愛車を屋外駐車場に停めるなら気を付けるべきことは?
更新日:2024.09.09
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クルマを所有するには、駐車場を確保しなければなりません。
シャッター付きのガレージがあれば理想的ですが、多くの場合は屋外の月極駐車場などに駐車しているのではないでしょうか。住んでいる環境がそれぞれ違うのなら、駐車場も千差万別。
そこで今回は、クルマを屋外に駐車する場合に気を付けておかなければならないことについて解説します。
シャッター付きのガレージがあれば理想的ですが、多くの場合は屋外の月極駐車場などに駐車しているのではないでしょうか。住んでいる環境がそれぞれ違うのなら、駐車場も千差万別。
そこで今回は、クルマを屋外に駐車する場合に気を付けておかなければならないことについて解説します。
ボディケアには細心の注意を
クルマを屋外に駐車しておく場合、まず気を付けておきたいのが塗装の劣化です。自動車はどこまでいっても工業製品なので、経年劣化は免れないうえ、保管状況でも劣化の進行度は変わってきます。
特に劣化が早いのが、ボディ全体を覆う塗装。現在は、単色で塗装したソリッドカラー、金属粒子を塗料に混ぜたメタリックカラー、パールの光沢が美しいマイカカラーといった3色がベーシックです。
それぞれ劣化の進む速度は異なりますが、どんな塗装であっても新車のコンディションを何の対策も無しにに保つことは不可能です。
塗装を劣化させる原因となるものは数多く存在しており、天候や生物、周辺環境などによって塗装は劣化していきます。
特に劣化が早いのが、ボディ全体を覆う塗装。現在は、単色で塗装したソリッドカラー、金属粒子を塗料に混ぜたメタリックカラー、パールの光沢が美しいマイカカラーといった3色がベーシックです。
それぞれ劣化の進む速度は異なりますが、どんな塗装であっても新車のコンディションを何の対策も無しにに保つことは不可能です。
塗装を劣化させる原因となるものは数多く存在しており、天候や生物、周辺環境などによって塗装は劣化していきます。
紫外線が塗膜に当たると、ベースの色を保護し輝きを持たせるクリアー層が劣化していきます。これは、紫外線によって引き起こされるチョーキング現象が、塗料の分子を破壊することで白っぽく色褪せたようにしてしまうのです。
さらに、雨などで付着する水分が塗装の上で乾燥すると、ミネラルだけが残り、いわゆる水垢になります。これはイオンデジポットと呼ばれるもので、この状態になるとコンパウンドを使った研磨でないと取り除くのは難しくなってしまいます。
また、鳥の糞は見た目も悪いだけでなく強い酸性なので、塗装にも悪影響を及ぼす代表格です。
さらに、雨などで付着する水分が塗装の上で乾燥すると、ミネラルだけが残り、いわゆる水垢になります。これはイオンデジポットと呼ばれるもので、この状態になるとコンパウンドを使った研磨でないと取り除くのは難しくなってしまいます。
また、鳥の糞は見た目も悪いだけでなく強い酸性なので、塗装にも悪影響を及ぼす代表格です。
工場や線路沿いの方は、飛来する鉄粉に悩まされたこともあるのではないでしょうか。鉄粉は塗膜に突き刺さるように付着し、塗膜だけでなく内部のボディまでサビさせてしまいます。
これらを防ぐには、こまめな洗車を行い、ボディーをコーティングすることが重要なほか、駐車時はボディ全体を覆うカバーを掛けることで塗装を守ると良いでしょう。
100%の保護を補償するものではありませんが、美しい塗装を長く保つ秘訣なのです。
これらを防ぐには、こまめな洗車を行い、ボディーをコーティングすることが重要なほか、駐車時はボディ全体を覆うカバーを掛けることで塗装を守ると良いでしょう。
100%の保護を補償するものではありませんが、美しい塗装を長く保つ秘訣なのです。
屋外駐車場での保管はボディ以外も劣化する?
