ポルシェ 初代マカンの4つのグレードを徹底比較!おすすめは「Turbo」!?

ポルシェ 初代マカン

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ポルシェ 初代マカン(ABA-J1H1/DBA-95BCTL/ABA-J1H2/ABA-95BCTM型)は、最高級の走りができるスポーツカーSUVとなっており、乗る人を爽快に楽しませてくれるクルマです。グレードは4つに分けられており、走行性能や、装備のアクセントでの差があるので、どのような違いがあるのかをご紹介します。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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ポルシェ 初代マカン Macan【価格:737万円】
ポルシェ 初代マカン S【価格:901万円】
ポルシェ 初代マカン GTS【価格:1,062万円】
ポルシェ 初代マカン Turbo【価格:1,252万円】

ポルシェ 初代マカン Macan【価格:737万円】

「Macan」はエントリーモデルとなっており、トランスミッションにはPDK(7速ポルシェ ドッペルクップルング)が採用されています。

エンジンは2.0L 4気筒ターボチャージャー付エンジンが搭載され、最高出力が180kW(245PS)/5,000~6,750rpmで、最大トルクが370Nm/1,600~4,500rpmを発生します。最高速度は225km/hとなっており、0~100km/h加速は6.7秒となっています。

エクステリアでは、エアインテーク一体化フロントエンドや、マットシルバー仕上げのツインエグゾーストテールパイプに、ラバブラックのサイドブレードが装備されています。そしてヘッドライトやターンシグナル、ポジションライトにテールライトがLED仕様となっています。
インテリアでは、オーディオシステムには10.9インチタッチスクリーンディスプレイが採用されており、ブラックのインテリアトリムに、フロントシート(前席)は8way電動シートとなっています。

安全性能においては、車線逸脱警報機能のレーンデパーチャーウォーニングに、レーンキープアシスト、アダプティブクルーズコントロールや、レーンチェンジアシストのほかにも、駐車時のサポートとしてパークアシストやサラウンドビューシステムといった充実な装備がされています。

価格は全グレードでもっとも安価な737万円に設定されています。

ポルシェ 初代マカン S【価格:901万円】

「S」は 「Macan」の上位モデルとなっており、エンジンは3.0L V型6気筒ターボエンジンが搭載され、最高出力が260kW(354PS)/5,400~6,400rpmで、最大トルクが480Nm/1,360~4,800rpmを発生します。最高速度は254km/hとなっており、0~100km/h加速は5.3秒となっています。
エクステリアでは、大きな変化はありませんがフロントブレーキがチタンカラーの6ピストンモノブロックキャリパーに変更されています。インテリアにおいてもモデルロゴ入りのアルミフロントドアシルガードが装備されているだけとなっています。

価格は901万円となっており、「Macan」よりも164万円高く設定されています。

ポルシェ 初代マカン GTS【価格:1,062万円】

「GTS」は 特に特徴を持ったモデルで、2.9L V型6気筒ツインターボエンジンが搭載され、最高出力が280kW(380PS)/5,200~6,700rpmで、最大トルクが520Nm/1,750~5,000rpmを発生します。最高速度は261km/hとなっており、0~100km/h加速は4.9秒となっています。

エクステリアでは、フロントエプロンに大型のエアインテークが組み込まれ、エアブレードと合わせてマットブラックで仕上げてあり、サイドブレードはハイグロスGTSロゴ付きのマットブラックになります。

そのほかにも、ウィンドウトリムや、テールパイプもハイグロスブラック仕上げになり、リアのポルシェロゴやモデル名がマットブラック仕上げになったりと多数の変化があります。ヘッドライトはPDLS(ポルシェ ダイナミック ライト システム)付きとなり、テールライトと共にティンテッド仕様になっています。
足回りでは専用デザインの20インチホイールが装着され、ブレーキキャリパーが レッドになり、ホイールセンターキャップも装備されています。さらに、電子制御ダンパーシステムのPASMが搭載され、車高が15mm低く設定されています。

インテリアでは、シートがヘッドレストにGTSロゴのついた8way電動GTSスポーツシートへと変更され、リアシート(後席)は40:20:40の分割可倒式となります。

GTSレザーインテリアパッケージや、ブラックブラッシュドアルミニウムインテリアパッケージといった変更があり、シートセンターや、コンソールリッド、ドアアームレストはアルカンターラ仕様となっています。

価格は1,062万円となっており、「S」よりも161万円高く設定されています。

ポルシェ 初代マカン Turbo【価格:1,252万円】

「Turbo」はもっともパワーを持ったモデルとなっており、エンジンは最高出力が324kW(440PS)/5,700~6,600rpmで、最大トルクが550Nm/1,800~5,600rpmを発生します。最高速度は270km/hとなっており、0~100km/h加速は4.5秒となっています。

装備においては、「GTS」に近く、エクステリアでは、フロントエプロンをはじめ、ドアミラーやリアエプロンがボディーカラーと同色になり、ルーフスポイラーは専用のダブルウイングデザインとなっています。
足回りでは、 ホワイトに塗装されたブレーキキャリパーのPSCB(ポルシェ サーフェス コーテッド ブレーキ)が標準装備されており、ホイールには専用の20インチホイールが装着されています。

インテリアでは、18way電動アダプティブスポーツシートや、ヒーター付GTスポーツステアリングホイールが採用され、ルーフライニング素材がアルカンターラ仕様となるほか、音響面ではBOSEサラウンドサウンドシステムが採用されています。

価格は1,252万円で、「GTS」よりも190万円高く設定されており、もっとも高価となっています。
ポルシェ 初代マカンは、グレードが上がるごとに走行性能が上がっていきます。エントリーモデルでも、充分な安全性能が搭載されていますし、走行性能も他のSUVと比べるとこれ以上ないくらいの能力を持ち合わせていますが、とことん走りを追求したい方や、専用装備に魅力を感じている方は、最上位モデル「Turbo」を検討するといいでしょう。

※ 2021年2月現在

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