生まれ変わったホンダ オデッセイのエクステリアをプロが徹底解説!!

ホンダ オデッセイ アブソルート EX 2020年

現行型オデッセイは、上級モデルであるエリシオンとのモデル統合によって、シリーズ初の両側スライドドアモデルとなりました。そして2020年11月にマイナーチェンジを行い、エクステリア(外観)を大幅に変更しています。

ここでは、よりシャープなイメージを纏った現行型オデッセイのエクステリア(外観)デザインについて解説します。

文・写真/萩原 文博

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マイナーチェンジで押し出し感を強めた現行モデル
安定感を想像させるサイドビューデザイン
リアビューはワイドでシャープな印象

マイナーチェンジで押し出し感を強めた現行モデル

2013年にデビューした5代目オデッセイは、歴代オデッセイの設計思想を継承しながらも、プラットフォームとパワートレインを刷新し、居住性、走り、燃費性能、デザイン、使い勝手、安全性能のすべてを進化させました。

なかでもエクステリアのデザインは上位モデルのエリシオンと統合するにあたり、おおきな室内空間をそのままスクエアなスタイルにすることなく、流麗かつ力強いプロポーションを追求しています。

エクステリアデザインのコンセプトは“Solid Streamline”で、低重心の力強さと流麗なフォルムが独自の存在感を放っています

フロントはコンパクトなエンジンルームのフロントから全高を抑えたルーフへと、滑らかにつながる伸びやかなシルエットがサルーンのたたずまいを表現。ユーティリティの価値と乗用価値の高次元での両立は、低床プラットフォームによって実現されました。

なかでもアブソルートには、下部にクローム調モールをセットしたエアロバンパーとに大開口フロントグリルに力強い造形のメッキバーを配置し、低重心イメージを強調しています。

2020年にマイナーチェンジを受けた現行型オデッセイは、モデルグレードをアブソルートに絞りました。

同時にグリルデザインを変更するとともにヘッドライトユニットが薄型となり、フロントバンパー下部にはクロム調モールを配することで、低重心かつ力強さを感じるデザインへと進化しています。

またウィンカーは、車両の内側から外側に向かってながれるように点灯するシーケンシャルターンシグナルランプを標準装備とし、先進的なイメージと優れた被視認性を両立しています。

安定感を想像させるサイドビューデザイン

スライドドアを採用したうえで、天井高を上げるだけでなく、床面高を下げる超低床プラットフォームを採用したオデッセイのサイドビューは、張り出した前後フェンダーが、走りの力強さと安定感をアピールしています。

また連続的に表情を変える抑揚のある面構成で伸びやかさ表現。ワンポイントのフロントからリアまで貫くクローム調のベルトラインモールと、ドアロアガーニッシュ下部のクローム調モールが上質感を演出しています。

リアビューはワイドでシャープな印象

マイナーチェンジを行った現行型オデッセイのリアビューは、ソリッドで立体的なリアコンビネーションランプを採用しています。メッキ加飾を施すことで、よりワイドでシャープなフォルムが際立つようにデザインされています。

アブソルートでは、リアエアロバンパー下部にクローム調モールと反射板を装着することで、低重心と質感の高さを強調しています。

前期型のスラントノーズから、マイナーチェンジで国産ミニバンのトレンドである大型のフロントグリルを装着し、厚みのあるフロントマスクへと変更されたホンダ オデッセイ。従来モデルのシャープさや伸びやかなシルエットはやや薄れてしまった印象ですが、存在感は増しています。

以前のシャープでスポーティなスタイルと、現行型の存在感と質感の高いスタイルは、好みの分かれるところでもあります。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博