屋外駐車をしているとボディの塗装だけが気になりがちですが、塗装以外の部分、例えばタイヤなどのゴム製品も劣化していきます。
運転していれば自ずとタイヤはすり減って劣化していくものですが、実は乗らなくても劣化するのです。長期保管していたクルマのタイヤを交換する目安は、おおかた4年前後といわれています。
タイヤを劣化させる原因は紫外線を始め、乾燥などが挙げられますが、普段から運転している方は油性のタイヤワックスの使いすぎにも注意です。タイヤワックスはタイヤに用いられている劣化防止剤を溶かし出してしまうので、劣化を早めてしまいます。
ただし、何も保護しないよりは劣化を緩やかにすることができ、気になるなら水性のタイヤワックスを使うという手もあるでしょう。タイヤの劣化が進むと内部の水分が失われて硬くなり、亀裂が入る恐れもあるため、こまめにチェックしておくのが安心です。
運転していれば自ずとタイヤはすり減って劣化していくものですが、実は乗らなくても劣化するのです。長期保管していたクルマのタイヤを交換する目安は、おおかた4年前後といわれています。
タイヤを劣化させる原因は紫外線を始め、乾燥などが挙げられますが、普段から運転している方は油性のタイヤワックスの使いすぎにも注意です。タイヤワックスはタイヤに用いられている劣化防止剤を溶かし出してしまうので、劣化を早めてしまいます。
ただし、何も保護しないよりは劣化を緩やかにすることができ、気になるなら水性のタイヤワックスを使うという手もあるでしょう。タイヤの劣化が進むと内部の水分が失われて硬くなり、亀裂が入る恐れもあるため、こまめにチェックしておくのが安心です。
タイヤ周りでいうなら、ホイールの保護も気を付けておきたい部分。アルミホイールのリムに水などが溜まって乾燥してしまうと、ボディと同じくイオンデジポットが発生し、落とせなくなってしまうことも。高級アルミホイールを履かせている方はタイヤカバーを付けるなどして、普段から気を付けておかなれければなりません。
そのほか、樹脂製のヘッドライトも紫外線による被害を受けやすい部分で、劣化してくると白く曇ってしまい、見栄えも悪くなります。この曇りは磨くなどすれば一旦はクリアに戻りますが、根本的に曇りを解消することは不可能です。
そのほか、樹脂製のヘッドライトも紫外線による被害を受けやすい部分で、劣化してくると白く曇ってしまい、見栄えも悪くなります。この曇りは磨くなどすれば一旦はクリアに戻りますが、根本的に曇りを解消することは不可能です。
屋外駐車場は防犯対策も必須!
屋外に駐車している以上、最も注意しなければならないのが防犯対策でしょう。施錠しているとはいえ、屋外駐車はクルマという高級品を野ざらしにしているのと同じ状態です。クルマそのものはもちろん、ホイールやマフラーといった外装品の盗難にも対策を練る必要があります。
現在は、メーカーのオプションとして盗難防止装置が設定されているモデルも多く、市販の盗難防止装置も量販店などで簡単に購入することができます。
さらに、ダミーのセキュリティランプと組み合わせることで効果は倍増、クルマを盗もうとする犯人に「このクルマに手を出すと面倒なことになるかも」と思わせることができれば、盗難に遭う確率は大幅に減少するでしょう。
現在は、メーカーのオプションとして盗難防止装置が設定されているモデルも多く、市販の盗難防止装置も量販店などで簡単に購入することができます。
さらに、ダミーのセキュリティランプと組み合わせることで効果は倍増、クルマを盗もうとする犯人に「このクルマに手を出すと面倒なことになるかも」と思わせることができれば、盗難に遭う確率は大幅に減少するでしょう。
また、高級アルミホイールやオプションの純正ホイールなどは車体そのものに比べ、ジャッキアップすれば誰でも簡単に取り外すことができるため、盗難の標的になる可能性が高いものです。大切な愛車のホイールを守るために、ぜひ装着しておきたいのがロックナット。
これは、ホイールを固定するためのナットが1つだけ特殊な形状になっているもので、基本的には専用のソケットがなければ取り外すことは不可能という便利なアクセサリーなのです。
これは、ホイールを固定するためのナットが1つだけ特殊な形状になっているもので、基本的には専用のソケットがなければ取り外すことは不可能という便利なアクセサリーなのです。
クルマを屋外に駐車する場合、ボディの保護やタイヤの手入れ、パーツの盗難に気を付ける必要があることがわかりました。
いずれも高額な費用が発生するものではなく、リーズナブルに誰でもできるものなので、長い間気にしていなかった方も、今からでも遅くはありません。
大事な愛車を綺麗に保ち、盗難の被害から守ると良いでしょう。
※2021年6月現在
いずれも高額な費用が発生するものではなく、リーズナブルに誰でもできるものなので、長い間気にしていなかった方も、今からでも遅くはありません。
大事な愛車を綺麗に保ち、盗難の被害から守ると良いでしょう。
※2021年6月現在