スズキ 初代パレットの乗り心地はいかに?
更新日:2024.09.09
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今回は、スズキ 初代パレット(MK21S型)の乗り心地について紹介します。
初代パレットは、高いルーフと軽自動車の常識を覆す車内スペースの広さを長所とするモデルです。サイズに制約のある軽自動車規格の中で最大限のスペースを確保するため、全高や着座位置を高くしているのが大きな特徴です。
初代パレットは単にスペースが広いだけでなく、乗り心地を高める工夫も随所にちりばめられています。その詳細やクルマ自体のつくりなどを、具体的に掘り下げていきましょう。
初代パレットは、高いルーフと軽自動車の常識を覆す車内スペースの広さを長所とするモデルです。サイズに制約のある軽自動車規格の中で最大限のスペースを確保するため、全高や着座位置を高くしているのが大きな特徴です。
初代パレットは単にスペースが広いだけでなく、乗り心地を高める工夫も随所にちりばめられています。その詳細やクルマ自体のつくりなどを、具体的に掘り下げていきましょう。
スズキ 初代パレットってどんなクルマ?
スズキ 初代パレットの乗り心地を紹介する前に、その成り立ちを見ていきます。
初代パレットは、軽スーパーハイトワゴンとして、軽自動車の開発をお家芸とするスズキから2008年に登場しました。当時同ジャンルには、ライバル車としてダイハツ タントがありましたが、その存在を強く意識して開発されています。
初代パレットが発売されていたのは2012年までのわずかな期間でしたが、その間にも様々な改良が加えられました。中でも搭載するトランスミッションをCVTに変更したのは大きな進化で、燃費性能の向上に加え、変速ショックの少ない加速により乗り心地がさらにアップしています。
2012年に販売を終了した初代パレットですが、そこに込められた技術の粋は、後継モデルのスペーシアにも活かされています。
初代パレットは、軽スーパーハイトワゴンとして、軽自動車の開発をお家芸とするスズキから2008年に登場しました。当時同ジャンルには、ライバル車としてダイハツ タントがありましたが、その存在を強く意識して開発されています。
初代パレットが発売されていたのは2012年までのわずかな期間でしたが、その間にも様々な改良が加えられました。中でも搭載するトランスミッションをCVTに変更したのは大きな進化で、燃費性能の向上に加え、変速ショックの少ない加速により乗り心地がさらにアップしています。
2012年に販売を終了した初代パレットですが、そこに込められた技術の粋は、後継モデルのスペーシアにも活かされています。
スズキ 初代パレットの広々とした車内スペース
スズキ 初代パレットの乗り心地を左右する要素のひとつに、車内スペースの広さがあります。
ルーフの高さは重心の高さに直結するため、クルマ自体の性能としてはデメリットになってしまいます。しかし車内スペースの垂直方向への拡大により、着座位置を高くすることで良好な視界を確保しています。初代パレットは乗車ポジションに無理がないため、優れた乗り心地にもつながっているのです。
また初代パレットは、シートアレンジの機能を使いこなすことで、その車内スペースをより有効に使うことが可能です。
リヤシート(後席)は分割可倒式を採用しており、3人以下しか乗車しないときは、シートバックを倒すことでラゲッジルーム(荷室)を拡大することができます。もちろん2人しか乗車しないときは、両方を倒すことでラゲッジルームがいっそう広く確保できます。
初代パレットのリヤシートには、ダイブダウンシートが採用されているのも大きな特徴です。リヤシートを潜り込ませることで、初代パレットの低いフロア高という個性を活かしたフラットな空間をつくり出すこともできるのです。
シートアレンジ機能は、フロントシート(前席)にも備わっています。フロントシートは前に倒してテーブルのような使い方ができるだけでなく、後方へ倒してリヤシートもフラットにすれば、長尺物も楽に積むことが可能になります。
ルーフの高さは重心の高さに直結するため、クルマ自体の性能としてはデメリットになってしまいます。しかし車内スペースの垂直方向への拡大により、着座位置を高くすることで良好な視界を確保しています。初代パレットは乗車ポジションに無理がないため、優れた乗り心地にもつながっているのです。
また初代パレットは、シートアレンジの機能を使いこなすことで、その車内スペースをより有効に使うことが可能です。
リヤシート(後席)は分割可倒式を採用しており、3人以下しか乗車しないときは、シートバックを倒すことでラゲッジルーム(荷室)を拡大することができます。もちろん2人しか乗車しないときは、両方を倒すことでラゲッジルームがいっそう広く確保できます。
