新型メルセデス Sクラスと新型レクサス LS…どちらが買い?

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2017年8月9日、メルセデス・ベンツ W222型Sクラスは、ほぼニューモデルといって良いほどのビッグマイナーチェンジを受けました。その狙いは、今秋発売予定の新型レクサス LSを迎え撃つためでしょうか?世界的にもライバルになるであろう、この2台。あなたはどちらが欲しいですか?
Chapter
W222型新型Sクラスとは?
5代目新型レクサス LSとは?
比較!新型Sクラスと新型LS
新型Sクラスと新型LS、どちらを選ぶ?

W222型新型Sクラスとは?

2014年に発売されたW222型Sクラスは、2017年7月にメルセデス史上最大とされるマイナーチェンジを行いました。その内容は、フロントマスクを始めとしたエクステリアデザインの刷新、新エンジン導入とそれにともなうグレードの整理、多段化ATの採用、運転支援技術の向上など、広範囲に渡ります。

日本導入モデルは、3.0L V6ツインターボ搭載のS400、4.0L V8ツインターボ搭載のS560 longとAMG S63 long(どちらもFRと4MATIC)、6.0L V12ツインターボ搭載のS600 longとAMG S65 longです。従来型から継続して採用されるのは、6.0L V12ツインターボのみで、他は新採用となります。

ちなみに、ディーゼルエンジンモデルは本国ラインナップにあるものの未導入、ハイブリッドモデルは未発表となっています。

5代目新型レクサス LSとは?

レクサス LSは、シャーシとマルチステージハイブリッドシステムをLCと共用します。ガソリンエンジンは、従来のV8から新開発の3.5L V6ツインターボに刷新。ガソリン車はLS500、ハイブリッドはLS500hをそれぞれ名乗ります。

安全装備は「Lexus Safety System +A」を採用。従来の機能に加え、運転者の運転操作を確認できない場合には、周囲に警告を発しながら停車し、ドアを解錠し、救命センターへの通報までを自動的に行います。

ボディは標準ボディのみの設定ですが、実際の寸法は4代目ロングボディよりも大柄で、実質的には標準ボディの廃止となります。

この大型化にともない、ハンドルの切れ角を大きく、さらに4WSを採用することで、先代並の最小回転半径を実現、取り回し性にも留意しています。

比較!新型Sクラスと新型LS

新型LSはまだ発売前なので、2017年8月時点で公表されている情報や試乗会レビューをもとに両車の比較を行いました。

車両の性格は?

新型Sクラスとレクサス LSでは、ほぼ同じ車格でありながら、車両のキャラクターは正反対です。

Sクラスはショーファードリブン寄りのオーナーズカー、レクサス LSは積極的に走りを楽しめるオーナーズカーで、どちらかといえばBMW 7シリーズ寄りです。この違いが外観で顕著に現れるのはCピラーで、SクラスのほうがLSよりも立っており、後席頭上部のクリアランスを確保していることが想像できます。

一方LSは、流麗な印象のクーペルックのため外観から後席の広さを想像するのは難しいデザインとなっています。とはいえ、後部座席のスペースは十二分に確保されていはずです。

フロントマスクのデザインは?

メッキグリルを使い、いかにも高級車と言わんばかりのオーラが漂う新型Sクラスに対し、スピンドルグリルがすっかり馴染んだレクサス顔のLS。

高級車としての押し出しが効くのは、言うまでもなく新型Sクラスです。逆にLSは、スポーティーな外観です。

走りの違いは?

両車ともキャラクターは正反対なのに、エンジン特性は似たところがあります。それは、低回転で最大トルクを発生することです。軽くアクセルに足を置くだけで、スッとスムーズに発進する高級車の走りを実現しています。

安全装備の違いは?

新型LSに採用される「Lexus Safety System +A」とほぼ同等の装備が、新型Sクラスにも用意されています。

なかでも新搭載の「アクティブステアリングアシスト」は、LSよりも一歩進んでいる印象です。路面の反射や周囲ライトの眩惑などで車線が検知不可能な場合でも、周囲の車両位置やガードレールなど構造物を検知し、自車の走行レーンを想定し、ハンドル操作を行います。

LSのアドバンテージは前述した、自動緊急時対応機能です。

新型Sクラスと新型LS、どちらを選ぶ?

わかりやすい高級車の新型Sクラスと、スポーティな高級車路線の新型LS。

どちらも魅力的ですし、S400とLS500は真っ向勝負のライバル。この2台なら、筆者はレクサス LSを選びます。基本的に運転が好きなので、スポーティーな車に惹かれるからです。その意味ではF SPORTの設定も大きな魅力ですね。

また1,000万円以上の価格を考えると、10年は所有することになると思いますので、少しでもベースの設計が新しい車両のほうが魅力的に感じます。

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