中古で買える軽トールワゴン/バンのおすすめランキング18選【自動車目利き人が厳選】

N-WGN honda 2019

「車種が多すぎて、どんな基準で買ったら良いのかわからない」「見た目優先で選んでしまうと失敗しそう」「プロがおすすめする国産の軽トールワゴン/バンを中古で買いたい」などなど、アタマを悩ませている方々に向けて、これまで何百車種と乗ってきた自動車ジャーナリストたちが、おすすめする軽トールワゴン/バンを厳選してお届けします。

軽トールワゴン/バンが欲しいけど、車種選びで迷っている、まだどんな車種を買ったら良いのかわからないという方は、愛車選びの参考にしていただければと思います。

文・松田 秀士/まるも亜希子/三好 秀昌/小鮒 康一/斎藤 聡/橋本 洋平

Chapter
【目利き人】松田 秀士氏が選ぶ!軽ワゴン/バンのおすすめトップ3
先進装備や安全性の面でもおすすめ。三菱EK クロス スペース
乗り心地のいいハイトワゴンならホンダ N-WGN
クロスオーバーモデルだからこそ持てる性能。スズキ ハスラー
【目利き人】まるも亜希子さんが選ぶ!軽ワゴン/バンのおすすめトップ3
現時点では非の打ちどころがない!日産 デイズ
ファミリーカーとして考え抜かれたダイハツ タント
ミニバンやコンパクトカーからの乗り換えにもおすすめ。ホンダ N-BOX
【目利き人】三好 秀昌氏が選ぶ!軽ワゴン/バンのおすすめトップ3
軽のクルマ作りを変えた元祖トールワゴン。スズキ ワゴンR
使い方次第で遊び方も広がる。ホンダ N-VAN
メーカーの歴史に思いをはせる。スバル 360カスタム
【目利き人】小鮒 康一氏が選ぶ!軽ワゴン/バンのおすすめトップ3
やはり王者は外せない。ホンダ N-BOX
一度使うと手放せないプロパイロット装備。日産 ルークス(2代目)
SUVテイストを盛り込んだ唯一の軽トールワゴン。スズキ スペーシア ギア
【目利き人】斎藤 聡氏が選ぶ!軽ワゴン/バンのおすすめトップ2+1
4WDのセッティングが光る。日産 デイズ/三菱 EKワゴン
自分のために買いたい。ホンダ N-VAN
無理は承知。でも推したい1台。スバル R1
【目利き人】橋本 洋平氏が選ぶ!軽ワゴン/バンのおすすめトップ3
もう“軽自動車だから…”なんて発想は捨てるべき。日産 ルークス
走りにうるさいお父さんも納得の乗り味。ホンダ N-BOX
クルマを手にしたらアレもコレも…想像が膨らむ。ホンダ N-VAN

【目利き人】松田 秀士氏が選ぶ!軽ワゴン/バンのおすすめトップ3

先進装備や安全性の面でもおすすめ。三菱EK クロス スペース

デリカD5似のフロントマスクは、軽自動車のなかでもなかなか強そうで異彩を放っている三菱 EK クロス スペース。このモデル、三菱と日産の合弁会社NMKVによって開発されたクルマで、日産ではルークスとして発売されています。

駆動方式は4WDと2WDが設定されていて、エンジンはそれぞれターボとNAがチョイスできます。ターボは最高出力47kW(64ps)/5,600rpmに最大トルク100Nm/2,400-4,000rpm、NAは38kW(52ps)/6,400rpm と60Nm/3,600rpmというスペックで、トランスミッションはCVTです。

全車リチウムイオン電池によるマイルドハイブリッドで、2.0kW(2.7ps)/40Nmを発生するモーターは、回生(発電)および駆動アシスト、始動やアイドリングストップからのスターターの役割も担っています。

サスペンションは適度に柔らかく、かといってハンドリングに重要なダンピングの効いたしっかり感もあるもの。特に4WDモデルはリヤサスにトルクアーム式3リンクを採用していて、後席での乗り心地もワンクラス上の快適なものにしています。

さらにオプションで日産がノートやセレナも採用するプロパイロットの三菱版「マイパイロット」の装着も可能で、ステアリング右側のボタンを押し速度セットするだけで、高速道路で車線内の真ん中をキープして前車に追従。

室内は、運転席から助手席を前側に倒すことができる機能もオプションで用意され、ベビーカーなど後席へのちょっとしたアクセスを容易にしています。

乗り心地のいいハイトワゴンならホンダ N-WGN

N-BOXの背を低くしたハイトワゴン。背は適度に高くスーパーハイト系よりも低いのでハンドリングがナチュラルです。

このレベルの全高の軽自動車は横転予防の観点からサスペンションは硬く、ステアリングをたくさん切ってもフロントタイヤはあまり切れないというモデルが多いのですが、N-BOXはそのすべてにおいて逆。

サスペンションはソフトでしなやかに動き、乗り心地がとても良いのです。しかも高速域で4輪が路面に吸い付いているかのようなしっかりとした安定感があり、スポーティに走らせても安定性を損ないません。

インフォメーションディスプレイにタイヤ角度モニターを表示して、タイヤがどの方向をどの程度向いているかを表示します。初心者や女性の駐車などに役立ちます。

またホンダセンシングを標準装備し、衝突軽減ブレーキが夜間の歩行者も認識。ACC(アダプティブクルーズコントロール)+LKAS(夜戦維持システム)は、車線内中央維持をアシストし前走車を追従し、停止までサポートします。さらにホンダ方式はLKASを単独使用も可能です。

