高速道路で落とした物は誰が拾うの?正しい対処法を解説
更新日:2024.09.09
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皆さんは高速道路を走行していて、路上に落ちている落下物を発見したり、トラック等の積荷が落ちそうになっているのを見かけたりしたことがあるのではないでしょうか。
高速道路では自転車や歩行者がおらず、道路上は高速度でクルマが走行しています。
もし高速道路で何かを落とした場合はどうすればいいのでしょうか。また、誰が拾うことになるのでしょうか。
高速道路では自転車や歩行者がおらず、道路上は高速度でクルマが走行しています。
もし高速道路で何かを落とした場合はどうすればいいのでしょうか。また、誰が拾うことになるのでしょうか。
高速道路ではどんな落としものがあるの?
実際のところ、高速道路では一体どんな落としものが多いのでしょうか。
NEXCO東日本の発表によれば、最も多い落下物としてはプラスチック容器やビニール製のごみ袋、毛布やシートといった布類があり、全体のおよそ3割を占めているとのことです。
次に多いのがタイヤや付属品といった自動車の部品類、角材やベニヤなどの木材類で、それぞれ全体の約1割にあたります。
また、冬期間はウィンタースポーツを楽しむために高速道路を走行する車も多いため、スキー板やスノーボードといった大きなものが落下する事例もあるようです。
NEXCO東日本の発表によれば、最も多い落下物としてはプラスチック容器やビニール製のごみ袋、毛布やシートといった布類があり、全体のおよそ3割を占めているとのことです。
次に多いのがタイヤや付属品といった自動車の部品類、角材やベニヤなどの木材類で、それぞれ全体の約1割にあたります。
また、冬期間はウィンタースポーツを楽しむために高速道路を走行する車も多いため、スキー板やスノーボードといった大きなものが落下する事例もあるようです。
高速道路で物を落とすのは危険な違法行為
万が一高速道路上で物を落としてしまうと、後続車の事故や渋滞の原因になる可能性があります。
どの自動車も高速で走行しているため、特に真後ろを走っている後続車に落下物がぶつかる可能性が高いうえ、事故時に渋滞が発生するのと同様、落下物が生じた場合も渋滞の原因になり得ます。
道路交通法第75条の10では、「自動車の運転者は、(中略) 積載している物を転落させ、若しくは飛散させることを防止するための措置を講じなければならない」と定められており、高速道路で物を落とすのは違法行為にもあたるのです。
この規定に違反すると、3か月以下の懲役もしくは5万円以下の罰金、過失による場合は10万円以下の罰金が科せられることになります。
刑事罰に加え、落下物によって第三者に損害を与えた場合には、落とし主に賠償責任も生じます。特に高速道路では重大な事故につながる場合も考えられるので、賠償額が高額になることもあるため注意しましょう。
どの自動車も高速で走行しているため、特に真後ろを走っている後続車に落下物がぶつかる可能性が高いうえ、事故時に渋滞が発生するのと同様、落下物が生じた場合も渋滞の原因になり得ます。
道路交通法第75条の10では、「自動車の運転者は、(中略) 積載している物を転落させ、若しくは飛散させることを防止するための措置を講じなければならない」と定められており、高速道路で物を落とすのは違法行為にもあたるのです。
この規定に違反すると、3か月以下の懲役もしくは5万円以下の罰金、過失による場合は10万円以下の罰金が科せられることになります。
刑事罰に加え、落下物によって第三者に損害を与えた場合には、落とし主に賠償責任も生じます。特に高速道路では重大な事故につながる場合も考えられるので、賠償額が高額になることもあるため注意しましょう。
高速道路で落とした物は誰が拾うの?正しい対処法は?
高速道路上で大事な私物を落としてしまった場合、車を停車させて拾いに行きたくなることもあるかもしれませんが、絶対にやめましょう。
また、後続車が落下物を見つけた場合・特に落下物が自車に衝突した場合は、安全を確保して非常電話などから通報することが重要です。
非常電話は、本線上では1㎞おき、トンネル内には200mおきに設置されているほか、サービスエリアやバスストップにも設置されています。
携帯電話やスマートフォンにも対応しており、24時間無料で利用できる道路緊急ダイヤル(#9910)を使い通報する、という方法もあります。
この方法であれば車内からでも通報できるうえ、道路の破損などを見つけた際の通報手段としても役立ちます。
この際、落下物を見つけた車線やキロポストという標識を覚えておくと、場所をスムーズに伝えることができます。
道路緊急ダイヤルではドライバー等から通報があった場合、交通管理隊が道路情報板やVICSなどから情報提供を受けながら、落下物の回収に向かってくれるのです。
また、後続車が落下物を見つけた場合・特に落下物が自車に衝突した場合は、安全を確保して非常電話などから通報することが重要です。
非常電話は、本線上では1㎞おき、トンネル内には200mおきに設置されているほか、サービスエリアやバスストップにも設置されています。
携帯電話やスマートフォンにも対応しており、24時間無料で利用できる道路緊急ダイヤル(#9910)を使い通報する、という方法もあります。
この方法であれば車内からでも通報できるうえ、道路の破損などを見つけた際の通報手段としても役立ちます。
この際、落下物を見つけた車線やキロポストという標識を覚えておくと、場所をスムーズに伝えることができます。
道路緊急ダイヤルではドライバー等から通報があった場合、交通管理隊が道路情報板やVICSなどから情報提供を受けながら、落下物の回収に向かってくれるのです。
高速道路で物を落とさないようにするには?
最後に、高速道路で物を落とすのを未然に防ぐために、具体的に留意したい点を確認していきましょう。
スキー板やサーフボード・自転車などのレジャー用品はかさばるため、落としてしまったときの影響が特に大きいです。
しっかり固定する必要があるのは当然ですが、走行中の振動や風圧で固定が緩むことも考えなければいけません。
サービスエリアなどで休憩するときに、随時チェックしておきましょう。
また、自分が落下物事故にあわないよう前車と十分な車間距離をとっておけば、自分が落下物に巻き込まれる危険性だけでなく、前車に衝突する危険性も格段に少なくなります。
あらゆるリスクを最小限におさえるためにも、日頃から車間距離は十分確保して運転することを心がけましょう。
スキー板やサーフボード・自転車などのレジャー用品はかさばるため、落としてしまったときの影響が特に大きいです。
しっかり固定する必要があるのは当然ですが、走行中の振動や風圧で固定が緩むことも考えなければいけません。
サービスエリアなどで休憩するときに、随時チェックしておきましょう。
また、自分が落下物事故にあわないよう前車と十分な車間距離をとっておけば、自分が落下物に巻き込まれる危険性だけでなく、前車に衝突する危険性も格段に少なくなります。
あらゆるリスクを最小限におさえるためにも、日頃から車間距離は十分確保して運転することを心がけましょう。
高速道路は自動車が安心して高速走行できるという利点がある一方、万が一事故に遭ってしまうと重大な被害を引き起こす危険性もあります。
そのほとんどはドライバーが普段から注意することで未然に防ぐことができますが、些細な「大丈夫だろう」が重大事故を引き起こすことになるので、注意しすぎることに越したことはありません。
併せて緊急時の対応を再度確認しておき、落下物に遭遇した際に落ち着いて対応できるようにしておくのが良いでしょう。
※2021年5月現在
そのほとんどはドライバーが普段から注意することで未然に防ぐことができますが、些細な「大丈夫だろう」が重大事故を引き起こすことになるので、注意しすぎることに越したことはありません。
併せて緊急時の対応を再度確認しておき、落下物に遭遇した際に落ち着いて対応できるようにしておくのが良いでしょう。
※2021年5月現在