パッシブセーフティーが優秀!アバルト595の安全装備を徹底解説

アバルト595 西川撮影

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フィアットのスポーツブランドであるアバルト。そのラインアップの中でもアバルト595は現在のブランドを代表するモデルとも言えます。

今回はそんなアバルト595の安全装備についてチェックしていきたいと思います。

文・写真/西川 昇吾

西川 昇吾|にしかわ しょうご

1997年生まれ。富士スピードウェイ近隣で生まれ育ち、大学で自動車に関する学習をする傍ら、自動車ライターとしての活動を始める。過去にはコミュニティFMのモータースポーツコーナーにてレギュラー出演経験あり。「書くこと、喋ることで自動車やモータースポーツの面白さを伝える」を目標とし、様々なジャンルのライティングや企画に挑戦中。

西川 昇吾
Chapter
先進安全機能はない?
アバルト595の充実したパッシブセーフティー
後退時の運転支援は装備

先進安全機能はない?

ほとんどの現行モデルには、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報などの何かしらの先進安全機能が装備されていると言っても過言ではありません。しかし、アバルト595にはそのような装備は全くと言っていいほど装備されていません

ここで言う先進安全機能とは、事故や衝突の被害を未然に防いだり、その被害を最小限にしたりするいわゆる「アクティブセーフティー」に関するものです。

ベースとなる500も同じですが、アバルト595はアクティブセーフティーに関する安全装備は全くと言っていいほど装備されていません。

しかし、もしも事故が起きてしまった場合、車両が危険な状態に陥った場合に乗員の安全を確保する「パッシブセーフティー」に関する装備はきちんとしているのです。これはイタリアを代表する国民車である500をベースにしているからこそのポイントと言えるでしょう。

アバルト595の充実したパッシブセーフティー

とてもコンパクトなボディのアバルト595ですが、エアバックの数は7つとこのクラスのモデルとしては多い数となっています。具体的には前席の乗員の前に設置されているフロントデュアルエアバッグ、前席シートに埋め込まれたサイドエアバッグ、前席のウィンドウエアバック、そして運転に備え付けられたニーエアバッグとなっています。

また、小さなボディながら、衝突時にはしっかりと乗員を保護してくれる頑丈なボディも、500とアバルト595のパッシブセーフティーがしっかりとしているポイントと言えます。アバルト595のベースとなる500は、2007年から販売されているモデルライフの長いモデルです。

2007年当時、フィアット500は欧州新型自動車評価プログラム、通称ユーロNCAPの安全性能試験で5つ星を達成しました。これは当時の超小型車クラスで頂点に立つ結果であり、小さなボディながらもしもの時も安全な設計となっています。

後退時の運転支援は装備

アバルト595に装備されたアクティブセーフティーの装備を強いて挙げるとするならば、後退時の運転支援です。リアパーキングセンサーは音とTFTメーター表示で後方の障害物をドライバーに教えてくれます。

また、オプションでルームミラー埋め込み型のバックモニターを装着することも可能です。こちらはオプション価格税込77,000円となっています。
近年自動車の安全装備と聞くとアクティブセーフティーが話題となりますが、アバルト595にはそのような装備がほとんどありません。

しかしながらパッシブセーフティーに関する面はしっかりと装備がなされており、評価も高評価となっています。前身モデルとなるアバルト500から考えるとモデルライフが10年以上と長いため、先進安全機能が充実していないのは仕方ないでしょう。

それでもアバルト595が人気なのは、それ以上の魅力があるからと言えるのではないでしょうか。

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