ポルシェ 初代マカンの後部座席(リアシート)の使い勝手を解説

ポルシェ 初代マカンの室内は初代マカンがスポーツカーであり、走りを楽しむという本質を忘れないようなデザインになっており、スポーツ性を追求したフロントシート(前席)に座れば初代マカン独特の感覚を感じることができます。そして走りを楽しむためにインパネのスイッチ類は、運転手の手が届きやすいように立体的に配置されています。

そんな初代マカンのリヤシートですが、スポーツカーのイメージとは違い開放感のある仕様になっています。

とてつもなく広いというわけではありませんが、スポーツカーとしては申し分ない広さですし、大人が2人でも十分に座ることができ、小さなお子様だと立っても頭を打つことはないので安心です。

またスポーツカーとしては重要な道路との一体感を実現するために車高を低くし、ポルシェ独自の電子制御ダンパーシステムであるPASM(ポルシェアクティブサスペンションマネジメント)で、道路との一体感を実現しつつも乗り心地の良さを保つことに成功しています。

ポルシェ 初代マカンのリヤシートはスポーツカーでありながら、開放感もあり、PASMシステムを採用することで乗り心地の良さを実現しています。

ポルシェ 初代マカンのリヤシートはスポーツカーの良さを維持しつつも、クルマにとってとても重要な乗り心地の良さも実現しています。続いてはリヤシートの実用性についてみていきましょう。

初代マカンのリヤシートは分割可倒式シートになっており、4:2:4でシートを前面に倒すことが可能です。リヤシートを倒すことでラゲッジルーム(荷室)を拡大することができ、ラゲッジルームの容量はリヤシートを倒さない場合は500Lですが、シートを全て倒した場合は1,500Lにまで拡張されます。

しかし、リヤシートはリクライニングすることはできず、あくまで前面に倒してラゲッジルームを広げることしかできません。それでもリヤシートを全て倒した場合、旅行やゴルフなどの際の大きな荷物でも余裕をもって載せることができます。

そして、リヤシートの真ん中のアームレスト部分だけを倒すことで、リヤシートに2人乗りながら地理竿やスノーボードの板など長くてかさばる物でも簡単に積載することが可能です。

またラゲッジルームには載せた荷物が倒れたりしないように、荷物を安定させられる調節式のバーが付いているので安心して荷物を載せることができます。

最後にみていくのは、リヤシートに取り付けられた充実した装備です。

4;2:4の分割可倒式で自由自在にシートアレンジできると分かったポルシェ 初代マカンのリヤシートですが、他にはどんな装備が取り付けられているのでしょうか。

まずリヤシート中央に装備されているアームレストです。

先ほど述べたようにアームレストは単体で倒すことで、釣竿などの長くてかさばる物を収納でき、先端にはカップホルダーが付いているので長距離のドライブでも快適に過ごすことができます。

そしてアームレストは肘おきとしても高さがちょうどよく、アームレストを出した際には下にスペースができるのでティッシュなどを収納することもできます。

2つ目はドアの内側についているポケットです。

意外とこのポケットが便利で、斜めになっているので紙コップなどは置くことはできませんが、ペットボトルでもすっぽり入るので、ドリンクホルダーとしても利用できますし、袋を敷くことでごみ箱としても使用することが可能です。

最後はセンターコンソールの後端に付いている独立式のエアコンスイッチとUSBソケットです。

フロントシートとは別で空調を調節でき、USBソケットは長時間のドライブにはうれしい携帯電話の充電もできるので、ますます快適なドライブを楽しむことができます。

ポルシェ 初代マカンのリヤシートはスポーツカーの良さを保ちつつも、多彩なシートアレンジや、独立式エアコンスイッチなど使い勝手がよく魅力的な装備が搭載されていることがわかりました。

しかし初代マカンにはまだまだ魅力的な点や装備がありますので気になった方はぜひ、お近くのポルシェ販売店へ足を運んでみてください。

※ 2021年2月現在