自動車税の仕組みと支払い方法について解説!滞納してしまった場合はどうなるの?

自動車税

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クルマを所有していると避けては通れないのが自動車税ですが、毎年なんとなく支払っている方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、自動車税の仕組みや支払い方法をおさらい。

そして、滞納してしまった場合はどうなるかについて解説します。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
そもそも自動車税とは?
自動車税の支払い方法をチェック!
自動車税を滞納してしまったらどうなるの?

そもそも自動車税とは?

自動車税とは、毎年4月1日に自動車の持ち主に対して課税される税金です。

現在、日本国内にはおよそ50種類ほどの税金が存在しますが、自動車税は国が主体である国税ではなく、地方公共団体が課税主となる地方税に分類されます。

自動車税の支払額は乗用車/軽自動車で額が異なり、総排気量や新車として登録された時期によっても変わってきます。ただし、軽自動車については排気量は一律。登録された時期に関わらず1万800円と、最も安い税額となっているのです。

逆に、最も高くなるのは2019年の9月30日以前に登録された、総排気量6.0L以上のモデル。国産車では総排気量6.0Lを超えるモデルはほぼ存在しませんが、レクサスのLX570は総排気量5.662L を誇るモデルとなっています。

ちなみに、2019年に自動車税は額の引き下げが行われています。排気量が小さくなるほど税額が大きく引き下げられており、排気量に関わらず自動車税が下げられたのは自動車税という制度ができて以来初めてのことでした。

また、2019年に行われた税額引き下げの他、現在では燃費が良かったり排ガスの排出量が少ないいわゆるエコカーに対しては、更に税額が優遇されます。環境性能の度合いによって、乗用車/軽自動車問わず最大75%も税額が引き下げられることも、覚えておくと良いでしょう。

逆に自動車税が引き上げられるパターンも存在し、新車登録から期間が経っていたり、環境性能が低いクルマが該当します。

古いクルマを大切に乗っているオーナーからすれば厄介な制度ですが、現行の制度では仕方のない部分なのかもしれません。

自動車税の支払い方法をチェック!

自動車税は4月1日にクルマの所有者に対して課税され、5月の上旬には所有者の住所に納付書が送付されます。支払い方法は、大きく分けて5パターンが存在しています。

まず最もオーソドックスなのが、納付書を使用して銀行や郵便局、コンビニ等で支払うという方法。この方法は確実な方法とも言えますが、実際に窓口まで足を運ばなければならず、混み具合によっては待たされてしまう可能性があるのが欠点といえるでしょう

次は、口座振替を利用する方法です。こちらは、自分の銀行口座から自動引き落としで自動車税を支払う方法。窓口に行かなくて済む上、税金を支払った記録も通帳に残されます。支払い忘れるということもない便利な方法です。
さらに、クレジットカードを使って支払う方法も。これは現金払いや口座振替と異なり、クレジットカードの支払い日まで引き落としを遅らせることができる方法。

ただし、自治体によっては対応していなかったり、独自のサイトを使っている所もあるので、クレジットカードを使いたい場合は、自分が住んでいる自治体が対応している支払い方法をしっかり確認する必要があります。

その他、電子マネーやペイジーを使って自動車税を支払う方法もあります。

電子マネーでは、セブンイレブンのnanaco、イオングループのWAON、ファミリーマートのFamiPay、PayPayが支払いに対応しています。ペイジーについては対応していない都道府県もあるため、どうしてもペイジーで支払い対場合には自分の住んでいる都道府県がペイジーでの自動車税支払いに対応しているか確認しましょう。

自動車税を滞納してしまったらどうなるの?

自動車税は、毎年4月1日時点でのクルマの持ち主、つまり車検証に記載されている所有者に対して支払いの義務が発生する税金というのは、上述した通りです。

納入の期限は意外に短く、都道府県により誤差はありますが、5月の末が基本です。期限を過ぎてしまうと延滞金が発生するほか、自動車税を支払わずに延滞していると、車検を受けることができません。

なぜなら、車検を受けるときには車検証・自賠責保険証に加え、自動車税納付証明書が必要だからです。

自動車税納付証明書が発行されないために車検を受けることができないほか、自動車税納付の督促状が届き、再三に渡る勧告を無視し続ければクルマや資産を差し押さえられるという最悪の結果にも繋がりかねません。

自動車税は、滞りなく支払いができるように準備をしておくことが大切でしょう。
どんなクルマにも必ず課税される自動車税。

排気量や乗用車/軽自動車、環境性能によって額が変わり、さまざまな支払い方法が存在しています。

延滞すれば大事な愛車を差し押さえられる可能性もある大切な税金なので、支払い忘れや延滞がないよう素早く支払うのが良いでしょう。

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