日産 2代目ノートのシートアレンジをチェック!使い方次第で広がるラゲッジスペース!(HR12DE-EM47/EM47-MM48型)

日産 2代目ノート

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日産 2代目ノート(HR12DE-EM47/EM47-MM48型)はハッチバックタイプの乗用車で、日産独自のパワートレインである「e-POWER」を搭載したクルマです。

脅威の環境性能を誇るノートですが、秘めたる機能がほかにも複数あります。

特にシートアレンジは多彩とまでは言えないものの、ハッチバックらしからぬ応用性があるのです。

そこで今回は、ノートの多彩な機能の中からシートアレンジに注目し、使い勝手を詳しく説明していきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
日産 2代目ノートはどんなクルマなの?
日産 2代目ノートのシートアレンジをチェック!
日産 2代目ノートのシートアレンジを支える機能やオプションをチェック!

日産 2代目ノートはどんなクルマなの?

2012年から2020年まで生産されていた2代目ノートは、日産を代表するクルマです。

SUV人気に押され気味なハッチバックタイプのクルマですが、未だ人気は高い1台でもあります。

最大の特徴は、日産独自のパワートレインである「e-POWER」を搭載したモデルが2016年のマイナーチェンジで誕生したことでしょう。

完全電気自動車ではないものの、燃料との組み合わせで一般のガソリン車をはるかにしのぐ距離の連続走行が可能になったのです。

また、バッテリーの蓄電容量は大きいものの、家庭用電源でも充電できるクルマでもあるため、環境面でも充分な性能を持ちながら、いざというときにも役立つクルマなのです。

大きさは標準的なハッチバックとそれほど変わらず、荷室(ラゲッジルーム)の大きさもハッチバックの中では標準的で、特別大きいわけでもありません。

しかし、一般的なハイブリッド車ではリアシート(後席)やラゲッジルームの一部が犠牲になっていることもあるため、ノートは充分なラゲッジルームの広さを持っているといえるでしょう。

駆動方式には、FF(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)の2種類があります。

ハイブリッドの4WDでは馬力に不安を感じるかもしれませんが、エンジンである「e-POWER」の4WDモデルが専用にチューニングし直されているため、能力は申し分ありません。

ノートは、環境性能も能力も、非常に高い1台といえます。

日産 2代目ノートのシートアレンジをチェック!

ノートのリアシートは通常ベンチシート式のため分割して倒すことはできませんが、オプション選択すると6:4分割可倒式が採用され、分割して倒すことができるようになります。

シートアレンジはある程度できるものの、どちらのタイプもフルフラットになるダイブダウン機構ではない点には注意しましょう。

ラゲッジルームとの境界線に段差ができてしまうため、載せられる荷物に制限がかかってしまうのです。

しかし、ダイブダウンできないからといってシートアレンジがまったく使えないわけではありません。

シートアレンジを行えば、ラゲッジルームの容量である約300L の積載量にプラスして、リアシート部分も荷物を積載するスペースとして活用できるようになります。

特にゴルフバックであれば、リアシートのアレンジだけで4つ載せることができるようになるのです。

また、ハッチバックでもアウトドアに必要な荷物を積み込むために充分な室内空間を作り出すことができます。

ダイブダウン機構ではないため、高さのある荷物を縦向きに積むのが苦手な点は、欠点といえるかもしれません。

ハッチバックというクルマである以上仕方のないことではありますが、まったくシートアレンジのできないハッチバックと比べれば、ノートは充分な機能を持っているといえるでしょう。

日産 2代目ノートのシートアレンジを支える機能やオプションをチェック!

ノートはシートアレンジで大きな荷物を積載できますが、オプションを併せて活用すれば、大きな荷物や熱で傷みやすい荷物を守ることができるのです。

数あるオプションの中でも、トノカバーは代表的なオプションといえるでしょう。

不要な時はオーナー自身で取り外すこともできるだけでなく、6:4分割可倒式リアシートによるシートアレンジ方法によっては、長尺物とそれ以外の荷物をバランスよく収納することも可能です。

例えばゴルフ用品を積み込む際、運転席側のリアシートを倒してゴルフバック2つを積み込めば、助手席側のリアシートをそのままにしてシューズなどの小物を載せることもできます。

余ったスペースを活用すれば、ゴルフや釣りなどのアウトドア時もノート1台で活躍できるでしょう。

また、ラゲッジフルカバーを装着すれば、ラゲッジルームの部分だけではありますが車内の汚れを防ぐことができます。

リアシート裏側までは覆うことも可能、かつ丸洗いもできるので、室内をきれいに保つために付けておいて損はないオプションです。
ノートのシートアレンジはほかのクルマと比べても標準的な機能ではありますが、シートアレンジとオプションの組み合わせで、高い車載性を実現できるクルマであることがわかりました。

人気のSUVとは一概に比較できませんが、ハッチバックの中でも高い機能性を持っていることは間違いありません。

現行モデルは3代目のため、残念ながら2代目ノートを新車で購入する術はありませんが、どうしても購入したいという方は、一度中古車市場をチェックしてみるのも良いのではないでしょうか。

※ 2021年6月現在

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