フェアレディZのアメリカでの人気っぷりを解説
更新日:2024.09.09
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現在アメリカでは、日本製のスポーツカーが大人気です。なかでも日産フェアレディZは、アメリカの各地にオーナーズクラブができるほど、熱狂的なファンが多数存在しています。
アメリカにおけるフェアレディZの人気
アメリカで初めて日産フェアレディZ(米国名ダットサン240Z)が販売されたのは、1970年のことでした。日本で初代フェアレディZが販売された翌年です。
フェアレディZは、アメリカでも爆発的な人気を博し、当初用意した2,000台はあっという間に完売。販売店からは連日、「もっとよこせ」という矢の催促が寄せられたそうです。
結果、240Zは世界総販売台数55万台という、当時のスポーツカーとしては空前の記録を樹立しました。アメリカ人好みのノーズが長いシャープで優雅なスタイルと高性能なエンジンが人気の理由でした。
また、アフターサービスの体制も群を抜いて充実しており、遠い異国の地の新しいスポーツカーでも安心して所有することができたのです。
アメリカでは「Z-CAR(ズィー・カー)」の呼び名で親しまれたフェアレディZ。最上級グレードの240ZGには、長いノーズとヘッドライトカバー、そして太いタイヤを収めるオーバーフェンダーが装着され、より迫力のあるルックスとなりました。
フェアレディZ。日本国内での人気が高まるにつれ、輸出専用モデルだった240Zを1971年より導入。最上級グレードの240ZGには、長いノーズとヘッドライトカバー、そして太いタイヤを収めるオーバーフェンダーが装着され、より迫力のあるルックスとなりました。
現在も名車の誉れ高い240Zの誕生です。
フェアレディZは、アメリカでも爆発的な人気を博し、当初用意した2,000台はあっという間に完売。販売店からは連日、「もっとよこせ」という矢の催促が寄せられたそうです。
結果、240Zは世界総販売台数55万台という、当時のスポーツカーとしては空前の記録を樹立しました。アメリカ人好みのノーズが長いシャープで優雅なスタイルと高性能なエンジンが人気の理由でした。
また、アフターサービスの体制も群を抜いて充実しており、遠い異国の地の新しいスポーツカーでも安心して所有することができたのです。
アメリカでは「Z-CAR(ズィー・カー)」の呼び名で親しまれたフェアレディZ。最上級グレードの240ZGには、長いノーズとヘッドライトカバー、そして太いタイヤを収めるオーバーフェンダーが装着され、より迫力のあるルックスとなりました。
フェアレディZ。日本国内での人気が高まるにつれ、輸出専用モデルだった240Zを1971年より導入。最上級グレードの240ZGには、長いノーズとヘッドライトカバー、そして太いタイヤを収めるオーバーフェンダーが装着され、より迫力のあるルックスとなりました。
現在も名車の誉れ高い240Zの誕生です。
4代目 Z32型(1989-2000年)
初代誕生からS130,、Z31と続き、4代目がZ32です。アメリカでの車名は、日産300ZX。この300ZXの1996年式が、2013年にアメリカのディーラーで販売され、ちょっとした話題になりました。それは、新車時から約15年を経過しているにも関わらず、ほぼ新車だったからでした。
本題に入る前に、Z32について簡単に解説をしましょう。
Z32には、2シーターと2by2の2つのシャシー、ボディがあり、それぞれホイールベースも異なっていました。2代目(S130型Z)からの伝統Tバールーフも一部モデルに引き継がれています。
搭載された2種類のエンジンは、いずれもV型6気筒3.0L。自然吸気のVG30DE型(230ps)と新開発ツインターボチャージャー搭載のVG30DETT型です。
ツインターボは、国内で初めて最大出力280psに達したモデル。その後しばらく続いた最高出力の自主規制値280psは、Zから始まったのでした。
この300ZXは、アメリカでも販売され、絶大な支持を得ました。それは米国の権威ある自動車雑誌「モータートレンド誌」が選ぶ"Import Car of the Year" in 1990を始め多くの賞を獲得したことからもわかります。
ご存じの方も多いかもしれませんが、ランボルギーニ・ディアブロと300ZXのヘッドライトはまったく同じです。先に開発したのはZの方で、ディアブロが後に採用したということなのですが、日本を含む右ハンドル仕様車には日産のロゴも入っているそうです。
本題に入る前に、Z32について簡単に解説をしましょう。
Z32には、2シーターと2by2の2つのシャシー、ボディがあり、それぞれホイールベースも異なっていました。2代目(S130型Z)からの伝統Tバールーフも一部モデルに引き継がれています。
搭載された2種類のエンジンは、いずれもV型6気筒3.0L。自然吸気のVG30DE型(230ps)と新開発ツインターボチャージャー搭載のVG30DETT型です。
ツインターボは、国内で初めて最大出力280psに達したモデル。その後しばらく続いた最高出力の自主規制値280psは、Zから始まったのでした。
この300ZXは、アメリカでも販売され、絶大な支持を得ました。それは米国の権威ある自動車雑誌「モータートレンド誌」が選ぶ"Import Car of the Year" in 1990を始め多くの賞を獲得したことからもわかります。
ご存じの方も多いかもしれませんが、ランボルギーニ・ディアブロと300ZXのヘッドライトはまったく同じです。先に開発したのはZの方で、ディアブロが後に採用したということなのですが、日本を含む右ハンドル仕様車には日産のロゴも入っているそうです。
中古の300ZX…ほぼ新車状態ですが、驚くのはその価格!
さて話をもとに戻しましょう。走行距離145マイル、ほぼ新車状態の極上品である300ZXですが、驚くのは「こんな極上車がまだあったのか!」ということに加えて、その値段です。なんと85,987ドル!現在のレートだと、950万円強です!!
確かにボディも塗装も光り輝いていますし、エンジンルームや内装も綺麗すぎるほど綺麗ですが…。
確かにボディも塗装も光り輝いていますし、エンジンルームや内装も綺麗すぎるほど綺麗ですが…。
アメリカ人の反応は?
この価格には、さすがのアメリカ人もかなり驚いたようです。
「この値段なら新車のポルシェだって買える」 「19年も経っているんでしょう?だったら1,000ドルの価値しかない」 とネガティブなものに始まり、 「新車の300ZXなんてとっても貴重!ぜひ欲しいね!」「なんてきれいな車なんだ!新車よりもキレイじゃない?」 など、さまざまな意見が飛び交っていました。
近年、輸入解禁となったR32 GT-Rを筆頭に、スープラやインプレッサなど、ワイルドスピードの影響もあって日本製スポーツカーが高騰しているのは確かですが、新車同様とはいえ300ZXが約1,000万円。さて、その後売れたのでしょうか?
「この値段なら新車のポルシェだって買える」 「19年も経っているんでしょう?だったら1,000ドルの価値しかない」 とネガティブなものに始まり、 「新車の300ZXなんてとっても貴重!ぜひ欲しいね!」「なんてきれいな車なんだ!新車よりもキレイじゃない?」 など、さまざまな意見が飛び交っていました。
近年、輸入解禁となったR32 GT-Rを筆頭に、スープラやインプレッサなど、ワイルドスピードの影響もあって日本製スポーツカーが高騰しているのは確かですが、新車同様とはいえ300ZXが約1,000万円。さて、その後売れたのでしょうか?