MINI 3代目ミニ 3ドアの収納機能はラゲッジルームとアクセサリーで補える!(F56型)

MINI 3代目MINIクーパー

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今回は、3代目ミニ 3ドアの収納機能をメインに紹介していきます。

MINIは、BMWが設立したブランドです。コンパクトで可愛らしいモデルを多く取り揃えており、人気があります。特にMINIクーパーはMINIというブランドの特徴を感じ取りやすく、人気があります。

そんな3代目ミニ 3ドアの収納は便利なのか? 見ていきましょう。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
MINI 3代目ミニ 3ドアとはどんなクルマ? まずは基本をおさらい
MINI 3 DOORの収納機能
MINI 3代目ミニ 3ドアのラゲッジルーム
MINI 3代目ミニ 3ドアの収納に関するオプション
MINI 3代目ミニ 3ドアの収納に関するアクセサリー

MINI 3代目ミニ 3ドアとはどんなクルマ? まずは基本をおさらい

まずは、ミニ 3ドアとはどんなクルマなのかについて紹介します。

MINIは元々はBMCというイギリスのメーカーのクルマでした。はじめて登場したのは、1959年8月です。BMCは第二次世界大戦後、モーリスモーター社とオースティンモーター社とが合併することでできた企業。イギリスで一番の規模を誇っていました。

MINIはイギリスに復興をもたらすための経済的な庶民のクルマとして、開発されたのです。開発時に、人間中心の考え方という設計思想を掲げていました。クルマに乗る人間を中心とし、大人4人がきちんと座れることを考えたうえで、エンジン・変速機などの機械やラゲッジルーム(荷室)を備えるという思想です。

このおかげで、コンパクトな見た目でありながら広さを感じる内装が生まれました。

MINIはさまざまな人に愛され、日本でも評判に。そんなMINIが2001年から、BMWによって製造販売されるようになりました。商標を取得して利用するだけでなく、BMC時代のミニをモチーフにして開発されています。

エクステリア(外装)とコンパクトさからは想像できない室内空間の快適性にばかり注目してしまいがちですが、MINI 3 DOORの魅力は走りにあると言えます。

「COOPER D」には、1.5L3気筒DOHCディーゼルエンジンを搭載。最高出力85kW(116PS)/4,000rpm、最大トルク270Nm/1,750〜2,250rpmの性能を誇ります。

「COOPER S」には、2.0L4気筒DOHCガソリンエンジンを搭載。最高出力141kW(192PS)/5,000rpm、最大トルク280Nm/1,350〜4,600rpmという性能になっています。

特徴的なのが、低速からでもトルクをしっかりと出してくれるところです。ゴーカートフィーリングという言葉に表されるとおり、鼻先からグイグイと力強く加速していきながら、ハンドル操作に対して機敏に反応する操作感が走りを楽しむ人の心を動かします。

そんなミニ 3ドアですが、コンパクトボディで走りを重視しているクルマであるために、収納に関してはあまり力が入っていないのではないかと不安に思う人もいるでしょう。

ここからは、ミニ 3ドアの収納について深堀りしていきます。

MINI 3 DOORの収納機能

ミニ 3ドアのフロントシート(前席)周りには、目立った収納はあまりありません。クローブボックスなど、一般的な収納がしっかりと用意されているといったところです。ドアポケットもしっかりあり、過不足がありません。シフトレバーの奥にはドリンクホルダーが2つ用意されています。

シフトレバー近くにあると、助手席に座っていると触りづらいのがネックとなるでしょう。コンパクトボディを売りのひとつとするクルマなので、ドリンクホルダーの位置は他に考えにくいのかもしれません。

収納ではありませんが、フロントにはアームレストも備わっています。

リアシート(後席)まわりにも、目立った収納機能はありません。フロントシートの背面にポケットがあるわけでもなく、リアシート中央に大きなボックスがあるわけでもなく、シンプルです。大衆車並の収納機能だと言えるでしょう。

ただ、ミニ 3ドアは元々収納機能を重視したモデルとは言い難いです。コンパクトボディで高いデザイン性を持ちながら、ゴーカートフィーリングという言葉に表されるような走りの楽しさと快適性を重視したクルマとなっています。

むしろ、コンパクトボディで快適な室内空間を実現するためには、さまざまな収納機能を足すと邪魔になるのかもしれません。

MINI 3代目ミニ 3ドアのラゲッジルーム

ミニ 3ドアの収納機能は過不足無くといったところでした。不足しているわけでは決してありませんが、目立った機能があるわけではなく、人によっては物足りないと感じるかもしれません。

それでは、ラゲッジルームはどうでしょうか。

容量は211Lとなっています。コンパクトなボディのクルマとしては、上出来ではないでしょうか。凹凸がほとんどなく使いやすい床下収納もありますし、日常の買い物などには全く問題がなく使えます。4人家族の旅行の荷物も、アウトドアを想定していなければ入るでしょう。

