。

プッシュエンジンスターターを押すと、3連メーターとセンタークラアスラー上部にある3連サブメーターの針が一瞬振り切るため、ドライブへの期待感を感じさせてくれること間違いありません。

フェアレディZではヒップポジションを低くしているため、コーナリング中でも体が左右にぶれにくく、ドライバーの姿勢を安定させてくれます。

また、パワートレインの搭載位置を低下させることで低重心化を実現し、運動性能も向上させているのです。 

圧倒的な走りを実現するためにこだわっているのは、ショートホイールベース化や低重心化だけではありません。フェアレディZでは、ボディー剛性を高めるための工夫も施しています。

たとえばホイールハウスを球面化して折れ面をなくしたり、フロア面をフラットにして変形しにくいパネル形状にするなど、ボディー構造を徹底的に見直しました。

これにより、シンプルで軽量かつ高い剛性を実現しているのです。

さらに、エンジンルームを包み込むような環状構造を採用し、三角形のトライアングルタワーバーにより高いねじり剛性を実現しました。

エンジンフードとドアパネル、バックドアにはアルミ合金を採用したり、燃料タンクを専用設計したりなど、車体重量の軽量化を図っている点も魅力といえるでしょう。

日産 6代目フェアレディZは統一感を重視したインテリアも魅力!

フェアレディZは運転のしやすさを重視した収納機能だけでなく、デザインに統一感を持たせ、走りの気分を盛り上げてくれるようなインテリア(内装)を採用しているのも魅力です。 

中でも特にこだわっているのが、パーツの素材です。素材の材質や特性を見極めながら適材適所にレイアウトしているため、一目見たときに統一感がある点が大きな特徴といえるでしょう。

たとえばスイッチのノブひとつに至るまで形状を統一し、最新技術を応用して硬質なプラスチックの表面にソフトフィールシボを採用しているほか、新開発された表皮であるソフィレスをセンタークラスターに採用しています。

そのほかにも、新開発された素材であるシートの滑りを抑えるフォルトスエードをシートとドアトリムに用い、大人のスポーツカーとしてふさわしいデザインに仕上げているのです。

日産 6代目フェアレディZは圧倒的な臨場感を演出!

車両空間を活かしたスピーカーレイアウトと専用開発のサウンドシステムにより、自然な音源再生と迫力あるサウンドを実現しているのもフェアレディZの魅力です。

Boseサウンドシステムが付いているバージョンSTとバージョンTでは、アクティブ・サウンド・コントロールアクティブ・ノイズ・コントロールを装備しています。

これは、走行時のエンジン回転数に応じた音を、車内に複数装備されたスピーカーと、車内後方に設置されたウーファーから出力するシステムです。

これにより、車内で聞こえるエンジンサウンドの音質を高め、臨場感を演出してくれるでしょう。

アクティブ・ノイズ・コントロールでは、天井に設置されたマイクでエンジンのこもり音を検知します。

車内に複数設置されたスピーカーと、車内後方に設置されたウーファーから自動的にこもり音を打ち消す音を出すことで、車内の静粛性が高まり、運転に集中できること間違いありません。

日産 6代目フェアレディZは細やかなシート調整が可能!

フェアレディZの室内長は990mm、室内幅は1,495mm、室内高は1,090mmです。

スポーツカーのため室内高は低めではありますが、大人2人がゆったりと足を伸ばせる広さとなっています。

運転席と助手席のすぐ後ろには、シートバックスペースが確保されているのもポイントです。

棚型のこのスペースは優れた積載量を実現しており、小物やハンドバッグを置く際に活躍するでしょう。

また、フェアレディZの全グレードで、細かく調整可能な手動の運転席シートリフターが装備されています。

シートサイドにあるダイヤルを回すことで、座面を好みの高さに調整でき、より快適なドライビングを実現するのです。

バージョンTとバージョンSTではパワーシートが採用されており、シートサイドに装備されたスイッチを前後に押すことで、自動でスライドとリクライニングができます。

日産 6代目フェアレディZのシートは驚くべき快適性を実現している!

細やかなシート調整ができるフェアレディZですが、座ったときの快適性にもこだわっています

バージョンTとバージョンSTでは、ヒーター付きの本革・スエード調ファブリックコンビシートを採用しており、センターコンソールに装備されたスイッチを押すことで、シートを温められます。

早く温めたい場合はHIボタンを、保温したいときにはLOボタンを押すなどの設定ができるのが特徴です。

コックピットを常に快適な環境に維持することで、ドライブがより特別な時間となるでしょう。

また、オプションとして新生児対応のチャイルドシートとお子さん対応のジュニアシートも用意されています。

チャイルドシートには、取り回しが楽な軽量化設計や、ベルトセットが楽な簡単装着設計が施されています。

ジュニアシートには、身長に合わせて頭部と肩部のガードが動くフレキシブルサイズ設計のほか、折りたたんで収納できるかんたんコンパクト設計を採用しているのもポイントです。

これらのシートにより、お子さんと一緒の場合も安心してドライブできるでしょう。
ここまで、フェアレディZのシートアレンジについてと魅力的な点をピックアップして詳しく紹介しました。

細やかなシート調整や、ヒーター付きのシートなどにこだわっているフェアレディZは、スポーツカーとしての圧巻の走りと快適性を兼ね備えた、優秀なクルマといえるのではないでしょうか。

快適な乗り心地のスポーツカーを探している方は、フェアレディZの購入を検討してみるのも良いかもしれません。

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