さらにリヤゲートを開けば低床なので、荷物の出し入れがスムーズでラクチン。走り出せばこれまでの軽自動車とは一線を画す室内の静粛性があります。

クロスオーバーモデルだからこそ持てる性能。スズキ ハスラー

スズキ ハスラーは、軽クロスオーバーというジャンルに属します。SUVなのか?ハイトワゴンなのか?と、筆者もちょっと迷ってしまうのですが、その多様性もハスラーの魅力と考え、このパートに選んでみました。

ベースとなっているワゴンRに比べて車高が高く、もちろん4WD仕様もラインアップされているので豪雪地帯など広範囲に人気の高いモデルです。

まず内外のデザインがとても魅力的です。特に運転席に腰を下ろしたときに目に飛び込むインパネは、JeepなどアメリカンSUVをモチーフとしたかのようなクロスオーバー感いっぱいの楽しくなるようなデザインです。

エンジンには、NAとターボの2種類が設定されていますが、注目は新開発されたNAエンジン。CVTとの組み合わせでWLTCモード燃費25.0kmを達成しています。

それにはハイブリッドであることも見逃せません。機構はいわゆるマイルドハイブリッドで、最高出力36kW(49ps)/6,500rpm、最大トルク58Nm/5,000rpmのエンジンに、1.9kW(2.6ps)/40Nmのモーターを搭載。※ターボは47kW(64ps)/98Nmでモーター出力2.3kW(3.1ps)/50Nm。

その走りはとてもスムーズで室内静粛性も高く、SUVぽい重厚感と落ち着きのある乗り心地です。LKAはありませんが、ACCは渋滞停止まで全速度域で前車に追従することができます。

<次のページに続く>
次ページ
【目利き人】まるも亜希子さんが選ぶ!軽ワゴン/バンのおすすめトップ3

松田 秀士|まつだ ひでし

モータージャーナリスト/レーシングドライバー

INDY500やル・マン24時間など豊富な海外レース経験と、スーパーGT選手権では100戦以上出場経験者に与えられるグレーデッドドライバーとしても表彰されている。自身が提唱する「スローエイジング」により、66歳のいまも現役のプロレーサーとして活躍中。執筆は、レース経験やメカニズム知見をもとにした幅広い知識による、分かりやすい文章表現を心がけている。昨年、中高齢者のための安全運転指南書「安全運転寿命を延ばすレッスン」(小学館)を刊行。浄土真宗本願寺派 僧侶、BOSCH認定 CDRアナリスト、日本カー・オブ・ザ・イヤー/ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

松田 秀士

まるも 亜希子|まるも あきこ

カーライフ・ジャーナリスト

映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリー(通称:ガゼルラリー)に参戦し、完走。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。
女性パワーでクルマ社会を元気にする「ピンク・ホイール・プロジェクト」、ジャーナリストによるレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表。近年はYouTubeチャンネル等で、ゆるく楽しいカーライフ情報を発信中。

まるも 亜希子

三好 秀昌|みよし ひであき

自動車評論家/ラリードライバー。

日本大学芸術学部写真学科卒業後、某出版社の契約カメラマンとして活躍するかたわら、試乗記事を国内ラリーに参戦。同時に某出版社で試乗記事も執筆するようになる。
国内でラリーの魅力に目覚め、1989年から渡英。同年よりイギリス国内選手権に三菱 ギャラン VR-4を駆って参戦。1991年には、イギリス国内選手権で年間2位の成績を収め、翌年からヨーロッパラリー選手権にステップアップ。当時のライバルには、故コリン・マクレーやトミ・マキネンなどがいた。また、この時期は自身のラリー活動と並行して、WRCに参戦する三菱ラリーアート・ジャパンのチームマネージャーも務めていた。
1995年からは、スバル インプレッサにマシンをスイッチしてWRCに参戦。1995-1996年サファリラリーグループNクラス優勝(※1995年はケニア国内選手権)を遂げ、スバルのサファリラリークラス7連覇に貢献した。
1999年のWRCサファリ参戦後、しばらく活動を休止していたが、2003年に全日本ラリー選手権2輪駆動部門に前年にデビューしたフェアレディZ(Z33)でエントリー。ターマックステージ中心の活動だったが、S30時代を彷彿とさせるカラーリングでも注目を集めた。
2007年になるとアフリカ大陸で開催されるFIAアフリカ選手権に、三菱 ランサーエボリューションで参戦。。翌2008年には、年間チャンピオンを獲得している。
などなど、華々しい経歴を持つ自動車評論家。豊富な経験による的確なドライビングと分析で、数々の自動車媒体に寄稿するかたわら、雪上ドライビングのインストラクターなども務めている。

三好 秀昌

小鮒 康一|こぶな こういち

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。
国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とするが、実は現行車へのチェックも欠かさない。また、中古車販売店に勤務していた経験も活かし、中古車系の媒体でも活動中。現行車を所持しながらも、NAロードスターも手放さないオールマイティな車愛が持ち味。

小鮒 康一

斎藤 聡|さいとう さとし

モータージャーナリスト。車両のインプレッションはもちろん、タイヤやサスペンションについて造詣が深く、業界内でも頼りにされている存在。多数の自動車雑誌やWEBマガジンで活躍中。某メーカーのドライビングインストラクターを務めるなど、わかりやすい解説も人気のヒミツ。日本自動車ジャーナリスト協会会員、日本カーオブザイヤー選考委員。

斎藤 聡

橋本 洋平|はしもと ようへい

学生時代や自動車雑誌編者時代から数々のレースに参戦。2003年にフリーランスとなり、業界トップクラスの速さを持つモータージャーナリストとして活躍。
2013年より86/BRZレースにも参戦、2019年はクラブマンシリーズEXPERTでチャンピオンを獲得。AJAJ会員、日本カーオブザイヤー選考委員

橋本 洋平