最も多い違反は何?交通ルール取締ランキングトップ5!

警察官

日本では酒酔い・酒気帯び運転、信号無視などの道路交通法違反による事故が多発しています。

クルマを運転する際には、交通違反をするとどんな恐ろしい事態に発展する可能性があるのかを理解しておくことが重要です。

そこで今回は、令和元年に取締りされた交通違反に関する警察庁のデータをもとにランキングを作成。日本で違反が多い交通ルールを順に5つ発表していきましょう。

Chapter
第5位 信号無視
第4位 通行禁止違反
第3位 携帯電話使用違反
第2位 最高速度違反
第1位 一時停止違反

第5位 信号無視

信号無視は64万1,865件取り締まられています。これは取締りされた件数なので、実際にはさらに多くの信号無視が発生していると考えてよいでしょう。

信号無視は赤信号の点灯だけでなく点滅信号の場合も違反になり、それぞれ罰則が異なります。

赤信号(点灯)を無視した場合は大型車1万2,000円、普通車9,000円、二輪車7,000円、小型特殊車6,000円、原付6,000円、違反点数は共通して2点となります。

赤信号(点滅)を無視した場合は大型車9,000円、普通車7,000円、二輪車6,000円、小型特殊車5,000円、原付5,000円、違反点数は赤信号(点灯)同様、全て2点となります。


信号無視は、大きな事故に繋がりやすい違反のひとつです。

黄色信号になったことを確認したら、無理せず安全に停止するようにしましょう。

第4位 通行禁止違反

通行禁止違反は67万3,095件発生していました。

通行禁止違反とは、道路標識などで通行を禁止されている道路やその部分を通行することで、主に一方通行進入禁止道路などが当てはまります。

通行帯禁止違反による罰則は大型車が9,000円、普通車が7,000円、二輪車が6,000円、原付・小型特殊車が5,000円、違反点数は共通して2点となっています。

第3位 携帯電話使用違反

携帯電話使用違反は71万6,820件取り締まられている違反で、主に交通の危険保持の2種類に分類されます。

交通の危険携帯電話などの使用で道路における交通の危険を生じさせた場合保持運転中に携帯電話などの画面を見ることが該当します。

また、携帯電話使用違反は令和元年12月から罰則等が強化されました。

携帯電話使用違反(交通の危険)は1年以下の懲役又は30万円以下の罰金、違反点数は6点となっているのです。

そして携帯電話使用違反(保持)は罰則が6か月以下の懲役又は10万円以下の罰金、反則金が大型車2万5,000円、普通車1万8,000円、二輪車1万5,000円、原付1万2,000円、違反点数はクルマのサイズに関係なく3点となっています。

クルマは時速60km/hで走行した場合、2秒間で約33.3km進みます。

その2秒間の間に歩行者が現れたり、先行車が渋滞や何らかの理由で停止した場合、大きな事故を起こしてしまいます。

少しだけなら大丈夫と思わずに、運転中は絶対に携帯電話を操作しないようにしましょう。

第2位 最高速度違反

最高速度違反はその名の通り法定速度をオーバーして走行する危険行為のことで、113万7,255件取り締まられていました。

また、違反した場所が高速道路なのか一般道路なのかで罰則が異なるのもポイントで、罰則内容は下記となります。

・1~14km/h違反:違反点数1・反則金9,000円
・15~19km/h違反:違反点数1・反則金1万2,000円
・20~24km/h違反:違反点数2・反則金1万5,000円
・25~29km/h違反:違反点数3・反則金1万8,000円

ここまでは一般道路・高速道路ともに同じ数字になっています。

しかし、30km/h違反以上では数字が大きく異なります。

30~34km/h:違反点数は一般道路6、高速道路3・反則金は一般道路が6か月以下の懲役又は10万円以下の罰金、高速道路は2万5,000円
35~39km/h:違反点数は一般道路6、高速道路3・反則金は一般道路が6か月以下の懲役又は10万円以下の罰金、高速道路は3万5,000円
40~49km/h:違反点数は一般道路6、高速道路6・反則金は一般道路が6か月以下の懲役又は10万円以下の罰金、高速道路は6か月以下の懲役又は10万円以下の罰金
50km/h~  :違反点数は一般道路12、高速道路12・反則金は一般道路が6か月以下の懲役又は10万円以下の罰金、高速道路は6か月以下の懲役又は10万円以下の罰金

と定められています。

最高速度違反も他の違反同様大きな事故に繋がりやすいので、自分や周囲を守るためにも日頃から気をつけると良いでしょう。

第1位 一時停止違反

1位は一時停止違反で、132万8,154件取り締まられていました。

一時停止の標識は、信号のない交差点の直前に設置されていることが多いです。見て見ぬふりをするドライバーも多いですが、自分では一時停止したつもりでも完全に停止しておらず、違反となるケースも多くあります。

一時停止違反の罰則は大型車9,000円、普通車7,000円、二輪車6,000円、特殊小型車・原付5,000円、違反点数は共通して2点となっています。

ただ違反点数に関しては、過去2年以上無事故・無違反のドライバーに限り2点の違反点数が累積されません。なぜなら2年以上無事故・無違反・無処分で、1点、2点又は3点の違反行為をし、その後3か月以上無事故・無違反で経過したときは、その点数は累積されない、点数計算の優遇という制度があるからです。

ここまで、日本で違反が多い交通ルールをご紹介しました。

交通違反をすることは罰則や罰金だけでなく、最悪の場合は人の命を奪うことにも繋がります。

少しの油断が大きな事故を招いてしまうので、交通ルールを守って安全にクルマを運転するようにしましょう。

※2021年7月現在

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道