ホンダオデッセイのインテリア(内装)と荷室を徹底解説!!

ホンダ オデッセイ アブソルート EX  2020年

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2013年にデビューした現行型オデッセイは、両側スライドドアを採用したことで、先代モデルより全高が高くなっています。同時に高い走行性能を実現するために低床プラットホームを開発し、広い室内空間との両立を図りました。

そして2020年11月のマイナーチェンジでは、シート表皮が変更されるなどインテリアも進化しています。

文・写真/萩原 文博

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
Chapter
ハイクラスのホテルのような高級感のあるインパネ
上級グレードにはパワーシートを標準装備
2,3列目の居住性も大幅に向上
多彩なシートアレンジと広大なフラット空間
室内高の恩恵は荷室にもおよんでいる

ハイクラスのホテルのような高級感のあるインパネ

現行型オデッセイのインテリアデザインコンセプトは『Modern Suite Room』です。モダンで飽きのこない高級ホテルのスイートルームをモチーフに、イメージを重ねています。

横基調のインストルメントパネルは、上品な質感のパネルを視界に入りやすい上部に採用。また触り心地の良いソフトパッドを手の触れやすい場所に配置しています。

上級グレードにはパワーシートを標準装備

運転席は従来モデル同等の低いフロア高ながら、ヒップポイントを約10cm高めました。

各ピラーはドライバーから細くみえるよう形状を工夫したことをはじめ、ガラスエリアの最大化、インストルメントパネルの上部をフラットとしたことで、すっきりとした視界が確保され、交差点や駐車場、狭い道でのすれ違いなど、さまざまなシーンで高い安心が得られます。


マイナーチェンジでは、コンビメーターパネルの高精細フルカラー液晶パネルを3.5インチから7インチへと変更。アナログスピードメーターとの組み合わせにより、多彩な情報をわかりやすく表示するとともに高い視認性を実現しています。

また運転席側に収納式のドリンクホルダーが追加され利便性も向上しています。
シート表皮にはプライムスムース×ファブリックを採用したコンビシートを標準装備。オプションで本革シートを設定しています。

上級グレードのアブソルートEXは、助手席にスライド&リクライニングが電動で設定できる4ウェイパワーシートを標準装備。さらに助手席シートヒーターも装備して快適に移動することができます。

助手席の前方にはリッド付きのインパネアッパーボックスを設定し、室内収納が使いやすくなっています。

2,3列目の居住性も大幅に向上

2013年のモデルチェンジでオデッセイの全長×全幅は1,800mm×4,380mmで、全幅が据え置き、全長は30mm延長されました。

それに対し室内は、室内長を2,935mmと先代モデルよりプラス85mm、室内幅もプラス90mmの1,625mmと大幅に広くなりました。

その結果、1列目と3列目のヒップポイント間の距離(タンデムディスタンス)を大幅に広げ、ニークリアランスも2列目で115mm、3列目で35mm拡大し、乗員の快適性が向上しています。
また高強度な素材の使用や構造の工夫によって、ルーフまわりの骨格をスリムにしながら剛性を高めたことで、シートに着座した際に乗員が感じる広さを追求し、頭上の垂直方向だけでなく、斜め上の空間も拡大するなど、隅々まで手が込んでいます。

スライドドアの開口幅は、高さ1,230mm、幅750mmを確保ステップ高は約30cmと優れた乗降性を実現するとともに、フラットで広いフロアによって、ゆったりと乗車できるのが特徴です。

多彩なシートアレンジと広大なフラット空間

7人乗り仕様の2列目シートにはロングスライド機構を採用し、最大ラゲッジモードなど荷物に応じたアレンジやロングスライドモードなどさらなるリラックスのためのアレンジも可能。

8人乗り仕様は2列目のシートのフォールダウンが可能で、2列目、3列目を畳めば、クラストップレベルのフラットな空間が現れます。さらに1列目をフルリクライニングし、2列目を最後端までスライドさせれば1-2列目フラットモードというリラックスできるモードへのアレンジも可能です。

室内高の恩恵は荷室にもおよんでいる

現行型オデッセイのラゲッジスペースは、フロアを低くするいっぽうで、ルーフを高めたことで3列目シートを使用したフル乗車時でもラゲッジ容量は330Lを確保しています。

3列目シートは好評の床下格納機構付で、シートバック(背もたれ)を倒した後、シート全体を引き起こすだけの簡単操作で、フラットな大空間が出現します。スプリングを内蔵しているため、軽い力で操作できるのもポイントです。

テールゲートは、マイナーチェンジでリアバンパーの下に足先を出し入れするだけで開閉が可能なハンズフリーアクセスパワーテールゲートをアブソルートEXに装備。開閉途中のテールゲートの保持や、開く高さの設定変更もスイッチ操作によって可能となっています。
ホンダのフラッグシップミニバンに相応しいラグジュアリーな空間が広がる現行型オデッセイ。

豪華さだけでなく、ドライバーの運転しやすさ、ラゲッジスペースの使いやすさや床下収納のサードシートなど、ホンダらしいこだわりのポイントが満載です。
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