メルセデス・ベンツ 7代目Sクラス(W223)の収納機能は如何に?ラグジュアリーさだけがウリじゃない!

メルセデス・ベンツ 7代目Sクラス

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メルセデス・ベンツ Sクラスは、2020年に7代目(W223)が発売されたばかりの高級セダン・クーペです。

快適な乗り心地はそのままに、あらゆる部分に最新技術を取り入れた1台ですが、収納機能がどうなっているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、Sクラスの収納機能とそれを支えるオプションについてじっくり紹介します。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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メルセデス・ベンツ 7代目Sクラスとはどんなクルマ?
メルセデス・ベンツ 7代目Sクラスの収納機能をチェック!
メルセデス・ベンツ 7代目Sクラスには、収納機能を向上させるオプションも充実!

メルセデス・ベンツ 7代目Sクラスとはどんなクルマ?

Sクラスの歴史は古く、Sクラスだけでも半世紀近く、ベースグレードから合わせれば70年以上の歴史を持つ名門中の名門です。

メルセデス・ベンツのフラッグシップモデルでもあり、製造側も力を入れている1台でもあります。

今回のモデルチェンジは実に8年ぶりであり、内装を含めたあらゆる箇所が大きく変化しています。

エンジンは先代同様、5代目よりもダウンサイジングされた3.0L 直列6気筒ターボチャージャー付エンジンで排気量こそ少ないものの、ターボチャージャーによってメルセデス・ベンツらしい走りができる1台に仕上がっているのです。

また、エクステリア(外観)も一新され、曲線中心のなめらかなデザインに変更されました。

ボディサイズと燃料で異なる計4種のラインアップですが、性能に大きな差はありません。

どちらも高級セダン・クーペの名にふさわしい機能や乗り心地を実現しており、SUV全盛期と言われる現在も高い人気を誇っています。

メルセデス・ベンツという強大なブランド力もあるでしょうが、Sクラスの持つ上質感に魅了される方が多いことは言うまでもないでしょう。

メルセデス・ベンツ 7代目Sクラスの収納機能をチェック!

Sクラスの収納機能は、標準装備のままだと必要最低限の機能だけになります。

フロントシート(前席)周辺にはフロントドアポケットグローブボックスがある程度で、コンソールボックスも備わってはいますが、それ以上の収納機能はありません。

リアシート(後席)もほぼ同様で、乗車する空間にはあまり荷物を載せるスペースははないといえそうです。

これはメルセデス・ベンツのコンセプトでもある「あくまでも自分で走ること、ゲストが快適に過ごすこと」を目的に作られているため、収納機能は必要最低限にされ、デザインを優先した作りになっているのです。

事実、Sクラスのシートには温度調節可能なヒーターやマッサージ機能など、さまざまな乗り心地に関する機能が備わっており、荷物を載せる・収納する機能は優先されていないことがわかります。

その代わり、荷室(ラゲッジルーム)はかなり大きく確保されています。

505L という大容量空間にはゴルフバックが3個入り、収納機能の高さを物語っているのです。

また、ラゲッジアンダーボックスで小物収納もできるため、乗車席に収納機能がなくても困ることはそうそうないでしょう。

メルセデス・ベンツ 7代目Sクラスには、収納機能を向上させるオプションも充実!

比較的大きな荷物の収納に特化したメルセデス・ベンツ Sクラスですが、オプションを選択すれば小物収納機能も向上するので、想定する使い勝手次第で、オプションを追加すると良いでしょう。

シート部分に荷物を置きたい方には、シートクッション型収納ボックスをおすすめします。

シートカバーとの併用はできないので注意は必要ですが、高級感あふれるインテリア(内装)にマッチした収納ボックスで、普段のちょっとした買い物程度ならこの機能で十分事足りるでしょう。

また、ウエットティッシュホルダーもオプションで追加することができます。

ボトル型のウエットティッシュを収納するときに便利で、特にお子さんを乗せるユーザーには重宝する機能といえそうです。

ただ、ほかのクルマにあるシートバックストレージは純正オプションでのラインアップはありません。

これはリアシート側のエアバッグの問題で、シートバックストレージを装着してしまうと、万が一の時に同乗者の安全を100%守ることができないからです。

安全性も高く安心して乗ることができるSクラスですが、収納機能はあくまでも荷室やオプション頼みであることを覚えておくと良いでしょう。
Sクラスは特筆するような収納機能はなかったものの、安全性や乗り心地を最優先にデザインされた1台であることがわかりました。

しかしオプションで収納機能は拡張できるので、そこまで大きな痛手にはなりません。

Sクラスの広い荷室を活かし、上質で快適な質感を保ったままドライブを楽しむことができる最良の選択肢といえそうです。

普段の使い方を想定して、自分に合った収納機能を使うと良いでしょう。

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