さらに、リアシートは60:40分割可倒式です。両方倒すことによって、ラゲッジルームの容量は731Lとなります。これだけの容量があれば、ゴルフバッグがいくつも入るだけでなく、釣り道具なども積むことができるでしょう。アウトドアに使うとしても、1〜2人乗りを前提としていれば問題はありません。

大きな家具を買うときも同様です。日常の用途から、旅行などの非日常の用途まで使いやすくなっています。細やかな収納機能はオミットしていても、ラゲッジルームには妥協しないところが人間中心の設計というのを感じさせてくれ、好印象です。

リアシートを使わない単身世帯であれば、常に倒しておいてラゲッジルームの延長として割り切ることもできるでしょう。

MINI 3代目ミニ 3ドアの収納に関するオプション

MINI 3代目ミニ 3ドアには、シングルオプションとパッケージオプションとが用意されています。それぞれ、あると嬉しい装備がラインナップされているものの、収納に関するオプションはありません。

ただ、魅力的なオプションが多いため、一部紹介しましょう。

シングルオプションには、HARMAN/KARDON製のHIFIラウドスピーカー・システムが用意されています。出力はなんと360ワット。ミニ 3ドアのインテリア(内装)に合うように徹底的に微調整されたサウンドシステムとなっており、臨場感のある音を聞かせてくれます。

スピーカーの性能自体も高く、あらゆるジャンルの音楽を全シートで快適に楽しむことが可能です。

フロント・ドアとリア・サイド・トリムには、4つのミッドレンジスピーカーが搭載されています。これのおかげで、中音域でナチュラルな響き方を楽しみながら、高音域はシャープさと透明感を強調したような響き方を楽しむことが可能です。

パッケージオプションは、6つ用意されています。

コンフォートパッケージを選択すれば、電動調節式&電動可倒式自動防眩ドアミラー、フロントアームレスト、ストレージ・コンパートメント・パッケージ、2ゾーン・オートエアコンが搭載されるようになります。

特に2ゾーンエアコンは車内の空調をよりよく管理してくれるため、車内快適性が大幅に向上するでしょう。

ドライビング・アシストパッケージには、リアビューカメラ、リアPDC、クルーズコントロールなどを設定。

リアPDCとは、車両の後方にある障害物を検知し、障害物までの距離を信号音と表示で知らせてくれる機能です。狭いスペースでの駐車、車庫入れの際に重宝します。バック駐車が苦手な人は選んでおきたいオプションです。

クルーズコントロールは常に前方車両、道路の車線を検知し続け、前方車両との車間距離を維持しながら自動で加減速を行ってくれる機能を指します。

他にも、インテリアの高級感と質感を向上させるレザーシートパッケージ、ヘッドアップディスプレイなどを備えたデジタルパッケージプラス、ナビ搭載のナビパッケージなど、多彩なパッケージオプションから選択可能です。

特にデジタルパッケージプラスに搭載されるヘッドアップディスプレイは、現在の速度・ナビ情報の一部・再生中の音楽などを表示してくれる格納式のディスプレイです。フロントウインドウの手前に透明なディスプレイが表れ、情報を表示してくれます。

これにより、視線を前方に維持したまま運転に必要な情報を得ることが可能です。

MINI 3代目ミニ 3ドアの収納に関するアクセサリー

ミニ 3ドアのメーカーオプションには、収納に関する装備がありませんでした。しかし、デジタルパッケージ+やドライビング・アシストパッケージなど魅力的なオプションが豊富に用意されています。

最後に、アクセサリーについて見ていきましょう。

アクセサリーには、収納に関するアクセサリーがいくつかラインナップされています。

ラゲッジルームに使えるものだと、マット関係とテンションベルト。マットには通常のものと、積み下ろしの際にリアバンパーを保護してくれるプロテクションマットの2種類があります。テンションベルトは動いたりしたら困る荷物を固定しておくために使えるので、ひとつあると便利です。

さらに、ルーフレールを装着しているとラゲッジ・ラックやルーフ・ボックスなどをアクセサリーでつけることができます。

そして、フロントシートの背面に取り付けるタイプの収納アイテムも豊富です。

ベース・キャリアを取り付けることで、コートハンガーやフック、タブレットホルダーをつけることができるようになります。フックは買い物袋やハンガーをかけておくことが可能です。タブレットホルダーをつければ、快適に動画を楽しむことができます。

シートバックポケットを補うための、シートバック・ストレージポケットも便利です。ドリンクや本などさまざまなものを分けて入れておくことができるので、これがひとつあるだけで収納がはかどります。
このように、ミニ 3ドアは基本的にはラゲッジルームにのみ収納機能を託している形ではあるものの、アクセサリーによる拡張性が残されているクルマです。

自分にとって、どのような機能があれば快適になるのかをじっくり考えて、アクセサリー等も含め検討すると良いのではないでしょうか。

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