アバルト 595(ABA-31214T型)シリーズの4グレード間の違いを比較！おすすめ価格のグレードはこれだ！

更新日：2024.09.09

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アバルト 595(ABA-31214T型)は型式は共通するものの、4つのグレードに分かれており、主にパワートレインでの違いがあります。もちろんそれ以外の面でも少しずつ違いがあるので、どのような違いがあるのかをご紹介します。

吉田恒道｜よしだつねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」（扶桑社）など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」（学習研究社）がある。

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Chapter: アバルト 595【価格：300万～】; アバルト 595 TURISMO【価格：363万】; アバルト 595 C TURISMO【価格：396万】; アバルト 595 COMPETIZIONE【価格：383万～】

アバルト595の中古車一覧

アバルトアバルト595 ツーリズモ革シートコニ(KONI)ショック

本体価格

138万円
支払総額

155万円

年式：2016年
走行距離：5万km
車検：車検整備付
なし

アバルトアバルト595 ツーリズモ後期モデル社外17インチナビ TV

本体価格

195万円
支払総額

210万円

年式：2017年
走行距離：5.4万km
車検：検なし
なし

アバルトアバルト595 ツーリズモ

本体価格

135万円
支払総額

148万円

年式：2015年
走行距離：4万km
車検：検なし
なし

アバルトアバルト595

本体価格

206.4万円
支払総額

215万円

年式：2019年
走行距離：3.3万km
車検：R.6年12月
なし

アバルトアバルト595 コンペティツィオーネ ADVAN RACEING 17インチ

本体価格

408万円
支払総額

424万円

年式：2021年
走行距離：1.1万km
車検：R.8年03月
なし

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アバルト 595【価格：300万～】

「595」はアバルト 595シリーズのエントリーモデルであり、4つのグレードの中でもっとも価格を抑えたモデルです。

トランスミッション形式が5速マニュアルとATモード付5速シーケンシャルの2種類となっており、ハンドル位置が5速マニュアルは左右を選択可能で、ATモード付5速シーケンシャルは右専用となっています。

エンジンには、直列4気筒DOHC 16バルブインタークーラー付ターボを搭載しており、最高出力107kW(145PS)/5,500、最大トルク180Nm(18.44kgm)/2,000を発生します。そしてSPORTスイッチ使用時には、最大トルクが210Nm(21.4kgm)/3,000まで上昇します。

駆動方式はFWD(前輪駆動)となり、燃費性能はJC08モードで、5速マニュアルが13.0km/L、ATモード付5速シーケンシャルが12.5km/Lとなっています。

エントリーモデルではあるものの、安全性能や基本的な装備は充実しています。「595」だけの装備として、シートがファブリック素材ということと、エアコンがマニュアル式ということが挙げられます。

価格は全グレードでもっとも安価な300万円～となっています。

アバルト 595 TURISMO【価格：363万】

「595 TURISMO」はATモード付5速シーケンシャルの右ハンドルのみの仕様となっています。

エンジンは「595」と同様ですが、型式が312B3となっており、最高出力121kW(165PS)/5,500、最大トルク210Nm(21.4kgm)/2,000を発生し、SPORTスイッチ使用時は最大トルク230Nm(23.5kgm)/2,250を発生し、燃費は12.9km/Lとなります。

エクステリア(外装)では、リアに595 turismoエンブレムがついてくるほか、足回りにおいて、フロントにはハイパフォーマンスブレーキパッドにドリルドベンチレーテッドディスク、リアにはドリルドディスクが装備されています。

また、サスペンション部では、ハイパフォーマンスコイルスプリングとKONI製FSDショックアブソーバーが装備され、ホイールが16インチから17インチへと変更されています。

その他として、シートがレザー仕様に変更され、エアコンがフルオートとなり、BMC製ハイパフォーマンスエアクリーナーが採用されているといった点があります。

価格は363万円と、「595」よりも63万円高く設定されています。

アバルト 595 C TURISMO【価格：396万】

「595 C TURISMO」はトランスミッションやハンドル位置をはじめ、エンジン及び型式、最高出力に最大トルクや燃費すべてが「595 TURISMO」と同じ仕様となっています。

大きな違いの特徴が、オープンカー仕様ということです。それに伴い、電動開閉式ソフトトップ（デフロスター機能付ガラス製リアウインドー）やフロントデフレクターに、ソフトトップ同色リアルーフスポイラー、リアプライバシーガラスや運転席バニティミラーといった装備が全グレードを通して、唯一装備されています。

価格は396万円と、「595 TURISMO」より33万円高く設定されています。

アバルト 595 COMPETIZIONE【価格：383万～】

「595 COMPETIZIONE」は「595」のハイパワーモデルとなっています。トランスミッション形式が2種類ということと、ハンドル位置の選択においても同じ仕様です。

エンジンは型式が312A3となっており、最高出力132kW(180PS)/5,500rpm、最大トルク230Nm(23.5kgm)/2,000rpmに、SPORTスイッチ使用時は最大トルク250Nm(25.5kgm)/3,000rpmを発生します。燃費は、5速マニュアルが13.1km/L、ATモード付5速シーケンシャルが13.4km/Lとなっています。

エクステリアでは、フロントリップスポイラーやエンブレムがガンメタリック仕上げとなっており、リアのエンブレムにおいては595 competizioneデザインに変更されます。また、足回りではレッド仕上げのブレンボ製4ポッドフロントブレーキキャリパーが採用されており、ホイールはcompetizione専用の17インチホイールが装着されています。

インテリア(内装)では、シートがレザー/アルカンターラへと変更されているほか、アルカンターラメーターフードやアルミシフトノブといった装備への変更があります。

価格は383万円と、「595」よりも83万円高く設定されています。

アバルト 595シリーズは「595 C TURISMO」のオープン式といった以外に、見た目での大きな変更はないものの、走りの性能やアクセサリーでそれぞれ少しずつ違いがあります。

安価モデルの595でも十分な走行性能を誇りますが、自分好みのデザインや仕様に合わせて選ぶことでより楽しいドライブができそうです。現代では少なくなってきたマニュアルトランスミッションもあるのはうれしいポイントでしょう。

※ 2021年1月現在