初代パレットのリヤシートには、ダイブダウンシートが採用されているのも大きな特徴です。リヤシートを潜り込ませることで、初代パレットの低いフロア高という個性を活かしたフラットな空間をつくり出すこともできるのです。
シートアレンジ機能は、フロントシート(前席)にも備わっています。フロントシートは前に倒してテーブルのような使い方ができるだけでなく、後方へ倒してリヤシートもフラットにすれば、長尺物も楽に積むことが可能になります。
スズキ 初代パレットの乗り心地を高めるクルマづくり
現代の乗用車は低燃費や高い走行性能・快適性を実現させるため、高いボディ剛性と軽さを両立させたクルマづくりに力を入れています。
スズキ 初代パレットの開発にあたっては、新型のプラットフォームが採用されています。このプラットフォームは4代目ワゴンRや7代目アルト、2代目ラパンなど、後のスズキ車にも幅広く採用されたもので、2,400mmという、ボディサイズに似つかわしくないロングホイールベースを誇ります。
新たなプラットフォームを採用したことで、広々とした乗車スペースとともに低い室内高を実現させています。低床なフロアは重心をより低く抑えられるため、高い安定性や優れた乗り心地につながっています。
初代パレットの乗り心地を高めている要素としては、ボディに加えサスペンションの性能もあります。
初代パレットのサスペンション方式は、フロントがマクファーソンストラット式、リヤにはI.T.L.(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式が採用されています。
マクファーソンストラット式は一般的な乗用車の多くで用いられているサスペンションです。ウィッシュボーン方式やマルチリンク式と異なり操縦性はさほど高くありませんが、それほど高い運動性脳が要求されない初代パレットにとっては、乗り心地やコスト面も含め総合的なバランスがとれた方式です。
またリヤのI.T.L式はスズキ車の後輪に多く採用されるサスペンション方式で、クロスビームとトレーリングアームの連結部がスタビライザーの役割を果たすという特徴があります。
スズキ 初代パレットの開発にあたっては、新型のプラットフォームが採用されています。このプラットフォームは4代目ワゴンRや7代目アルト、2代目ラパンなど、後のスズキ車にも幅広く採用されたもので、2,400mmという、ボディサイズに似つかわしくないロングホイールベースを誇ります。
新たなプラットフォームを採用したことで、広々とした乗車スペースとともに低い室内高を実現させています。低床なフロアは重心をより低く抑えられるため、高い安定性や優れた乗り心地につながっています。
初代パレットの乗り心地を高めている要素としては、ボディに加えサスペンションの性能もあります。
初代パレットのサスペンション方式は、フロントがマクファーソンストラット式、リヤにはI.T.L.(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式が採用されています。
マクファーソンストラット式は一般的な乗用車の多くで用いられているサスペンションです。ウィッシュボーン方式やマルチリンク式と異なり操縦性はさほど高くありませんが、それほど高い運動性脳が要求されない初代パレットにとっては、乗り心地やコスト面も含め総合的なバランスがとれた方式です。
またリヤのI.T.L式はスズキ車の後輪に多く採用されるサスペンション方式で、クロスビームとトレーリングアームの連結部がスタビライザーの役割を果たすという特徴があります。
スズキ 初代パレットは軽スーパーハイトワゴンの先駆けとして使い勝手のよさを特徴としていますが、日常ユースに高いレベルで対応するため乗り心地をアップさせる工夫も凝らされています。
初代パレットの乗り心地は単なる衝撃吸収の側面だけでなく、ボディ剛性やサスペンションなど、普目にすることのない部分にこだわる姿勢からも感じられます。
初代パレットの生産が終了したのは2012年のことで、10年近く前の話になります。しかし優れた乗り心地は、発売中の軽乗用車にも引けを取りません。初代パレットは中古車価格も下がっており、予算や車両コンディションなど様々な要素から、自分に最適な一台を選べます。
※ 2021年3月現在
初代パレットの乗り心地は単なる衝撃吸収の側面だけでなく、ボディ剛性やサスペンションなど、普目にすることのない部分にこだわる姿勢からも感じられます。
初代パレットの生産が終了したのは2012年のことで、10年近く前の話になります。しかし優れた乗り心地は、発売中の軽乗用車にも引けを取りません。初代パレットは中古車価格も下がっており、予算や車両コンディションなど様々な要素から、自分に最適な一台を選べます。
※ 2021年3月現在